六合(くに)尻焼温泉 星ヶ岡山荘 (旧 関晴館)
草津に近い中之条町、四万温泉以外にも魅力的な温泉がいくつもあります。そのうちの一つ尻焼(しりやき)温泉にやっと行くことができました。『河原の中の底からお湯が沸き出してお尻が焼かれる様な感じ』から尻焼と名付けられているそう。
北関東にこんな美しい白砂渓谷があるとは…渓谷沿いを車ですすみやっと到達する山深い地域、中之条町の六合(くに)地区にある温泉郷の一つです。野反湖にも近い(といってもここから車で20分ほどかかる)山奥といっても間違いではないことは足を運んでみればわかるはず。
当日は車で向いました。建物前に駐車するとすぐに中からスタッフが出て来て荷物運びを手伝ってくれます。そうです、そっち系の心配りのお宿。
外観は少し古めかしい、一昔前のお宿風情。でも内部はしっかりと改装されています。
【住所】群馬県吾妻郡中之条町入山1539
【TEL】0279-95-5121
ホテル光山荘、白根の見える丘、そしてこちらの星ヶ岡山荘の3施設のみからなる温泉郷、もちろん温泉街のような遊興施設や店舗は皆無、山に囲まれた自然豊かな環境がウリです。
お茶菓子、というかまさにお着き菓子は客室ではなくてチェックイン時にロビーで頂きます。ふっくらほくほくとした花豆です、りっぱ!
ドリンクはグラスビール・コーヒー・お茶から選べて運転で疲れたツレはもちろんビール。
秘湯を守る会にも入っていた関晴館別館が閉館したのち、草津ホテルが買取りリニューアル。2017年に再開したというこちらのお宿、味のあるロゴは鶴ちゃんこと片岡鶴太郎氏の書によるもの。「飛びます飛びます」のひょうきんな族員からすっかり遠い所へいってしまった。最近でもコントやることあるのかなあ。
チェックインが済んだら、ぴっかぴかに磨かれた長い廊下をすすんで客室へ。
二階には5部屋客室があり。エレベーターはないので階段避けたい方は一階客室をおすすめします。大浴場もお食事処も一階ですのでするっと平行移動できます。
客室 2階10帖渓流側ベッドルーム 長沢笹側を眺めて
一階の渓流側和室を予約(2名宿泊で16,500円/人+入湯税)しましたが、当日空きがあるとのことで二階渓流側和室へアップグレードして頂きました、感謝。宿のHPから予約するとチェックアウト会計時に一人当たり1,000円値引きしてくれます。
期せずして宿泊した客室『山吹』、畳敷きの和室(畳の部分は8畳かな)にシングルベッド二台、窓側には座り心地のよいチェアがおいてあります。広縁のように区切られておらず和室にそのままチェアがどん。広々としていいのですが畳がボロボロにならないか心配に…ああ、庶民。真夏も安心のエアコン完備。寝心地のよいベッドでした。
入って右側にはテレビや冷蔵庫、金庫、ポットなど。押入れだったスペースを改造、有効利用です。
和室の手前、踏み込みには洗面台とウォシュレットトイレ。
ゆかたは引き出しの中に大・中・小の二枚づつ完備されているのがありがたい。
窓の外はすぐ渓流、長笹沢川。青々とした新緑が目に入ります。結構な水量が流れる川で、窓を閉め切ってもゴーゴーと常に音を立てるほど、決してせせらぎではありません。前日も当日も降雨があったせいなのかはわかりませんが、音が気になるような方は中庭側の客室の方がいいかもしれません。
温泉タオルはシンプルな星ヶ岡山荘のロゴ刺しゅう入り。
鍵は二つ、これで心おきなく温泉三昧ができます。さあ、いつでも別行動可能です。
館内図 左下に玄関、グルーっとまわって一番奥に大浴場。
客室内ではWifiしっかりでインターネットもサクサクでした。
ラウンジスペース
玄関近くのラウンジスペースあり。ただし眺望はよくありません。一角には自由に利用できるドリンク類(コーヒー等)あり。紙コップ利用で自室に持ち帰れるのもうれしいところ。
大浴場の前にもチェアや麦茶を置いたフリースペース、ゆったりできます。ドリンクの自販機もあり。
浴衣やタオルは交換自由 作務衣がありがたい
一階廊下には浴衣、タオルの替えも置いてあります。自由に交換できるのがうれしい。
作務衣の用意があるのもありがたい、アンチ浴衣派にも安心です。
さあ、温泉へ
尻焼温泉 星ヶ岡山荘 宿泊記②ドバドバかけ流し温泉へ【群馬】