白馬八方温泉しろうま荘 八方アルペンラインまで徒歩圏内
八方、唐松岳への登山の前泊に利用しました。せっかくなら温泉のある宿がいいなあ、と思い探したしろうま荘、到着したのは既に薄暗くなってくる時間帯、提灯の温かい灯りでお出迎えしてくれました。
【住所】長野県北安曇郡白馬村八方5004
【TEL】0261722121
客室 別館山の見えるお部屋
『山の見えるお部屋に泊まる』プラン 一泊2食つき、二名宿泊で12,100円/人+入湯税150円(→ここからGo to トラベル割引)。踏み込みからみると8畳のひろびろとした別館和室です。
お茶菓子はもちろん?雷鳥の里
右奥にソファスペースがあり、奥の窓から山がみえます。
客室からの眺望はこんな感じ。翌朝はよく晴れて、北アルプスの山が右奥にちらりと見えました。名称わかりませんが。この日最高に天気のよかった瞬間です。くっ…。
左の方に目線をうつすと小さいながら白馬のジャンプ台も。長野オリンピック『ふなきィ~、ふなきい~』の名場面の場所です。ほらほら、もうすでに雲がわいてきてる。登る前にやめて~、雲こないで~。
シンプル洗面とその奥にトイレ。
金庫、湯沸し、冷蔵庫あり。
当日はコロナ対策で自分でお布団を敷くプランを選べました。ええ、もちろん敷きますとも。ということで『しろうま荘わさびふりかけ』と『雷鳥の里』をご褒美にもらいました。
手ぬぐいタオルは『白馬八方温泉』のもの。しろうま荘ブランドではありませんでした。
清潔な客室、禁煙ルームなのにどこからともなくやって来るたばこの臭いが気になることがありました。というわけで以後は客室の換気扇、がんがんつけまくりです。全室禁煙のはずなのになぜだろうか…
少しとろみのある温泉
地下にある温泉、露天風呂なく内湯のみ。加水なし、加温・消毒あり。
写真↓は女湯、洗い場4つほどで決して広くはありませんので人の少ない時間を狙って入浴。湯船も3人がマックスかな。少しとろっとした温泉、美人の湯だそう。うっすら塩素臭がちょっとざんねん。もう少し塩素臭が少ないとうれしいけど…
無色透明のお湯ですが、温泉成分も析出しています。
温泉分析表(平成5年11月)
源泉名 白馬八方温泉1号2号3号源湯混合泉
泉質:アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)
源泉:52.4℃
pH:11.3
湧出量:記載なし(動力揚湯)
溶存物質160.6㎎/kg 成分総計160.6㎎/kg
夕食
朝・夕食ともに一階の食堂にて。写真に撮るのを忘れましたが、食事中に利用できるマスクハンガー?も用意してある気配り宿です。
炊き合わせ・そうめんかぼちゃ?だったかな。
豚しゃぶ・焼き魚
信州サーモン・かき揚げ
この『スマイル=ゼロ円』的なやさしい感じは悪くないです。ご当地ビール『白馬地ビール』もあり。
豪華なお食事ではないけれど、ひとつづつ丁寧に作られたほっこりする夕食、ごちそう様でした。
朝食
朝食は7時から開始可能、登山者にもうれしい早めのスタートができます。朝食会場見渡すと6~7割が登山の格好しているヒトたち。登山日だったので朝食抜きになるかな、と思っていましたが、当日は八方ゴンドラのスタートが8時~だったこともあり朝食をしっかり頂くことにしました。昨日ごほうびでもらったわさびふりかけも鎮座。
たまごを包んだほかほかのそば粉ガレットを持ってきてくれます。
感想 あたたかい雰囲気がうれしいお宿
とにかく雰囲気よし。若いご主人はもちろん、食堂で給仕を担当してくれたてきぱきとした若い女性スタッフ(若女将?聞きそびれました)の接客が気持ちよい。ほっこりする美味しいお食事とあわせて雰囲気のとてもよいお宿でした。おひとり様の宿泊客もお二人ほど、一人宿泊可なのもまたよし。
八方ゴンドラリフト アダム乗り場までは徒歩で10分弱程、登山のあいだ車を置かせてもらい、ゴンドラ乗り場まで歩いて往復しました。やる気のみなぎる朝はよかったけれど、登山後に10分歩くのはしんどい。なぜ車を置きっぱなしにしてしまったのだろう、と後悔したのは内緒ですが。そのアルペンラインチケットは宿でも購入可、正規運賃から200円引きの2,700円。券を引き換えることなくそのまま乗車口に並べるのでラクちん、混雑時なら特に使い勝手がいいはずなのでおすすめです。
決して大きくない宿ですが、建物はエレベーターなし。温泉は地下一階、別館は3階まであるのであまり歩きたくない、歩けないヒトは予め宿にお部屋の相談た方がいいかもしれません。〈2020年10月〉