船原館のお食事
前回、温泉編まで
船原温泉 船原館 宿泊記②たち湯でカラダ浮かせてリラックス・空気に触れない生温泉編【静岡】朝夕食ともにお食事処 四郎衛門庵でいただきます。
入り口わきのこちらの囲炉裏で、夕食時にはお宿の方がコツコツ焼き作業中。
夕食 このあたりの猪登場
掘りごたつになった囲炉裏ばたでお食事開始。ベーシックな山のお狩り場焼きプランです。時間が経ってしまってあまり覚えてない部分もありますが…。お隣さんとの間にパーティションあるので写真もとりやすい。
最初のセッティング 前菜とお漬物と食前酒。お狩場焼用の薬味も並んでます。手前の角皿にお狩場焼の焼き物が一品ずつ運ばれてくるスタイル。
春らしい色合い
あれっ、えっとー
あれれっ、あまり覚えてません。ごめんなさい。豚の角煮だった、かな?
合間に一品ずつお狩場焼、しっかり出来上がった状態でやってきます。そば団子、里芋。
茄子・ピーマンの味噌田楽、黒米の焼き餅
鮎の塩焼き
ところでお狩場焼きって?以下HPから。
古、源頼朝公がここ船原峠で源氏再興を志し、狩りを催しました。
獲物を野火で焼き、酒を酌み交わしながら仲間たちと案を練ったと伝えられます。
これが郷土料理「お狩場焼き」誕生秘話
なんだか頼朝がタイムリー。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の追っかけのようですが違います。たまたまですヨ。
そうこうしているうちに出来上がったしし鍋がやってきます。しし肉、ボリュームたっぷり。こってり甘辛醤油ベースです。
囲炉裏は結局このしし鍋を温めるくらいにしか使われないのだけど、雰囲気、演出です。雰囲気だいじ。希望すれば自分で焼くのも可能なようですが、絶対焼いてもらった方が美味しいハズ。世話するの面倒…。
フロントのホワイトボードに産地が記載してありました。このあたりの山駆け回ってた猪!食べちゃうよ。
しし鍋食べると欲する白飯。お味噌汁・ご飯とともに鰹節・生わさびもやってきます。醤油ちょっとかけて白飯にのっけてわさびごはんにしていただきます。美味!
最後にデザートいただいてごちそうさまでした。
朝食
前日と同じ囲炉裏端でいただきます。たしか8時、8時半から選択できたような。朝のたち湯を楽しんだ後、8時半スタートでお願いしました。最初のセッティング、焼き魚はアジの干物、伊豆だもの。イカの塩辛、かまぼこ、わさび漬け、だし巻き卵。
ぐつぐつ火にかけてるのは湯豆腐。
温かい大根とがんもの煮物
ほかほかご飯とあさりのお味噌汁
白飯はお櫃出しではありませんが、もちろんおかわり可です。
感想 ぬるめのお湯が心地よいあったかお宿
決して新しいお宿ではありませんが、ぜいたくにかけ流される温泉、とくにたち湯の気持ちよさは堪りません♪。ぬるめのお湯を満喫できたお宿でした。伊豆はどこもお魚尽くしのことが多いけれど、それとは一線を画した特色ある夕食・お狩場焼も他のお宿と異なった方向性で新鮮かもしれません。
あつ湯好き、キラキラ高級嗜好の人にはおすすめしませんが、かけ流しファンの期待は裏切らない温泉宿です。
めずらしい温泉療法WATSUを導入しているというご主人、もしかしてとても個性派なのかなあと構えていたら(勝手な思い込みです、スミマセン)予想外に温和な、マスク越しにもにこやかな方でした。女将さんも佇まいの美しい上品な雰囲気の方で、お二方の醸し出す雰囲気のまま、とても居心地の良いお宿です。
しし鍋の時期以外はわさび鍋が楽しめるとか。たち湯の露天、わさび鍋をめざして再訪せねば。〈宿泊2022年3月〉