ディングル半島へ
day4 ディングル半島Dingle Peninsula周遊、結構楽しみにしてました。ああ、どんな景色が楽しめるんだろうって。本当は半島のどこかで一泊したかったけど、翌日予定しているスケリッグ・マイケルに予定を合わせるとどうにもムリ。というわけで今日は半島を一周したうえで、ケリー周遊道も1/3~1/2ほど進まなくてはいけないという過酷な行程。
前日まで
Castlemorris House, Tralee 宿泊記・感想【アイルランド19】
海辺の風景を楽しんで~ファハモア港 Fahamore harbour
10:15トラリーTraleeのB&B Catlemoriss house 出発。今日もうれしいことに天気良好。このまま好天がもちますように。ディングルの案内版に従い、まずはコナーパスConnor passの方へ。ワイルド・アトランティックウェイを示す波々マークもちゃんとついてます。
途中、右折して浜辺の方をめざしてみる。ファハモア港 へ到着
港では犬がお散歩中、気温も上昇し暑いのは犬も同じようで、時折水浴びをしていた。
これから行くコナーパスの方をみてみると、厚い雲が。降られませんように。
コナーパスへ ペドラーズレークPedler’s lakeへ立ち寄る
コナーパスを通って半島の南側、ディングル・タウンを目指します。少しのぼると森林限界でもないのに木がほとんど生えていないエリアへ到達。標高300~400mくらいの場所。
12:30 到着したこちらの駐車場、みなさん車をとめてこの岩場をのぼっていく。Google map にはLoughdoonと記載してある場所。
ペドラーズレーク Pedler’s lake の説明書き。登ってみることに。当日は乾いた岩だったけど、降雨後だとちょっとすべりそうな感じ。
少しのぼるとさらに視界が広がり、今登ってきたくねくね道路(↓右下)もよく見える。小さい湖が散在している。
さらにのぼると岩場の奥にぽっかりと湖、山に半周囲まれたぺドラーズ・レークへ到着。氷河が作った窪地にできた湖。背後の斜面から一帯が氷におおわれていた、とされる場所。
水に入ることもできるみたいだけど、この日はみんな眺めるだけ。斜面のキラキラした部分は氷雪ではなく岩の反射。
けがしないように岩をおりたら、峠へむけてドライブ。ただ、ここから先一車線で細い道になるので、大型車・バスは通れません。
交通量は少ないけど、すれ違う時は待避所で待つ必要がある。木で覆われておらず見通しはわりといい道路なのでそれほど走りづらくはない。
13:05 やっと到着 峠の駐車場。駐車場奥の丘に登ってみる。
半島の南北両側見渡せて気持ちがいい眺め。低い雲が影を作りながら早いスピードで駆け抜けていく。
14:00 丘を降りたら駐車場の移動アイスクリーム屋さんでソフトクリーム、一息ついたらディングルの町へ向けて出発するもすでにこんな時間。ちょっとここで時間をとりすぎました。
ディングル・タウン ヒトがいっぱい
14:15 ディングル・タウンへやっと到着。なんとかみつけた港の駐車場の空きスペースに車を停めてぶらぶら休憩。ディングル港はイルカツアーも出ていて観光の拠点といったところ。観光バスも多い。
お昼時もとっくに過ぎた時間だけど、観光客多くどこのお店も大繁盛。天気がよくて暑いのもあり、有名なアイス店 マーフィーズMuphy’s も長蛇の列であきらめる。
空き地に露店を発見。
こちらDingle Ahoy!のFish&Chipsで小腹満たし。
Fish&Chips €9.5。やはり値段の分だけあってボリューム満点。間違っても二人分頼んではいけない。かなりの量、そしてカロリー…
スレア・ヘッド・ドライブ ~ビーハイブ・ハットへ
15:05 半島の西側、スレアヘッドドライブSlea Head Driveをドライブ開始。ここからは時計回りに回るべし。ドライブ途中所々、美しい景観を楽しみたくなるが駐車場はほとんど海側、それもあって時計回りがおすすめ。
美しい白浜のCeann Tra Beach に立ち寄り。水に入ってる人はまだいない。
