足摺岬でジョン万次郎と亀と:岩本寺~四万十市へ【高知2】

四万十町到着

本日の行程:高知空港~四万十町・岩本寺~四万十市をぬけて足摺岬へ[泊 足摺パシフィックホテル]

高知龍馬空港高知は長くて広いぜよ 旅程・準備そして初上陸【高知1】

安全運転でやっとたどり着いた高知自動車道の四万十町中央の出口。有料区間だったり無料区間だったりよくわからない(ナビが古かったせいもある)けど、なんとか四万十町まで到着。でもまだ今日の行程の半分ちょっとしか終わってない。ひーっ。

第三十七番札所 岩本寺

四万十町の第三十七番札所 藤井山五智院 岩本寺。早速お参りに。

この果物屋さんを見てテンションがあがったのは言うまでもない。いつも頂く土佐文旦の郷だもの。店頭に並ぶ季節の文旦、不知火、文旦・・買って帰れないのが残念。

岩本寺

岩本寺

本堂。内部見上げると、カラフルな現代風の格天井画。こんなに多彩多様なのもめずらしい。

岩本寺 本堂

大師堂にもきちんとお参り

岩本寺 大師堂

次の三十八番札所のある足摺岬まで85km、これから車で移動予定、見込み2時間。徒歩で移動するお遍路さん、三泊四日はかかるそうだ。八十八カ所巡りの中でも最長カ所。最難関カ所だろうか。

片坂バイパス(四万十町西I.C.-黒潮拳ノ川I.C.)開通!~道の駅なぶら

四万十町からはずっと下道だーなんて思ってたら、突然現る緑の看板。こんなところに自動車専用道路あるの??

なんと片坂バイパス(四万十町西I.C.-黒潮拳ノ川I.C.)が開通している。ほとんどの車が自動車専用道へ入っていく。でもナビ(古い)には全くのっておらず、Google mapにも反映されておらず。四万十市方面という案内があるものの、四万十市方面に行くのだが本当に使っていいものか…と迷うこと数分、調べたところ11月に開通したことがわかり安心してI.C.に入り、おかげで快適ドライブとなった。Google mapって数ヶ月経っても反映されていないとは意外、もっと盤石ツールかと思ってた。

途中、道の駅なぶらにて休憩。鰹がカラダを張ってアピール。ここにもまた文旦がごろごろいっぱい。

道の駅 なぶら

おやつに鰹コロッケを頂いてみる。身を粉にしてはたらく鰹。

四万十市を通り過ぎ、以布利を抜けたら、足摺半島の東側にそって県道27号を南下していく。途中から樹木に囲まれた細い道が続く。すれ違うのも大変だyo.

県道27号

動物がぽっと出てきそうな木々に囲まれた道路。幸いここでは動物には遭遇せず。

おそらくここが第37番と第38番の札所をつなぐお遍路道。当日はこの道路を歩いているお遍路さんには出会わず。ただ、車でも走りずらい道、歩道もほとんどないし、なんだか歩くのにはとっても難所だなあというのが実感。車が今ほどなかった時代のほうが歩いて回りやすかったのか、それとももっと道が悪くて大変だったのだろうか。

足摺岬

やっと到着、土佐清水市の足摺岬。一回の休憩を入れて四万十町から2時間30分の道のり。すでに時刻は16時20分、頑張って岬の観光へ。こちらにお尻を向けてるヒトだれ?

足摺岬

ジョン万次郎こと中浜万次郎の銅像。太平洋の方を向いておられる。土佐清水市の代表格。足摺岬沖で漂流、その後アメリカの捕鯨船に救出された、って人生は今の時代でも数奇でもあり強運の持ち主。

中浜万次郎

早速展望台へ。四国最南端は遠かった。

足摺岬

右手を見ると台風がかすめたり上陸したりでよくニュースでも見聞きする足摺岬。白い足摺岬灯台が突端にそびえる。

足摺岬 灯台

展望台から左手をみると天狗の鼻、小さな東屋がみえる。

足摺岬

展望台脇に設置されたカメラ。この定点カメラで台風時の報道をするのだろうか。

足摺岬 カメラ

遊歩道をぬけて灯台の方へ。しっかりと整備されていてわかりやすい椿のトンネル。椿はほとんど散ったあと。

足摺岬 遊歩道

足摺岬灯台の周りをぐるっとまわる。無言で働く灯台。

足摺岬灯台

岬のそばに不穏な立て看板。太平洋といえど、たしかに火曜サスペンスのかおりも。借金だけが原因ではないがなぜかピンポイント。

足摺岬 看板

さらに、洞門をめざすと、亀石なるもの発見。昨年の猿岩も見事だったけど、この亀の完成度は高い。顔はカエルだけど、ちゃんと甲羅もしょってる。

亀石

説明によると「岬先端にある亀呼場から弘法大師が亀の背中に乗って、灯台の前の海中にある不動岩に渡っと言われている。この亀石はその亀呼場の方向に向かっている」とか。足摺岬には亀にまつわるものが多い。

この亀石を含めた弘法大師因縁の足摺七不思議というものを遊歩道周囲でたどれるようになっている。

白山洞門への分岐路、ここから下る。

白山洞門の案内板

ひたすら下る。階段を下っていくと鳥居。『鳥居をくぐって洞門の上には行かないでね、危ないから』の案内板。

鳥居を左手にして、その先をさらに下ると白山洞門へ到着。花崗岩洞門では日本一の大きさ。洞門に向かって太平洋の波がジャバーンと打ち寄せるのを間近でみられる。なんとなくハート型にも見えなくもない。洞門の上に目をやると木々に囲まれた小さい祠、白山本宮が鎮座している。

白山洞門

この日はここでタイムアウト。金剛福寺は明日参拝することにする。本日のお宿  足摺パシフィックホテルへ

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