ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町 に泊まってみよう
東京ホテルステイ、今回はめずらしく高級ジャンル(と思う)紀尾井町プリンスホテルに宿泊です。なぜそんな贅沢?って、毎度のマリオットのポイント消費を兼ねております。ハイ。
庶民なので地下鉄利用。猛暑の中、地上に出ることなくたどり着いた入り口はこちら、ホテルの正面玄関のロータリーでした。
こちらはまた違う出入口。
ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町
【住所】東京都千代田区紀尾井町1-2
【客室数】250室
えっと、ただの高層ビルなものでホテル全体像がいまいち。こちらの標識などいかがでしょうか。紀伊和歌山藩徳川家屋敷跡に立っております。なんとも墓標のような…
この辺りは歴史面でもウロウロすると面白いですよ。ただし、えらい人の官舎等が多いので警察官によく会います。
マリオットボンヴォイのプラチナ特典は?
予約したのは最も安い客室、70,000ポイントで予約。こちらのホテルではマリオットボンボイのプラチナ会員でもクラブラウンジ特典がありませんが、有料で利用可という情報もあるので電話をしてみることに。最近値上がりして2万以上…とどこかで目にしたので「二人で三万円以上ならクラブラウンジ不要」と固く決意して電話をしてみます。
電話口のお姉さんが爽やかに「24,000円/室でクラブフロアの客室に変更できます」。ああ、勝手に自分に課しておいた却下ラインクリア。クラブフロアに泊まれてしまうではありませんか。泊まるしかありません。
チェックイン時のプラチナ特典の案内では『箸・1,000ポイント・朝食』から選択可。朝食はクラブフロアなのですでに込み、というわけで1,000ポイント頂きました。でもどんな箸なのか見たかった気もする。
16時チェックアウトの希望も「もちろんでございます」と当日叶えてくれました。
客室 クラブデラックスツイン
まずは客室から。客室はクラブラウンジと同じ34階でした。
客室前の廊下はナチュラルトーンの落ち着いた雰囲気。
クラブデラックスツイン、42平米。
入り口側。ガラスばりのお風呂はワンタッチで目隠できます。
カーテンの開閉も照明もこのタッチパネルですべて完結。ホテル館内の説明やルームサービスはタブレット方式でした。いろいろと新しくて機能的。
洗面所はワンボウル。その奥にトイレ。
バスタブ
シャンプー類はBYREDOのお持ち帰り不可タイプ。
メイク落としやローション類はC.O.Bigelow。コスメ類に明るくないので初めて見ました。香りは強め。右はバスソルト2種。
ブラシ、かみそりなどの使い捨てアメニティは普通に用意されてますが、歯ブラシの柄が『木』っぽいんですよ。純粋な木材かはわかりませんが、なかなか感触が悪くて気持ち悪い。脱プラで仕方ないのかなあなんて諦めてましたが、プールのロッカーエリアに用意された歯ブラシは普通のプラスチック製でのけぞってしまった。だったら…。
お茶菓子は赤坂柿山のおかき。横に無料のミネラルウォーター二本おいてありました。
ティーバッグ類と有料ミニバー。コーヒーのカプセルは4個。
ティーバッグ展開してみる。
湯沸かしはどこ??なんて探したら壁のような扉の中に収納してありました。
スリッパは心地よいふかふか系。
引き出しの中には外国人に喜ばれそうな浴衣と、
前がはだけてしまう心配のないパジャマの両方あり。
でも、ターンダウンで用意してあったのは浴衣の方でした。浴衣推しのよう。
西向きの客室からは、すぐ下にニューオータニビュー。赤坂御所、その先に神宮球場の眺め。当日は球場の野球おまけ花火も小さく見えました。
日没のの一時だけ、富士山がちょこっと頭を見せてくれる。
ちなみに、小さい飛行機だけど正面に羽田空港の都心ルート。飛行機好きにはウレシイ。
シンプルで使いやすい客室。もちろん清潔感もばっちりです。ただ、客室自体は広くないので十分な広さを求めるヒトはランク上げた方がよさそうです。
クラブラウンジ
前後しますが、36階フロントで名前を告げると34階のクラブラウンジを案内されます。そのままラウンジでチェックイン。
それほど広くはない横長のラウンジ。テーブル自体は14卓ほど。
スイーツやオードブルが並ぶスペースも小ぶり。朝食は別会場で。
クラブラウンジの利用時間は9時ー22時。初めてなのでコロナ前との比較はできませんが、ほぼ平常通りに戻ったとのこと。
ティータイム 14:30ー16:30
ウェルカムドリンクを頂きながらチェックイン。ノンアルコールカクテルもしくはシャンパン。
スイーツやドリンクは完全セルフサービスで。