個人の敷地感あふれる、こちらのビーハイブ・ハットBeehive huts に立ち寄る。
敷地の入口で入場料支払う、モチ現金、たぶん€3くらい(あいまい)。蜂の巣のような形に石だけを積み上げた小屋。なぜ石かというと沢山あったから。確かにこのあたりには木材になりそうな木が生えていません。
屋根の部分が残存しているものと抜け落ちているものがある。
立ち寄ったこちらのBeehive hutsのほかに、さらに半島を西へ進んだところにも別の敷地のhutsがありました。
スリア岬 Slea Head
スリア岬にたたずむ真っ白な十字架
ディングルの端っこ、ダンモアヘッドDunmore headの方を眺めます。快晴、雲なし。まさかアイルランドでこんな好天に恵まれるとは。
ダンモア・ヘッド Dunmore Head
16:30 ダンモア・ヘッドの駐車場到着。ここまでで82km。寄り道ばかりでなかなかすすみません。
丘の向こう側、アイルランドの端っこを目指して進んでみる
門の横には€1の入場料箱。ちゃんと入れたら自分で扉を開閉して入ります。スターウォーズの印、「最後のジェダイ」で使われた場所。
その先の石塀には超えやすいようにステップが作ってある
丘を越えるとすばらしい景色が開ける。グレート・ブラスケット島Great Brasket Island はじめとするブラスケット諸島の島々が目に入る。花々の先をさらにくだっていくとアイルランドの最西端に到着できるのだが、先に歩いているヒトが見え(写真にも写っているが)、その小ささにやめておくことにする。そもそも寄り道をしずぎて時間が足りないこともある。このぎらぎらの明るさで17:00。意識していないと勘違いしてしまうほどの昼間の長さ。ずっと眺めていたいけどそうもいかない。
ダンモア・ヘッドの頂きに立つDovniaと名付けられた巨石。傾いているのだ。
スリーシスターズ~ガララス礼拝堂 Gallarus Oratory
ダンモア・ヘッドを満喫したらドライブ続行。
Clogher Head 近くの駐車場からシビル・ヘッドSybil HeadやスリーシスターズThree systersを眺める。スケリッグ・マイケルでルークが隠遁していたhutのセットが設営されたのがこのシビル・ヘッド。
17:45ガララス礼拝堂 Gallarus Oratory
こちらの建物で入場料を支払う、現金。ビジターセンターで映像も見られるとのことだったけど、省略。
敷地の芝にそって数分歩くと現れるスタイルのよい石づくりの礼拝堂、約1300年前に建造。
礼拝堂を見終えたら周遊路を戻ってディングルの町中へ。夕方のディングル・タウンは昼間と違って車も人も少なくすいている。明日のスケリッグ・マイケルは現金支払いだったことに気が付いて、あわててATMを探して下ろす。ちゃんと船がでるのかは、今日のB&Bに到着してみないとわからないけど、とりあえず必要な分は手元に用意しておく。ガソリンスタンドにはたいていATMを併設していて有り難い。
インチビーチInch Beachに立ち寄りケリー周遊路へ
19:40 インチビーチ立ち寄る。 車で乗り入れることができるので沢山の轍が。でも砂浜を走るのはタイヤが埋まってしまいそうでやはりこわい。向こうにみえるのはアイヴァラ半島、これから向かうケリー周遊路の方面。
ディングル半島もこれでおしまい。見所満載、もっともっと寄りたいところがあったけどあっという間にタイムオーバー。ここから一路、バリンスケリッグ Ballinskelligs のB&B Tig an rinceへ。Cahirciveenのガススタンド=コンビニに一度立ち寄り、明日予定通りスケリッグ・マイケルに行かれたら(この時点では不明)必要になる朝昼食のパンを仕入れておく。B&Bに到着したのは21:30。本当はもう少し早く到着する予定でした。
ダンモアヘッドからTig an rinceまでは132kmの行程。一日で210km以上。夏の欧州は日が高いのでできてしまうのだが、観光しながらだとかなりハード、疲れる。やはりもうちょっと欲張らない行程をおすすめします。