ドラック洞窟Cuevas del Drachへ チケット事前購入も可
前日まではこちら
Son Amoixa Vell at マヨルカ 宿泊・感想【スペイン15】Day4 チェックアウト後に東方向へ車を走らせ10分ほど、ポルト・クリストPorto Cristoのドラック洞窟Cuevas del Drachへ到着。マヨルカ島Majorcaの東海岸には洞窟がちらほら。有名どころだと、このドラック洞窟のほかにアルタの大洞窟Cuevas de Artà もあるのだが、両方行く時間はない。今回はより一般的なこちらにしておこう。
事前の調べでは、シーズン中は激混みなので事前予約必須とか。写真の陽射しはギラギラしているものの、すでにシーズンオフの10月上旬。早めに行っておけば大丈夫でしょう、ということで予約せずにチケット売り場へ。12時のチケット、35分前には余裕で購入できた。ただ、事前購入で値引きもあるようなので検討してもよいかも。チケット16ユーロ/人。
チケット売り場周辺にはカフェテリアなどの休憩所やお土産店もあるのでツアーまでの時間つぶしは可能。
中世には既にその存在を知られていたこちらの洞窟、1896年ころから探索されている。
洞窟入口で入場待ち
チケットオフィスから5分ほど離れた場所に洞窟入口あり。屋根も設置されて列を作って待つようになっている。日陰で待てるのはしあわせ。この先からは海も見えるロケーション。
入り口近くには『次回は12時』と明記してあるのでわかりやすい。入場する頃にはかなりの人数が列をなす。一回あたり200人以上は入りそう。館内はフラッシュなしで撮影可。
入り口でバーコードをピコピコ読ませて入場。ここから洞窟へもぐっていく。
内部はひたすらマイペースで歩くのみ。係員からの説明なども全くなし。あったとしてもあの人数のすべてが説明を聞くのは不可能なので仕方ない。
説明書きも一切なし。日本の洞窟にありがちな『マリア像』とか『千畳敷』とかといったこじつけ命名もなく、鍾乳石、鍾乳湖を眺めて歩いていく。ので写真撮って普通ペースで歩くといつの間にか先頭グループになってしまった(他のヒトがなぜか遅すぎるのだ)。観光用に整備されている部分、特に地底湖Lake Martelまではあまり長くない印象(全体で1,200メートル)、高低差があまりないためかもしれない。
Lake Martelに到達すると湖に面した場所に壇上のベンチが用意してあり、座るように促される。ここにきて「そういえば前の方に座った方がいいとか、端に座った方がいいとか、どこかで読んだけどああ忘れた」、という状態。なんとなく最も奥の方の前方に座る。うん、すぐそばにボートが用意してあるからここで間違いないはず。(←正解でした)
詳しくはドラック洞窟HPへ。一度洞窟全体図を見ておけばイメージしやすいかと。1から入場して7でベンチに座る。図の下の方にベンチが描かれており、その前にボート乗り場、なので最も奥の前列がベスポジ=すぐ乗れる。
洞窟地底湖コンサート 演奏艇がやってきて往復して去ってゆく
その後、ゆっくりぞろぞろとやって来た他の客が全員椅子に座ると、Lake Martelの奥の方から生演奏が開始、そのうち一隻の船がゆっくりと近づいてくるのが視界に入る。1935年から続く洞窟コンサート。船上で奏でる四重奏、地底湖の幻想的な雰囲気、音響で聞くと印象に残る。奥の方まで進むとまた戻ってきて去ってゆく。一往復して演奏終了、トータル10分ほど。
というわけで各自で観るスタイルなのに、最後の地底湖生演奏があるために一斉入場・一斉退出の形をとらざるえないこちらの洞窟。各自見学にして地底湖コンサートを省くといつでも見られてよさそうだけど、人気がなくなってしまうのだろうか。
洞窟湖Lake Martelでボートトリップ
演奏が終わったら、奥のボート乗り場から順に手漕ぎボートに乗る。ポジションがよかったので期せずして第一番ボートに乗り込めた。短い距離だが、洞窟湖のLake Martelをかすかな照明のなかゆらゆらゆっくり進むのも悪くない。透き通った澄んだ水で、浅い底までよく見える。
もちろん時間的に待っていられないヒト・団体さんもたくさんいるので、歩いて戻る用の歩道橋もちゃんとある。ボケてるけど船からとった歩道。
ごく短時間の洞窟ボートトリップを楽しみ、船を降りたところには、演奏に使われた船が置き去りに。また次の演奏があるので楽譜も置かれたまま。「音大生のバイトかな」なんて言いながら洞窟をあとにする。
船をおりて少し登ると出口へ。地上に出ると、ちょうどカフェや土産物エリア、チケットオフィスのあたりに戻ってきている。約1時間たっぷり要する洞窟観光+演奏会のツアー終了。
13:12 見学終えたらマヨルカ島北部へむけて出発
マヨルカ北部ビーチPlaya del Muroへ【スペイン17】〈2019年10月〉