ケーキやマカロン
ポテトチップスやナッツなどの乾きもの。
ホテルのショートケーキはやっぱり美味しい。
マカロン、カヌレ、ショコラ。スイーツのクオリティは高い。
ワインやウィスキーといったアルコールは出されてないけど、冷蔵庫にはビール、日本酒あり。この中は常時変わらず。
窓からは南側、赤坂見附ビュー。真下に衆議院・参議院議長公邸、こんなに広いのね。議員宿舎や国会議事堂の頭もよく見えます。
みかん好きとしてはこの『飲むみかん』ジュースが美味しかった。
イブニングカクテル 17時ー19時
シャンパン・ウィスキーなどのアルコール類が出されます。アルコールはコメント不能、下戸なもので。
おつまみ、チーズ類
温かいお料理も野菜やなんと炭水化物までも。ラウンジで完結できます、あたくし。
19時以降は冷蔵庫のお飲み物+コーヒー類とスナック等になります。
クラブラウンジのドレスコードが『スマートカジュアル』。あー、面倒くさいなーと思ったあなた、お仲間です。どんな感じだろう?と迷うも半そで短パンの旅行者がガチャガチャいればきっと、たぶんテキトー感強いハズ。と期待。
結果、普通でOK。期待通り、短パンの超カジュアル外国人の存在も確認済み。怒られてませんっ。よしっ!!季節問わず彼らの短パン率は高い。
朝食 All-Day Dining OASIS GARDEN
ラウンジでの朝食提供はないので All-Day Dining OASIS GARDENでいただきます。
ハーフブッフェスタイル。写真では小さくてほとんど読めませんがエッグベネディクトやオムレツ等から選択。
オーダーしたらその間にブッフェを物色。
ドリンク類もいろいろ。楽しい。
意識高そうなドリンクもちゃんと美味しい。
大豆ミートのマリネなんかもあって、Vegan安心。
席に戻ったらオーダーしたお料理が到着。
ツレの頼んだカルーアポーク エッグベネディクト。季節限定Hawaiann fairにちなんだエッグベネディクト。
こちらはトリュフスクランブルエッグ エスプーマスタイル。おいしいふんわりトリュフソースにスクランブルエッグが埋まっている。美味しい!
洋物がメインだけど和食もちゃんとあり。今日はご飯の気分です。梅干しも立派。
果物いただいてごちそう様です。
入店時には半分ほどしか席が埋まっておらず、宿泊者少ないのかなあ、なんて思いましたが、9時20分に退席した際には15人ほどの待ち行列ができてました。
SPA & FITNESS KIOI 絶景プールもおすすめ♪
30階のSPA & FITNESS KIOI のプール、温浴施設を利用してみました。(写真はホテルHPから)
プールは全部で3レーン。「混雑時は手前のレーンは会員優先でお願いします」と説明ありましたが、たまたま貸切状態で他客ゼロ。プールサイドチェアの数はたしか8脚でした。
HPによると『宿泊者はプール・ジム利用は無料。温浴施設(ロッカー・バス・サウナ)はクラブフロア・グランドデラックス・スイートルーム以外の宿泊客は2,500円/人』とのこと。
クラブフロアだったのでバスも無料で利用しましたが、バスローブ羽織って移動すればいいのでプールのみ利用でも問題ありません。そもそもサウナや循環湯に興味がないヒトの、偏った意見になってしまいますが。
利用が満18歳以上に限られているので混雑しずらい点もgood。
眺めもいいし、ゆったりできるのでこちらのプールはおすすめです。宿泊したらぜひ!
期待以上の快適ステイ
宿泊した感想は「予想通りよい♪」の一言。
価格帯としてはおそらく2022年宿泊のリッツカールトン東京と同じくらいなのではないかと思いますが、こちらのホテルの方が快適感が格段に勝ります。ツレも同じ意見だったのですが、おそらく①ホテルの建物・施設自体が格段に新しい、②スタッフの接客 ③ラウンジの雰囲気 が紀尾井町プリンスの方がマッチしていたかと思います。重厚感というかゴージャス感求める方はリッツの方がおすすめです。
リッツの記事でも記載しましたが、リッツのラウンジ(2022年5月時)はセミオーダーかつ人手不足。しかも子連れが多くてファミレス状態。なわけで、子供の入場制限(ラウンジ17時まで、プールは18歳以上のみ)が厳しめの紀尾井町ホテルの方が、大人のみの自分たちにはピッタリ感がありました。高級ホテルおのぼりさんの一意見ですが。
クラブフロアに宿泊して、ラウンジもよかったと言っておいてなんですが、こちらのホテルは都心で建物下層に飲食店も多彩。次回宿泊時はクラブラウンジ付けなくても十分楽しめそうだなあ、という気がしています。マリオット東京のような辺鄙な場所にないので。ええ、また泊まりますよ、きっと。ポイント使って。〈宿泊2023年7月〉