和風旅館 津江の庄に泊まってみよう
久しぶりに大分のお湯を堪能しに行こう!ということでまずは湯布院近辺のお宿を検索。離れ客室が点在するタイプのお宿がいくつも出てきて、なんだかみな同じに見えてしまいよくわからないことに。この離れメインタイプは大浴場苦手な外人客にも受けそうです。でも、なぜだか価格のわりに魅力に感じる湯舟になかなか到達できない。
そんな中、中心部から少し離れたこちらのお宿 津江の庄を発見。もともとの大浴場を家族貸切にしていることもあり浴室の使い勝手もよさそうなので宿泊することにします。客室も少ないし、きっと間違いないハズ。お電話で質問した時の女将さんの柔らかい対応も決め手。
まずは大分空港へ。来たよ、おんせん県!
空港から車を走らせ由布院へ。雲が厚くて由布岳が見えない。
1時間もかからず到着。少し離れた駐車場に車を停めて敷地に入っていくと、右手に母屋、左手に離れ、離れの奥に温泉湯小屋。
こちら本館の玄関。
敷地すすんでいくと笑顔の女将さんがお出迎えしてくれます。
津江の庄
【住所】大分県由布市湯布院町川上2093-4
客室 温泉付離れ『あがの』
今回は客室付き檜風呂に魅かれてしまったので、贅沢ながらこちらの離れ客室あがのに宿泊。母屋へ立ち寄ることなく直接こちらへ案内されました。すぐとなりが貸切風呂の湯小屋。
ガラガラっと格子戸を開けて入ります。
広い畳敷きの踏み込みからの全貌、10畳和室、さらに奥に6畳間。2名宿泊、2食で28,600円/人+入湯税。お食事はいつもと同様お宿で最もリーズナブルなプランです。
客室だけでなく生花がふんだんな館内。お花大切にしてあるお宿にハズレなし。
奥の6畳間にはすでにお布団敷いてあります。いつでもゴロゴロできる。
十分すぎる広さなので大家族で宿泊するのもよさそう。定員8名の客室。
向かいの水田、田園風景、その奥に由布岳どーん。母屋の二階の客室からも同じ景色が楽しめるはず。階段昇降が苦にならなければ、由布岳側の二階客室もよさそうですね。
お茶とお着き菓子の栗蒸し羊羹を女将さんが持ってきてくれました。
温泉タオルは宿名入り。
あらかじめ瓶ものが冷やされている冷蔵庫内は、ちょっとお邪魔できる空きスペースもあり。
金庫・冷暖房は完備。
鍵は一本だけど、貸切風呂なので一本で支障なし。大きい木札は入浴時に入り口にぶら下げる用。
10畳間から4畳部分の踏み込みを経てその向こうに洗面スペース。
wi-fiはフロント周辺のみとなっているようで、客室内のフロント近く、壁近くではなんとかつながるかな…というレベルでした。wi-fiばっちりだとうれしいんですが。
客室の窓の向こうはすぐお宿の壁で道路に面しています。でも車通りも多くないので深夜の騒音などは全く気になりませんでした。「夜間に蛙の鳴き声がうるさくないといいんですが」と心配いただきましたが、蛙の合唱がほどよく聞こえる程度ののどかさでした。
館内図 全部で8室の小さいお宿。
檜風呂から由布岳
洗面、奥にウォシュレットトイレ、左に浴室
左手の扉を開くと、檜の湯舟にお湯がなみなみと。温泉は絞り気味にしてありますが、あふれたお湯は湯枠からチロチロとオーバーフロー。無色透明・無臭のつるつる温泉です。もちろん加水・加温・消毒なしのかけ流し。
シャワー・洗い場もしっかりあり。
水、お湯は調節できるけど、薄めるともったいないので触らず。ちょっと熱いかなあと思ったので窓をしっかり開けておいたらいい感じで適温に。
露天ではないけれど浴室の窓からは真正面に由布岳。客室の窓と同じ方向を眺められます。窓を開けて外気を感じながらヒノキの香りに包まれて幸せ時間。最近シティホテル続きだったので温泉のありがたみがしみわたります。
客室のお湯も堪能しつつ貸切風呂♨へ 〈宿泊2022年5月〉
津江の庄 宿泊記②貸切で利用するつるつる温泉編【大分・湯布院】