国見温泉 石塚旅館 宿泊記 みどり・緑の湯!バスクリン??【岩手】

秋田空港から行かれる温泉

東北には行ってみたい温泉が潤沢、毎度どこへ行こうか迷ってしまう。秋田空港inを決めて地図を眺めると国見温泉発見。どこにしようか迷ったけど、日本秘湯を守る会のこちら石塚旅館に泊まることに。写真で見る「みどりの湯」につかってみたい!でも写真のお宿がとても古そうな感じで不安も若干あり…

黒豆ソフトクリーム~田沢湖に立ちよる

秋田空港でレンタカーをかり、まずは田沢湖を目指すことに。途中「道の駅協和」で黒豆ソフトクリーム290円。ほんのり豆の風味。ご当地ソフトがあると外せません。

小魚も泳ぐ、澄んだ水をたたえる田沢湖に到着。たつこ像の背後には駒ケ岳がそびえます。

田沢湖 たつこ像

ぐるっと湖を周回して田沢湖の東岸へ。賑わいをみせる湖水浴場、でも混雑はしていません。水もきれいだし暑いから気持ちいいよねえ。

田沢湖 湖水浴場

乳頭温泉方向へ少しのぼって田沢湖を眺めたら再度下って国見温泉をめざします。

国見温泉 石塚旅館

冬季は閉鎖されるこちらの温泉、営業期間5月中旬~11月初旬の6か月間のみ。

【住所】岩手県岩手郡雫石町橋場国見温泉

国見温泉 石塚旅館

HPには、「電話番号でナビを合わせると冬場の事務所に案内されるので注意」と記載されているので要注意。レンタカーのカーナビを施設名から『国見温泉 石塚旅館』で合わせて走行しているつもりが、温泉にのぼっていく道への案内板が途中で急に出現し通り過ぎてしまい焦ります。危うく冬場の事務所に設定していたことに気づき戻ることに。あぶないあぶない。

国見温泉に近づいていくと、硫黄臭がプーンっと。この道で間違いない!二名で予約、二食付きで10,000円/人(税・入湯税別)

入り口には今日の温泉温度データなども。ふむふむ、小浴場の方が熱いのね。階段周りには山情報などいろいろ。

国見温泉 石塚旅館 

客室 クーラーなし

客室は6畳和室。クーラーはありません。当日は全国猛暑、もちろん岩手も暑いけど、到着時の夕方には窓を開けていれば過ごせるほどの気温。さすが標高860m地点、朝夕の涼しさはやはり市街地とは違います。スマホの電波は入らないけれどテレビはあります、地上波のみ。

国見温泉 石塚旅館

お茶菓子は「岩手さん」と「岩手の誉」、ともにクリームサンドした美味しいお菓子。

国見温泉 石塚旅館

トイレと小さい洗面所のあるお部屋。

国見温泉 石塚旅館 客室洗面

東側の比較的新しい棟に宿泊、HPで見る外観から想像していたよりもうんときれいな客室(ごめんなさい)、しっかりお手入れしてあります。

夜もクーラーなしで過ごせる快適さ。ただ、網戸をしめているのに室内の照明にどこからともなく集まってくる虫、虫に困ったのは確か。どう対処したらよいものか、早々に電気を消して、寝よということでしょう。おやすみなさい。

バスクリンカラーの温泉

大きく分けて温泉は二か所。大浴場の「薬師の湯」小浴場と続く露天風呂

大浴場 薬師の湯 正面が女性、右奥青いのれんが男性用

泉質:含硫黄-ナトリウムー炭酸水素塩(低張性中性高温湯)
200L/min
49℃
pH 7.0

石塚旅館 薬師の湯

(女湯)広々浴槽、シャワーつきの洗い場も5~6個あり。少し濁りを帯びたエメラルドグリーンというかバスクリンにそっくりカラーの緑色、期待通りの温泉に出会えてうれしい。ジャバジャバと贅沢に温泉がかけ流ししてあります。この浴槽、広くてほんとにのんびりできます。硫黄成分濃いので硫化ガス対策でしょう、常に窓開けしてあります。

