海上自衛隊呉史料館:てつのくじら館 本物だとは思わなかった~
呉湾艦船めぐりを終えたらさあ、つぎへ
呉湾艦船めぐり~艦船名はわからないけど楽しめる【広島・呉⑦】11:42 呉駅の南側、に出るとすぐ目に入るくじら、というか潜水艦、ただの飾りかと思いきや実際に活躍していた退役潜水艦。入館するまで知らなかった。
れっきした海上自衛隊の史料館。なんと入館料無料。写真撮影もOK。
掃海艇や潜水艦を学ぶ
2階の展示室では掃海や機雷について学んで賢くなったつもりになる。
3階では潜水艦にの歴史や艦内の生活について学習。
戦後、太平洋戦争中にはミンゴとして活躍したガトー級潜水艦が、海自発足後1955年にアメリカから貸し出されたのがくろしお。最初はレンタルだったのか…、1970年まで活躍。
艦船証書なるものにも「貸与されたもの」と明記してある。
潜水艦の食事、金曜日の昼食はカレー!航海中の潜水艦の食事は一日4食、艦船乗組員の中では一番食費がかかるんだとか。一階のカフェから艦内にたちこめるカレーの香りもあいまってカレーが一層食べたくなってまうのは罠だろうか。
潜水艦の寝室や潜望鏡を見た後ですっかり気分は潜水艦の達人。同3階から「てつのくじら」の入口へ。
くじらの正体『潜水艦あきしお』の中を見学できる
この史料館の目印、目玉の『てつのくじら』の正式名は『潜水艦あきしお』。昭和60年(1985年)から平成16年(2004年)まで働き任務を終えた全長76mの本物の潜水艦。中に入って見学できるなんてうれしい。船や潜水艦、乗り物の見学ってワクワクするのはなんでだろう、船旅には特にあこがれもしないのに。
さあ艦内へ
狭く暗い艦内の通路、太っていては勤務できない。
お決まりの狭い寝床スペース、士官寝室。三段ベッド。
魚雷搭載口はこんな感じ
発令所には当然計器がたくさん、狭い室内をぐるっと囲んでいる。
係の方が照明を赤色灯に変えてくれる。こんな環境に長くいたくない~。
潜望鏡も実際に触ってのぞくことができる、すっかり気分は『Uボート』、ふっ、古い? 今ではこの光学式ではなくてデジタル式が主流なのだそう。高額な潜望鏡の金額を教えてくれたのにすっかり忘れてしまった。
艦内をあとにして出口から見上げると艦橋の潜望鏡やアンテナがよく見える。中で触っている最中なので潜望鏡の先端がくるくると回転して動くのが間近で確認できて興味深い。
カレーを求めてさまよう 駅膳にてせきりゅうカレー
入館した時からカレーの香りが充満する建物。これは最後にカレーで決まりだねえ、なんて思っていたのに見学後に一階のカフェに出向いたらなんと売り切れ。あきしおカレー850円(数量限定)が食べられるようなので目指す場合は早めにGo! 自衛隊関連のお土産、グッズも販売あり。
駅地下のマリンビルのお店をのぞいてみるもかなりの順番待ち。バスの時間があるので早々に諦める。
12:50 バス乗り場の近く駅の一階にある店舗:駅膳へ。潜水艦せきりゅうカレー、名前の由来赤龍にちなんだ旗もたっている。サラダ・プチデザート付き1,000円(税込)。
呉海自カレーは30店舗くらいのリストがある。海上自衛隊呉基地に所属する各艦艇の味を忠実に実現しとのことなので、食べ歩きしても楽しめそう。そのためのシールもトレイに載っている。
呉からバスで広島空港へ
13:20 駅前のロータリーから出発する広島空港行きリムジンバス。片道1,370円、交通系IC可。時間通りに出発。
14:18 所要約1時間、予定通りに広島空港に到着。お土産買って飛行機へ乗り込む。乗車率40%前後というところ(補助席のぞいて)
半日の呉観光だったが予想以上に盛りだくさん、海軍・海自まみれの最終日半日だったけど満足。広島・呉旅行終了。