川古温泉かわふるおんせん 浜屋旅館
三国街道、猿ヶ京温泉にも近いけど猿ヶ京とはまた別の温泉郷の川古温泉、赤谷川沿いに佇む一軒宿のぬる湯にひかれて宿泊してみました。
右手前、白い車が駐車してある場所が入り口。川に沿って横長のつくりです。手前の建物が現役の宿泊棟・新館。奥の小さい三階建ての建物が旧館、おそらく以前の湯治棟、現在は使われておらず、なんとなく廃墟感あり。
【住所】群馬県利根郡みなかみ町相俣2577
【TEL】0278-66-0888
アクセス 上毛高原駅からバスを利用→送迎車
上毛高原駅から猿ヶ京行きのバスに乗ること20分ほど、国道17号沿いの休石バス停で下車、ローソンが目印です。予めお願いしておいたので、宿の送迎バンに来てもらい浜屋旅館へむかいます。17号の分岐からは6kmもあるのでお迎え必須です。本日むかう浜屋旅館のほかには、浜屋旅館と源泉を同じにする広河原温泉だけ。ぽつんと一軒宿ならぬ二軒宿といったところ。
上毛高原ー猿ヶ京のバスは8便/日ほど。わりと計画は立てやすいかと思います。
ちなみに帰路は10時半旅館出発、必ず座りたいのでバスの始発、猿ヶ京温泉バス停まで送ってもらいました。
客室 和室ツイン
客室名にはこのあたりの山の名称や植物も。
宿泊したのは3階『三国』和室10畳＋広縁。畳敷きの和室だけどツインベッドの客室。ベッドがよかったわけではなく、たまたま空いていたのがこのベッドの部屋だったので。広縁にはテーブルと椅子のコタツセット。足腰が悪くて畳がつらいヒトにも優しいベッド＆椅子の客室です。二名宿泊 朝･夕二食付きで13,000円/人（税・サ込）＋入湯税。
冬場なので眼前の山肌は寒々しいハダカ状態、でも緑の季節は美しそうだなあと期待してしまう眺望のよさでした。赤谷川に面した客室の窓からは川・河原が一望。窓を閉めきっていても川の音が聞こえてきますがうるさいこともなくちょうどよいヒーリングサウンド程度。窓辺から上流の方を見ると、最も奥に混浴露天風呂の屋根、手前には各脱衣所から屋根が繋がっています。
踏み込みに洗面、奥にウォシュレットトイレ。空の冷蔵庫もちゃんとあります。
鍵が一つ。んーっ、温泉タイムが各々違うので困ったなあ、と当初思ったものの、実際には混浴露天風呂に長くつかることになったので、上がる時間もさほど変わらず、お互い確認できたのであまり困りませんでした。でも、可能なら二つ下さい、とお願いしたい。
客室は清潔、水回りも清潔で浴衣・シーツも問題なかったのだが、唯一困ったのが半纏。冬も終わりに近づいた時期のためかなんだか匂う。と思っていたら袖の部分から知らないマスクが出て来てしまい、ドン引き、マイナスです。毎回洗うものではないかもしれないけれど、もう少し気配り、ほしいところ。
お茶菓子はいろいろ。メインは『はなあわせ』、花豆あんをはさんだソフトなお菓子。そのほかにも柿ピーやらちょこやら。おばあちゃんちのよう。
夕食 熊肉鍋や岩魚の塩焼き
温泉の前にまずはお食事編を。
食事は朝・夕ともに1階のガラス張りお食事処で。夕食は18時半スタートを指定されましたが、すでに食事開始している方もいたので、余裕があれば選択できるのかもしれません。
炊き合わせ、蕗の煮もの、自家製生ハムがのったサラダ、ニジマスのお造り
卓上で火をつける味噌仕立ての熊肉鍋、熊肉はすでに火が入った状態でした。くさみもなく美味しい。
イワナの塩焼き。焼きたてで配膳してもらえる。ふわふわで厚くて美味しいイワナ。
山菜やお野菜の天ぷら
白飯とお吸い物、水菓子にオレンジを頂いて終了です。
朝食
朝食は8時スタート
卵料理は茶碗蒸し。朝からの茶碗蒸しはうれしい。夕食に登場しても満腹で食べられないことが多いので。ヨーグルトや納豆も並びます。
真ん中はイワナ。旅館の少し手前に生簀あり養殖イワナをそこで放っているらしい。新鮮だから頂けるコリコリのたたき。
舞茸のバター焼きに火をかけて
ほどよい量の朝食でした。もちろん朝食後にも入浴です。
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