プラチナ温泉 源泉かけ流し・消毒・循環なし
前回、客室・お食事まで
白金温泉 大雪山白金観光ホテル 宿泊記①客室・お食事編【北海道】1950年に美瑛町が掘り当てた温泉。「この湯は地底から沸いたプラチナ(白金)ともいうべき尊いもの…」と言ったのをもとに命名されたという。
温泉は男・女大浴場・露天の一か所のみ。夜間に掃除ののち、深夜24時から入れ替えになります。この館内図の温泉マップが正確そのもの。「湯の華」と記載してある場所が最初に女湯→深夜から男湯に。
大型温泉宿だけど消毒なし、加温・加水なしの源泉かけ流しが楽しめるのはうれしいところ。露天風呂は深夜入浴不可ですが、他は夜間も入浴可。チェックアウトぎりぎりの9時半まで楽しめます。
大浴場①
まずは上図の「湯の華」の方の浴室へ。本館と比べると改装したのか新しい感じがします。脱衣所も明るく広め。
内湯
日中から深夜入れ替え時まではこちらが女湯。洗い場15カ所ほどとたっぷりとってある。手前の小さい湯船が高温(5%の加水で加温)、奥の大きい湯船が中温浴槽で源泉かけ流し。中温浴槽でも十分な熱さで40~41度ほどで心地よい。
5%加水とちゃんと表示してあるのがうれしい。
ぷくぷく下の方から湧いたお湯がこの両側の湯口から絶え間なく注がれていく。湯口は赤褐色の泥状の湯花でべったり。金属っぽくもあり、ちょっと塩味もするお湯。
少し茶色く濁ったお湯、底には赤茶色の湯の華が沈殿しています。
あふれたお湯はオーバーフローで掛捨て。
天井は吹き付けむき出しで風情なしだけど広い浴室、日中~夜間までこちらが女湯になっているのが有り難い。女性の方が洗い場を使う時間が圧倒的長いので混雑回避に有効的、よく考えてあるなあという感じ。大箱宿ですし団体さんがいる時にはなおさらでしょう。
露天風呂
大浴場からの扉を開けると露天風呂。一部分に天蓋がついています。高温槽と中温槽の二つにわかれてるけど、高温槽が熱すぎて入れず。まあ、中温槽で十分なんですけどね。
湯口まわりは析出してぶつぶつ、トゲトゲ。岩の上はぬるっと感が強く滑りやすい。
富良野石、日高石などふんだんに350トン使用した岩風呂。昭和61年にできたらしい。
でも、やっぱり内湯の方がいいかな。
大浴場②
内湯
日中は男湯→深夜から朝にかけて女湯になります。細長い浴室、洗い場も少な目で6~7カ所。浴槽も大浴場①よりは小さめ。手前が高温浴槽、奥が源泉かけ流しの中温槽。
露天風呂
内湯の扉をあけると露天風呂。もう一つの露天風呂と同じく高温槽・中温槽に分かれていますが、ほとんど同じ温度だったような…。露天風呂は大浴場①よりもこちらの方が若干広い印象です。
温泉分析表から (令和元年9月)
源泉名:白金温泉 白金20号井
泉質:ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(低張性中性高温泉)
源泉:51.7℃
pH:7.0
湧出量:記載なし 動力揚湯
溶存物質5.056g/kg、成分総計5.149g/kg
感想 かけ流しの温泉はいい
昭和香る大箱温泉。古さは否めないけど、スタッフ(なぜかほぼ男性)はみな感じもよく接客は好印象。風情は全くない浴室ですが、大浴場のお湯は源泉100%かけ流しで間違いありません。観光地の温泉らしく、早朝出立の方が多いようで朝風呂はとっても空いておりました、独泉。
お食事はクチコミ通りであれれな感じ漂いますので、あまり高い宿泊費で滞在すると不満が生じそう。あくまで個人的な感想ですが15,000円/人以上だと高いなあといったところです。〈宿泊2021年7月〉