世界は一人 観劇・感想|東京芸術劇場プレイハウス

世界は一人

松尾スズキ、松たか子、瑛太の出演する岩井秀人の作る音楽劇?

世界は一人

座席からの見え方 2階後方

池袋駅から地下で直結しており雨に濡れずに行かれる東京芸術劇場、便利。プレイハウスの2階利用は初めて。2階E列 上手側。2階はE列が最後列なので、プレイハウスの中で最も舞台に遠い席ということになる。傾斜もしっかり、座席も互い違いで舞台全体はよく見える、がもちろん演者はちっちゃい。オペラグラスで何とか顔・表情をみる。ミュージカルならともかく、演劇には厳しい席。

上演時間

2時間10分 休憩なし

の予定だけど実際にはカーテンコール2回(あっさり)入れて2時間16分くらい

あらすじ

寂れた田舎町の同級生三人(松尾スズキ・松たか子・瑛太)の人生。成功したり失敗したり家族ともめながら再会する物語。8歳時のオネショ騒動、罪をかぶせたり、かぶったり、に見える人間性と。

感想

おろおろした、挙動不審の松尾スズキ、は好みなので、その点では期待通り。ただ、正直いってどっぷりはのめりこめず。席が遠いせいかなあ。なんか遠い目で見てた。役者はいいのに。もっと良い席で観たら没頭できたのか?

休憩なしで約二時間、セットはパイプを組み立てたような骨組みが中央にあるだけで、それを回転させるのみ、暗転、舞台セット転換なく休みなくすすむストーリー。暗い切ないエピソード、暗い舞台、だけど時折控えめにくすくすと笑わせたり、共感させたり。

前野健太バンドが舞台右後方に陣取り、ナレーション、演奏、時々劇中演者としても参戦。バンドの近くに座る娘役の平田敦子と前方で繰り広げられる展開を傍観しているような設定は斬新。舞台上で時間と場所が混在しているような妙な感覚。

ミュージカルとは違い、基本は演劇、そこに劇中歌が時折はさまれる。松たか子らが歌ったり、前野健太が歌ったり。耳馴染みのいい曲がするっと違和感なく劇中に入り込む。

二時間をふりかえってみても、よくわからない部分、台詞…正直あるけれど、まあいい。松たか子の歌は相変わらずすばらしく、もっと歌ってくれるステージをみたいなあ、と思いながら劇場をあとにする。

【作・演出】岩井秀人
【チケット】S席 8,500円 (A席っていったいどこよ?と思わずにいられない)

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