飲水可のかけ流し温泉へ
前回、お食事、客室編まで
新鹿沢温泉 鹿の湯つちや 宿泊記① 客室とお食事編 えっ合宿?【群馬】温泉は男女一か所のみ、入れ替えなし。24時間、真夜中でも入浴可。
大浴場はこの廊下をすすんだ先にあります。この洗面所、やっぱり懐かし合宿スタイル。
女湯 鹿之湯
脱衣所も広々、コロナ対策で密にならないようにボックスに貼り紙がしてあります。奥にドライヤーのついた洗面台が4台ほど。いろいろとリニューアルされた感じの脱衣所です。
湯口のお湯は飲泉も可能だとのこと。
湯船は大きいものが一つどーんと、露天はありません。最も奥からかけ流されて写真左の奥の方へ掛捨てられてゆきます。泳げそうな…泳げませんよ。低めの天井の割に、換気はしっかりとされている方かと。女湯は地下に位置している上しっかり囲いがされているので眺望ゼロです。
洗い場もたっぷり10カ所以上。あまりに広くてどこのシャワーを使うか迷ってしまいます。
析出してドロドロに見えるけどすでにゴリゴリに。一旦足を入れるとあふれたお湯が枠を超えてザザーっと床へ。
鳥の巣箱のような湯口からジャンジャカ投入。茶色い鉄分がべったりと析出しています。
ほぼ無色だけどうっすら濁ったようなお湯は41度前後といったところ。熱すぎず、わりと適温。南に位置する鹿沢温泉からひいてるためかいい感じで適温になるのかもしれませんが、すでに炭酸感はありません。鉄味と少し苦みを感じるお湯、元湯の鹿沢温泉紅葉館の方だともっと強い味・色を感じられるのでしょうか。
湯口まわりのべったり赤い析出物はわかるけど、湯中の湯花はあまりわかりませんでした。眼鏡しなかったからかもしれません。
出入り口付近の高い位置にあるこれ、昔の湯口でしょうか。たずねるの忘れてしまいました。
湯船は一か所だけど、当日は女性客一人。この大きい湯船が大きすぎました、贅沢。
男湯 山之湯
女湯の真上にある男湯。写真を見て「ずるーいッ」!の一言。男湯の方が断然眺望がいいのですが、きっと丸見えなんでしょう。はい、諦めます。浴室自体の大きさは女湯と全く同じようです。
女湯と違って奥に小さい湯船、手前にお湯がジャンジャン注がれる大きい湯船に分かれています。奥の湯船は加温?と聞いたけど入ってないのでわからないそう。是非足を運んでご確認下さい。
温泉分析表(平成29年10月)から
女湯には新しい温泉分析表が見つからなかったのですが、なぜか男湯には掲示。
源泉名:鹿沢温泉 (源泉名:雲井の湯(県有泉))
泉質:マグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩温泉(低張性中性高温泉)
源泉:48.0℃
pH:6.7
湧出量:測定不能 自然湧出
溶存物質1.40g/kg、成分総計1.58g/kg
感想 24時間入れる温泉に満足 登山やスキーの拠点に適
厳しい口コミに怯えつつも宿泊したお宿、でしたが今回の目的のように登山やスキーで温泉入って寝るだけという利用には問題ない、というかもってこいのお宿かと思います。2食つき7,800円の価格にこれ以上何を期待したらいいのでしょうか。おそらくはお宿のHPの出来栄えがよすぎる(最近はこのパターン多い、ギャップにめまい)とか『ホテル』の名称に騙されている、というあたりで予想していたサービスとの乖離があるというのは否めませんね。新しくて今風のおもてなしのお宿でないのは確かなので、そういった宿を期待する場合はすすめません。かけ流しの温泉がメインの寝床として泊まる分には問題なし。
お食事時に女将さんに話しかけてもスルーされること数回、あれっ?と思ったものの少し大声で話すとコミュニケーション良好だと気付いたのはチェックアウト時でした。コロナの影響もあってスキーシーズンもお客さん少なかったそう、あーんなに大きな脱衣所も使われていない様子。混雑しないので立ち寄り湯もよさそう。
客室も多く、合宿スタイルにも耐えそうのお宿、そういった客が大勢いる際に宿泊すると温泉も混雑して辟易するのかもしれませんが少なくとも独泉だったのでなにも言うことはございません、はい。〈宿泊2021年6月〉