石塚旅館 薬師の湯

湯の花が凄いです。底にも壁にも。ちょっと触るだけで白い花がパーッと咲くほど。

女性小浴場と女性露天風呂
のれんの向こうに男女別の小浴場、女性の小浴場の先には露天風呂があります。

国見温泉 石塚旅館

まずは女性小浴場、洗い場は一つだけ、小さいけれど梁が高いので圧迫感はあまりなし。壁の上部で男性小浴場とつながっています。当日は45℃、ちょっと長くはつかれない。

国見温泉 石塚旅館 小浴場

浴槽のへりも床も析出物でデコボコ。

国見温泉 石塚旅館 小浴場

続く女性専用露天風呂、しっかり囲いがしてあります。こちら43℃でまずまず。

石塚旅館 露天風呂

表面に浮く湯の花。

国見温泉 石塚旅館 

混浴露天風呂
小浴場への入口手前に別途外へ通じる扉アリ、そこから混浴露天風呂へ行かれる(男性は小浴場の先から直接出られる造りだが、裸で数メートル歩くことになる)。簡単な脱衣所の傍に広々露天風呂 丸見え感強しなので女性の入浴は勇気がいるかと。

石塚旅館 露天風呂

建物裏手の混浴露天風呂の近く、川?に流れ込む温泉でこんなに変色、析出。ほんとに濃い硫黄泉。これ、温泉でなかったら環境団体が大声をあげてしまいそうなぎょっとする色です。温泉藻っていうんでしょうか。

国見温泉 石塚旅館

お食事 食堂で一斉にスタート

一階の食堂で一斉に頂きます。夕食18時、朝食7時半から、食事の準備ができるとスピーカーから放送が流れて全員集合です。合宿か林間学校の気分。アルコールもちゃんとありますが、温泉あるあるの秘湯ビール・地ビールは見当たりません。

石塚旅館 食堂

夕食 土鍋の中は豚とお野菜の蒸し焼き。

国見温泉 石塚旅館 夕食

朝食 蓋つきの器の中は湯豆腐・温泉卵

石塚旅館 朝食

お食事も食器も素朴で田舎の宿、山の中の宿といった感じで風情あるのがまたよし。つやつやのごはん(お米)が美味しかった。

ちなみに、山中なのに素泊まりのプランがあったりするけど食事どうするのかなあ、なんて思ったら、宿の中にちゃんと冷蔵庫やレンジがありました。登山のための早朝出発にも便利そう。

石塚旅館

秋田駒ケ岳 登山口 おにぎり持って登山

石塚旅館から少し坂を上るとすぐに森山旅館。その手前右手に登山口あり。矢印に従い進むと案内板に到達。

秋田駒ケ岳 国見温泉ルート 登山口

念のため携行用食品は準備していたけど、朝から登山用に梅入りおにぎり二個握ってもらうことができ(税抜き320円)、受け取ってから出発。

感想:たっぷり湯量かけ流し、満足間違いなし

写真で見た通りのエメラルドグリーン、というか濃厚バスクリン色の美しい硫黄分たっぷりのお湯。日帰り入浴時間締め切りまでに戻れば入浴OKとの優しいお言葉に甘えて、登山後無料でお湯につからせてもらいました。また、宿泊客室もそれほど多くない様子で、宿泊中の入浴時はいつもほぼ浴室独占だったのもうれしいところ。とくに最近、混雑温泉が多くてため息ついていたので温泉堪能して大満足。宿の古さに感じていた不安も完全に払拭できる素晴らしい温泉でした。

ちなみに宿泊客が少ないのもあったけど、近年珍しく外人旅行客が全くいない宿でした。ちょっとハードル高そうだものね、ここに泊まるの。

恒例の日本秘湯を守る会のちょうちんは、入口でなく薬師の湯の手前、屋内に鎮座しておりました。

国見温泉 石塚旅館

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