奥小安峡大湯温泉 阿部旅館へ泊まってみよう
秋田県湯沢市、岩手・山形・宮城よりの秋田県なので秋田といえどもはじっこ。首都圏からも比較的近いほうの秋田だけれど、最寄り駅が微妙なもので今まで行く機会がありませんでした。地図を眺めていても湯沢の名の通りこのあたりは温泉だらけ、いつか行ってみたいなあという願いが叶い、気候のいい秋口に宿泊できました。
奥小安 大湯温泉 阿部旅館
【住所】秋田県湯沢市皆瀬小安奥山国有林34
【TEL】0183-47-5102
日本秘湯を守る会の提灯も掲げられた玄関、旅館後ろの斜面からは噴気や湯気がもくもくとあがります。
すぐに登れる裏山では粘土質がぐつぐつとする様子を間近にみられて楽しい。
玄関入ると右手にフロント、その上には阿部旅館を訪れた志村けんや原田龍二の写真。温泉俳優も来ましたか。そして、こちらのお宿はスリッパなし!ピカピカに磨かれた板張りの床に靴を脱いだらそのまま上がります。
朝夕少し冷える時期でしたが素足で歩く床がじんわりと温かい。地熱を利用だとか。もっと寒くなると温泉を熱交換した床暖房を使用するんだそうです。
入り口正面には湯沢ご当地の大きい木地山こけし、ぽちょんとした丸い目が愛らしい。夜にお会いしたくないこけしもよくいるけど、この子たちはとてもかわいい顔つき。暗闇でもまったく怖くない。
客室
女将さんについていき案内された客室は岩鏡、フロントの真上の角部屋です。二人宿泊で12,100円/人+入湯税150円。
一方はモクモクと蒸気を吐く斜面側、片一方は駐車場側に面しているので静寂。景観はありませんが、川の音などが気になる人には悪くないかもしれません。
踏み込みはあまり広くありませんが、小さい洗面台、その向かいにウォシュレットトイレ。テレビの下にはカメムシ対策のガムテープがスタンバイ。
カメムシがすでに網戸に張り付いてしまっており、しかも内側に。というわけでせっかくの角部屋なのに窓開けられず。幸い室内への侵入は一匹にとどまりました。
客室は清潔でカメムシも侵入しずらいほど建付けもしっかりしています。もっと鄙びた古い温泉旅館をイメージしていたのでいい意味で予想を裏切る居心地の良さ。決して広い客室ではありませんでしたが快適に過ごせます。エアコンも完備された客室、いつも心配になる暑い真夏でも安心です。
旅館名入り温泉タオルは紅白の色わけ、ツレと間違えないのですむので助かります。
お茶菓子は秋田の文字が刻まれたモロコシ。久しぶりにいただきましたが香ばしくて美味しいですねえ。
館内図はこちら。客室は花木の名称みたいです。静という花もあるのかしら。桂という客室がトイレなしだけど温泉やお食事処には近くて使い勝手よさそうです。
先述の通り、床はばっちり清掃されているものの、温泉宿でよくでてくるあの足袋靴下がありません。スリッパないので、できれば足袋がほしいところです。
ではでは温泉へ~♨
大湯温泉 阿部旅館 宿泊記②川沿い露天も内湯も満喫つるとろ温泉編【秋田・湯沢】