のがわやの温泉に入ってみよう
前回、客室まで
温泉津温泉 のがわや旅館 宿泊記①歴史ある世界遺産の温泉街へ~客室編【島根・大田】基本スタイルは 加温・加水・循環・消毒なしの源泉かけ流し。分析表には『湯温が下がった時は湯を加えている』と記載あったので時々加水といったところでしょう。
浴室は3カ所、岩風呂・石風呂・たぬきの湯。もともと男女の大浴場だった岩風呂・石風呂も家族貸切風呂としての運用なので計3カ所を貸切風呂として利用できます。一回利用50分まで。源泉はどこも同じ。
チェックイン時に予約。時間になったら内側から鍵をかけて利用、湯あみが終わったらフロントに電話。都度状態チェックされているようでした。
最後の入浴枠が22時台、朝はたしか6時台から。深夜は入浴できません。
岩風呂
階段を下りて一階に。
反対側には素敵なお庭。古いお宿ならでは。
先ほどののれんをくぐりまた数段のぼって岩風呂の脱衣所へ。
岩風呂、左の小さい浴槽が源泉槽、右の大きい湯舟が循環沸かし湯。このお宿で最も大きい浴室、一面がガラス張りで採光十分。女将さんが「明るい時間は岩風呂や石風呂がいいですよ」とお勧めしてくれたので早い時間にこちらに入れて正解。チェックイン時間が早めだったため、お風呂の予約が希望通りとりやすくラッキーでした。
湯殿の扉を開けた際は塩素臭が先ずぼわっと。えっ?なんで?と思うくらいのにおいですが循環沸かし湯の湯舟がかなり大きいのでその匂いがしてしまうのも仕方ありません。
お目当ての源泉風呂へ。
左奥の湯口からはとぼとぼと源泉ながれ、
手前の切れ目からかけ捨て状態。
岩の変色ぶりが味わい。
濁りの強いお湯。鉄味、塩、だしというか酸味も。湯口をさわると茶色の湯花が手に付着する。薬師湯でぷかぷか浮いていた赤茶色の湯花はこちらではみられず。
源泉の分配量がそれほど多くないのか湯口は相当しぼってありますが、その分湯温は40-41℃といったところでちょうどよい。
ガラス面の向こうに石壁と緑。気持ちいい。
洗い場・シャワーは4基。シャンプー類も三点セットで安心。
写真とるために循環湯にも足をいれたけど、興味ないのであまり覚えてません。「基本、見向きもしないねえ」とツレに笑われる。
石風呂
先の庭園をぐるっとまわると左にたぬきの湯、正面に石風呂。
扉を二つくぐって別棟になった石風呂の脱衣所へ。岩風呂よりは少し狭い。
石の湯舟、小さい源泉槽と沸かし湯。このガラス面の向こう側が我が客室ですね。岩風呂よりは小さいけど源泉槽の大きさは同じなので問題なし!
湯口からトボトボ…。ここの湯口が最もゴリゴリ系。
湯舟に湯の花の塊はほとんど浮いていないけど、湯口の下にはべったり。
たぬきの湯
元は唯一の貸切風呂だったたぬきの湯。脱衣所も他の湯に比べてこじんまり。
二人用ほどの木枠の湯舟。眺望がなく小さい湯屋だけど湯舟自体は他の源泉槽と同じくらいだと思います。
ご機嫌そうな湯上りたぬきの下からちょろちょろと流れるお湯
小さい湯屋だけどカラン2つ、シャワー1つちゃんとあり。
眺望がないので暗い時間がおすすめ。
温泉分析表から (平成26年1月)
源泉名 薬師湯
泉質 ナトリウム・カルシウムー塩化物温泉(低張性中性高温泉)
泉温 45.3℃
湧出量 ? (薬師湯分析表では自噴)
pH 記載なし (薬師湯分析表では6.3)
溶存物質 7.05g/kg 成分総計 7.53g/kg
次はお食事編へ~
温泉津温泉 のがわや旅館 宿泊記③美味しいお料理は空気も大切にしたい~お食事編【島根・大田】