ロストバゲージとスーツケース破損・海外旅行保険

命にかかわるトラブルは幸い今まで一度もありません。が、プチトラブルなら何度か。とくに荷物、バゲッジクレームbaggage claimに立ち寄るトラブルです。

スーツケース

ロストバゲージ:過去に三度 たまたま遅延ですみました

①1998年マレーシア旅行復路 :クアラルンプール(キャセイパシフィック航空)⇒香港⇒成田

CXを利用。開港まもない香港空港。標識なども間に合っておらず未完成、手書き?紙?、などの案内が掲示してあるカオスな状態。旅行会社のパッケージだったので、事前にロスバケしやすいよ、というアナウンスがあり、往路は手荷物で機内持ち込み。帰りは大丈夫かな?と預けたらロスバゲに。「次の到着予定の最終便に乗って来るかもよ?」と言われ、お茶代のバウチャーを頂いて空港で待機。残念ながら、荷物は乗ってきませんでした。翌日の成田便で運ばれた荷物は帰国日+2日目に我が家に無事宅配。

②2003年スペイン旅行往路:成田⇒ロンドンヒースロー⇒マドリッド(イベリア航空)⇒セビリア

NRT(BA)⇒LHR(BA)⇒MAD(IB)⇒SVQ 2度の乗り換えのある行程。時間的に無理な乗り換えではなく、待ち時間が長くてつらかった往路。最終目的地に到着したのはほぼ日付が変わるころ。疲れ果てたところでくるくる回るターンテーブルの前にたたずみ、曇った頭で荷物がないことに気が付きます。カウンターで手続き。「君の鞄はマドリッドにあるから、明日の便に乗せてくる。明日ホテルに届けるよ」とのこと。その時は初日・二日目とセビリアに連泊だったのが幸いしました。翌日午後、観光からホテルに戻ると、ちゃんとスーツケースが届いてました。

交渉すれば、最低限のものを用意するだけの費用を出してくれると知ったのはこの後ですので、このときは特に補償はなし。

③2005年ベルギー旅行復路:ブリュッセル⇒ロンドンヒースロー(日本航空)⇒成田

BRU(BA)⇒LHR(JL)⇒NRT 成田に到着、荷物は到着せず。翌日の便で成田に到着⇒その後、宅配便で配達。帰国日+2日目に自宅へ到着。

ロストバゲージ やっておくべき準備・対策

今まで三度も荷物消えたなーと思いつつも、もう10年以上もロスバゲに会わず。幸い、いずれのバッグも紛失せずに所在が明らかだったし、鍵がこじ開けられたりもしなかったので助かりました。でも、荷物バーコードも外れてしまえばホントにロストしてしまいますので要注意。

過去の経験から乗り継ぎがあるときには手荷物に化粧品類・一泊分の下着類はいれておくことにしています。とくに往路。そうやって準備しておくと大丈夫な気がする、なんとなく。

上記三回も、特に乗り継ぎ時間に無理があったわけではないけれど、乗り継ぎには余裕をもって、場合によってはあえて一本遅らせて予定をたてるのが重要。最低乗り継ぎ時間MCTは荷物の乗り継ぎまで保証しているわけではないし、飛行機の遅延なんてざらなので。

重要:ロスバゲの可能性も考えよ。とくに乗り換え時。

①手荷物に最低限必要なもの・着替えをいれる

②バッグを開けられても恥ずかしくないようにパッキング(税関を通すために鍵を預けることになります)

③バッグには目印・タグを付けておく。航空会社のつけた荷物タグ・バーコードは外れてしまうこともある。

④預け入れ荷物の写真を撮っておくとなおいい。紛失時に航空会社職員に詳細を説明する必要があるので。

⑤余裕をもった乗り継ぎチケットを手配

⑥バゲッジクレームタグ(チェックイン時に渡される荷物番号記した半券)をなくさないように

 

おまけ:職場のお土産はスーツケースに入れない方がよい。ロスバゲした時に手ぶらで出勤というさぶーい事態になる。

「ロスバゲを避けるために、乗り継ぎ箇所で一度荷物を受け取る」という方も時に見かけます。が、おすすめしません。なぜなら、海外空港での荷物受け取りはターンテーブルに出てくるのが遅いことが多い。ほんとに遅い。何をたらたらやっているのかと思うくらい遅い。1時間待たされたことあります、実話。

なのでよほど長時間の乗り継ぎ時間があるとき以外は、この手はおすすめしません。出入国にも無駄な時間がかかりますので。

スーツケースも壊れます:航空会社によって荷物破損の対応も異なる

スーツケースは軽いことが重要。個人旅行はすべて自力で移動・運搬する必要があるので少しでも軽い方が自分自身の負担軽減になります。リモワのような高級品は使わず。だいたい2万円前後のそこそこ安定してそうなものを使います。壊れたり紛失することを考えるとそのぐらいがちょうどいい、気楽です。

①2010年モロッコ:成田(大韓航空)⇒ソウル(エミレーツ航空)⇒ドバイ⇒カサブランカ

カサブランカ受け取り時、スーツケース本体に亀裂。エミレーツ航空が証明書を発行。日本帰国後に手続き。一律の修理費用を補償するのが当時のエミレーツ方式らしく、メール・書類を何度か往復して振り込んでもらい終了。8,000円を補償として受け取る。個人でやりとりして第一ボデーさんで修理してもらう。送料込みで9,450円。

②2011年クロアチア:ロンドンガトウィック(英国航空)⇒ドブロブニク

モロッコで壊れた場所と異なる部分に亀裂。英国航空から証明書。帰国後、航空会社指定会社へ修理に出すが、修理ほぼ不可(修理すると高くつくらしい)、にて代替品を代わりにもらう。代替品は結構チープなスーツケースだけど、まあ使えるうちは使いましょう。

③2017年オーストリア:成田(日本航空)⇒フランクフルト(オーストリア航空)⇒インスブルック

スーツケースに亀裂。オーストリア航空の証明もらいます。が、しかしです。このときオーストリア航空は日本直行便から撤退。日本でどこに連絡するのがよいのでしょうか。フランクフルトまでのJALに相談する?ルフトハンザ航空が親会社だからそっち?迷った挙句、面倒になりもらった証明書を添付して旅行保険を利用しました。損保会社指定の山澤工房に送ったところ修理不能。古いスーツケースだったので経年劣化分を差し引いた数千円を頂きました。破損したスーツケースはそのまま先方で処分お願いする。

荷物破損は仕方がないけど、航空会社によって対応もまちまちです。荷物破損発見後の書類をもらう手続きは時間もかかり厄介。が、その場で申告する必要があるので、

重要:

①荷物を受け取ったら破損がないかすぐチェック ⇒税関を抜ける前に、必ずその場で証明書をもらう

②キャスターなど、航空会社の免責もあり ⇒旅行保険に入っておこう、できれば免責のないもの

「航空会社は免責で荷物破損の補償をしない」といった口コミを時々見かけます。正確には”免責で保証しない部位もある”といったところでしょうか。疲れて一刻も早く帰りたいところですが、荷物を受け取ったら確認作業を怠らずにやりましょう。

これからの旅でトラブルがありませんように。

11/3追記 9月キャセイパシフィック航空利用時に四度目スーツケース破損。でもちゃんと修理まで完結。

キャセイ バゲージクレーム書類スーツケース破損 Cathay Pacific航空の対応・修理

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