磐梯桧原湖畔ホテル ばんだいひばらこはんホテル
裏磐梯当たりで沼巡り後の登山の前泊目的に探したお宿、桧原湖(ひばらこ)のもり上がっているエリアからは離れた静かな湖畔、比較的リーズナブルな方で温泉もあることから宿泊してみました。二階建て、横長のホテルです。周囲に飲食店の無いエリアなので素泊まり希望の方は要注意、ヒモジイこと間違いなしです。
磐梯桧原湖畔ホテル
【住所】福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字南黄連沢山1157-41
【TEL】0241-33-2341
客室 洋室から桧原湖と磐梯山
本館 洋室A(おすすめの眺望部屋)朝夕付き 2名利用で14,400円/人+入湯税(→ここからGo to travel 割引利用)。洋室でも和室でもどちらでもよかったのですが、眺望のあるお部屋でその日に最安だったのがこちらの客室でした。毎度『眺望の良いお部屋』の誘惑に勝てません…。
本館(新館)二階、シングル二つのツイン、窓辺にはソファセットも。広さ十分。
客室の窓からは桧原湖、その奥には磐梯山、翌朝には雲のとれた磐梯山が見えました。やっぱり眺望ありを選んで正解。
お茶菓子はこしひかり煎餅。そして、な、なんと喫煙可であったことを入室してから知るという…。でも消臭をしっかりしてあったのか、たばこ臭は気になりませんでした。今どき喫煙可の客室は火災のリスクも…ぶつぶつ。
客室のユニットバスは比較的広め。
金庫、冷蔵庫、湯沸しあり。ただ、鍵は一つのみで電源オンのために差し込み式だったのでちょっと不便だったのと、客室ではWi-fiつながらなかった(ロビーはつながる)のがマイナス点。
磐梯桧原湖畔温泉 眺望のよい大浴場
大浴場は男女一か所のみ、露天風呂はありません。湯船も大きく、ガラス張りで開放感あり、桧原湖がよく見えます。女風呂のほうが桧原湖寄りに位置しているため、浴室からの眺望は女風呂が勝るというめずらしいパターン。
洗い場も二面の壁に10個ほどあり十分。
無臭、ほぼ透明の温泉(冷鉱泉)は、加水、加消毒。無色透明無臭のお湯はどうしても塩素臭が強いことが多いのだけれど、こちらの温泉は塩素臭まったく気にならず快適に入浴、寒い日だったので温まった~。コロナ対策でサウナは中止、脱衣カゴも減らして密にならないように対策あり。お肌がすべすべになるアルカリの湯はするんとした触感。
敷地内から湧出した温泉に、泉質を和らげるため&適温にするために加温した山の湧水を加えているそうな。
温泉分析表から 〈平成26年12月〉
源泉名:磐梯檜桧原湖畔温泉
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉
泉源泉:16.7℃
pH:8.0
湧出量:19.2L 動力揚湯
ガラスケースに入っているのでうまくとれません
大浴場前にはロッカーと冷たいお水。コロナ対策で当日は日帰り温泉不可になってましたが、登山後に立ち寄るのもよさそうです。
夕食 馬刺し!
一階のレストランにて。他のお客さんとの間隔は十分にあけてありました。座席の埋まり具合からすると、そもそも予約しぼって宿泊客制限かけていた可能性大です。
お品書き 郷土食豊かなラインナップ
最初のセッティング 先付などなど
小鍋 ぐつぐつ火をかけて出来上がった牛鍋
向付 なんと桜刺し!会津の名物に馬刺しがありましたか。
焼物 鰆西京味噌焼き・鰊の山椒漬の二種。久しぶりに食べるニシン、これも会津名物なんですね。左手前に小椀 松茸のお吸い物
揚物 銀杏など
最後に果物(巨峰・柿)を頂きました。
朝食 和定食
スタート時間は7時半~、夕食と同じ会場にて。ただし案内されたテーブルは夕食とは異なりました。右上の黒いカップには飲むヨーグルト。この他に白飯・お味噌汁と同時にお粥も持ってきてくれました。
コーヒー類はセルフサービスで、かつ紙コップも用意してあり客室へ持っていかれます。
感想 眺めと温泉に満足
古いという口コミをどこかで見ていたのでそのつもりで覚悟して足を運びましたがいい意味で裏切られた良いホテルでした。もちろん最新ではないしオサレホテルではないけれど手入れはしてあり古ぼけた・汚さを感じさせません。レストランもフロントもスタッフの感じはよく好印象、裏磐梯の宿でおすすめできます。ただ、客室のWi-Fiはなんとか改善してほしいところ、がんばって。
建物に関して言うと、横長2階建ての館内にエレベーターなし。レストランは一階、大浴場は二階なのでどちらの階に宿泊しても階段の昇り降り必須、あまり歩きたくないヒトは宿泊客室位置を予め相談してみたほうがいいかも、です。
食堂の様子からも満室ではなかったようなので、大浴場も混雑することなく快適、湖畔の落ち着いたホテルということで一晩満喫できました。〈2020年11月〉