足摺パシフィックホテル花椿 宿泊記 露天風呂から太平洋【高知3】

足摺パシフィックホテル花椿

高知旅行の一泊目。足摺に宿泊することに決定。足摺岬観光を終えたらこちらのホテルへ

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足摺岬周辺にはいくつか温泉宿があるのだけれど、なんとなく全体的にはさびれた、盛り上がりに欠ける雰囲気。高級ではない似たような価格帯の温泉宿がいくつかあって決め手に欠きます。これっ!といった決定打の無いときは、入ってみたい温泉、露天風呂があるところに泊まることにすることが多い。食事の写真よりは裏切られることが少ないので。

というわけで、太平洋に面した景色の良さそうな露天風呂のあるこちらのホテルに宿泊を決定。サザンの歌のようなこちらのホテル名。そうか、茅ヶ崎や湘南だけでなく、足摺が面しているのもパシフィックだった。

こちらの入口はホテルの三階。入るとすぐにフロント。

足摺パシフィックホテル

フロントをすぎると広々ロビーあり。一角にカフェスペース、セルフでコーヒー等いつでも楽しめるのがうれしい。

足摺パシフィックホテル カフェスペース

フロントからエレベーター・客室へ向かうには数段階段を下りる必要があり、バリアフリーではないので注意。

客室 ちょっと遠くに海の眺望

海側和室(バスなし・トイレ付)清水サバの造り+豚しゃぶプラン。二人朝・夕付きで一泊27,000円+入湯税。禁煙リクエスト。

足摺パシフィックホテル

客室の窓から

足摺パシフィックホテル 客室から

少し遠いけど海はちゃんと見えます。下に見える長い廊下がつながる右奥の別館が温泉棟。

足摺パシフィックホテル 客室から

お部屋に用意されたスティックのお茶とお茶菓子の青のりせんべい

洗面所:桶?小さいたらいのような浴槽が。江戸の棺桶?のような古めかしさ。入る気にはなりませんね。シャワーなし。

足摺パシフィックホテル 客室

温泉 露天風呂の眺めは期待通り

温泉棟はお部屋から見える別館。長ーい廊下を降りていくと別館に到着。男湯・女湯にわかれており、のれんをくぐります。大浴場は洗い場もたっぷり。

大浴場の一角に露天風呂へ向かう出入口がありますが、そこから結構な距離を裸・裸足で歩かないとイケないスタイル。冬は体が冷える、足もつめたい、しかも裸。女性風呂の露天風呂への入口にはバスタオルが用意してあるのだけれど、十分な量がなくすぐに在庫切れに。補充もされていない、ざんねん。こういったところ気が利くとうれしいんだけど。仕方なく一旦脱衣所に戻って、自分のバスタオルを持って来たりするはめに。

露天風呂はホテルのHPの写真の通り、太平洋を一望。

足摺パシフィックホテル 露天風呂

足摺パシフィックホテルHPから拝借

お湯は透明、少し塩素臭もします。かけ流しではない循環ろ過式でしょう、泉温23℃の冷鉱泉なので仕方ありません。ちなみに露天風呂には屋根はないので雨天時は雨よけるものなし。

入浴時間15時―23時、朝6時ー8時半 なのでチェックアウト(10時)前の入浴はできません。

分析表から(平成6年)
源泉名:あしずり温泉
泉温:23.1℃
泉質:単純弱放射能冷鉱泉(弱アルカリ性低張性冷鉱泉)
pH  8.2
ラドン含有量:16.3マッへ/kg

夕食 土佐清水サバのお造り・皿鉢料理

夕食はお食事処で頂く、清水サバのお造り+豚しゃぶ+皿鉢料理(さわちりょうり)

足摺パシフィックホテル 夕食

皿鉢料理。全部で九品。見栄えもするしおもしろい。

足摺パシフィックホテル 夕食

土佐清水サバのお造りが跳ねる船盛りが登場。ああ、おさかな好きな日本人でよかった。人生初の生のサバ、予想以上に美味しかった。こんなにも臭みがないものだとは。

足摺パシフィックホテル 夕食

豚しゃぶとカツオのたたき

釜炊魚飯 卓上で火をつけてシューシューふいて炊き上げ。刺身の切れ端のような魚片がゴロゴロ入っており、おこげも美味しく頂ける。

足摺パシフィックホテル 夕飯

夕食のボリュームは予想以上にたっぷり。食べきれないほど。

朝食 和定食

夕食と同じ場所で。卓上で火にかけるお味噌汁と、同じく目の前で焼くカマスの干物あり。和定食。夕食に比較してわりとシンプル。でも十分です。

足摺パシフィック 朝食

足摺三景 観音ウドへの遊歩道

温泉建物をさらに右奥へ進んだ方向に遊歩道。会館ってなに?この温泉棟はもともとなんですか?

足摺パシフィックホテル 遊歩道

崖っぷちに到達すると素晴らしい景色が展開。

足摺パシフィックホテル 遊歩道から

この洞窟をウドと呼ぶらしい。残念ながら足場が悪いためか下りの遊歩道はこのとき通行止めで、洞窟を間近でみることはできませんでした。でもこの絶景、見ておいて損はない。

足摺 観音ウド

感想 昭和感漂う宿

予想はしていたけど、それを上回る昭和のかほり。お部屋の入り口が低くて身長180㎝くらいあると頭をぶつけてしまうほど。改装してあり、廊下の壁・扉はきれいになってるけど、床のカーペットがしみだらけだったり。HPの写真が美しいだけに予想以上の古びた感・傷んだ感が物哀し気なホテルです。

スタッフの愛想が悪いわけではないし、夕食も温泉も面白いのに、快適に過ごしていってもらおうという雰囲気は残念ながら感じられません。ああ、もう少し何とかできそうなのにもったいない。場所柄、リピーターを期待してないのかなあという印象です。宿選びってホントに難しい。客の送り迎えや客室への案内もありませんでした。

館内にエレベーターはあるけれど、温泉棟まで長距離歩く必要があります。足腰の悪いヒト・ご高齢者には完全に向かない宿なのでその辺は気を付けて。

チェックアウトしたら金剛福寺・竜串の観光へ

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