ペルージュ 石畳と石壁の美しい集落【フランス15】

Pérouges リヨンから電車でアクセス

リヨンに到着した日、市内を簡単に巡ったら、午後からペルージュをめざすことに。

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『フランスで最も美しい村』の一つ、ペルージュ、リヨンから電車で30分+徒歩15分で行かれる。タクシーを使わずに行かれるなんて。村・町好きとしては行かずにはいられません。地球の歩き方に解説はあるものの地図はない。Google mapを頼りに行ってみた。

15:12リヨン・パールデュー駅出発 片道8.1EURO。

15:43メクシミュー・ペルージュ駅 Gare de Meximieux-Pérouges到着

Pérouges 駅

駅から村までのアクセス 二か所の入口

駅舎を背にして、左手の路をすすむ。

Pérouges駅からの路

左側にカルフールを見ながら

カルフール

サークル型交差点をぬけて直進、緩やかに左カーブしていく。大きい道にぶつかったら右折。

Pérougesへの路

案内板現れて、間違えていないこと確認。さらに進むと村の入口へ

Pérouges 案内板

 

村への入口① この車両禁止未舗装道路を上がると

Pérougesへの入口

下門 Porte d’en Basに到着。ここから村内へ。

ペルージュ 下門

下地図の目的地が下門 Porte d’en Bas

村への入り口② チェーンのついた未舗装道路に入らずに、さらに交通量の多い道路をすすむと右手上方にPérougesの街並みが見えてくる。のでもう迷うことはない。その町並みをみながら右折。右折してもとの来た道をみたところ(↓)。

Pérouges

歩道のある道をぐんぐん上ると左側に観光案内所。

Pérouges 観光案内所

観光案内所の前の路をのぼっていくとこちらの上門 Porte d’en Haut に到達する。

Pérouges

入り口①のチェーンを張った道路を無視して、村をぐるっと回って北上すると地図上の目的地:観光案内所。

もちろん、小さな村なのでいずれから入っても、簡単に村巡りできるけど、まずは観光案内所によって地図をもらい、さらには日本語のリーフレット(有料、たしか50セントくらい)を購入することおすすめ・必須。村の建物を解説を読みながら見て回ることができる。要はそのリーフレットがないと全く説明がない。各戸に説明文がついているわけではないので、”古い村だな~”で終わってしまうのでもったいない。というわけでまずは観光案内所へGo。

この観光案内所の場所を考えても、この村を訪れる人のほとんどは車利用ということなのでしょう。駅から村までの行程の大部分はスピードを出す車がガンガン走る道路だけど、一応歩道は整備されていた。

ペルージュ 中世の町並み

ペルージュ、ペルージャ、いやっ、どっちだっけ?と毎度思うこの地名。きっとカタカナにするほどの違いは大してないのだろうけど、ペルージャPerugiaは中田英寿で有名になったイタリアの地名だから、ここはペルージュ。と思ったらペルージャから来た一団により築かれた町と言われているらしい。そりゃあ紛らわしいわけだ。

1468年のドーフィネ公国との戦い以降、1601年フランス領となり手工業・織物業で繁栄。19世紀になり衰退。一時は住民が数名にまで減ってしまったペルージュ。その後1911年に復元が開始され、町の保全・観光化がすすんで今の状態に。まあ、わかります。日本の白川郷だって観光地としては見栄えがするけど、暮らしやすいかって言われたら別でしょうから。

上門の上部には村のシンボル ドラゴン

ペルージュ 上門

上門と一体化する城塞教会。教会の左側の壁が城塞になっている興味深い造り。

城塞教会

中世の町並みとはよく言ったもので、丸みを帯びた石を敷き詰めた道が続く。修復は何度もしているんだろうけど、この車も走りずらそうな石畳の風情がなんともいえない。にゃんこ先生お出迎え。歩きやすい靴で行きましょう。

ペルージュ

特に訪れた夕方にはすでに観光客もほとんどおらず、さびれた感じと言い勝手に中世の気分で村の中をめぐる。

ペルージュ

ペルージュ

ペルージュ

下門

ペルージュ 下門

門の上にはドラゴンの紋章、そして1468年の包囲攻撃に勝利した時の碑文。

ペルージュ 下門

下門をでてみると周囲が比較的見渡せる。周囲の平野やビュジェBugeyの山々を見渡せる。山の手前にビュジェ原発、4基見える。結構都会にあるのね・・リヨンから40kmも離れていない。東京から取手くらいの距離。

ビュジェ原発

斜面で飼われている羊たち。

下門 そばの羊

ペルージュ

町の中心、菩提樹広場。1792年に植えられた菩提樹が保護されている。

ペルージュ 菩提樹広場

広場に面したレストラン。

ペルージュ

テラスにはトウモロコシが吊るしてある

ペルージュ

日時計、近年復元されたもの。右下隅はペルージュの紋章、左下隅の青い紋章はドンブ地方のもの。

ペルージュ

村のガレット店。 町の名前を冠したガレット Galette pérougenne 、一切れ€1.5。1912年からこの宿屋Ostellerieのスぺシャリテだそうだ。ということは町の復興が始まったころからのお店・ガレットということ。

ガレット店

早速食べ歩き。卵やバターたっぷりの生地に、表面に溶けかけたグラニュー糖がのっていて、味はバターたっぷりの薄いフレンチトースト。香ばしくて美味しい。

ガレット

ペルージュの遠景

こういった小さい村は是非遠景を見てみたい。といっても徒歩なので限りがあるのだけれど。観光案内所で聞いたおすすめポイント、駅への帰り道でちょっと遠回りすればいかれそうなのでチャレンジしてみる。

こんなところに日本人ぽつーん、という野っぱらの間の道をすすむと、なんとか遠景一望ポイントに。

ペルージュ

ペルージュ 遠景

なんとかこのくらいが限界。遠景をしっかり見納め。小さく素朴で、でも魅力のあるペルージュ。来た甲斐がありました。大満足。

18:16 メキシミュー・ペルージュ駅発の電車にのってリヨンへ戻ります。

明日はリヨン市内観光。

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