高湯温泉 吾妻屋 宿泊記①お宝並ぶロビー~客室編【福島】

高湯温泉 吾妻屋(あづまや)

久しぶりの高湯温泉、ウン十年ぶり、今回は吾妻屋さんに宿泊です。右柱に文言記載してありますが、日帰り入浴NGのお宿なので混雑なくゆっくりお湯を楽しめそうです。こちら「日本秘湯を守る会」の会員宿です。

高湯温泉 吾妻屋

【住所】福島県福島市町庭坂高湯33
【TEL】 024-591-1121

予約が電話のみなので若干ハードル高め。電話しようと思っていたら21時過ぎてたり、10時頃の丁度忙しそうな時間だったりとか、でなかなかタイミングがあいません。しかも緊張するし。でも電話してみると電話口の女将さんのかわいらしい声にほのぼのさせられます。

予約はアナログですが、支払いのカード利用OKです。

1607年に開湯、すでに四百年以上の歴史を有する高湯温泉、「一切の鳴り物を禁ず」というしきたりを守り続けているため、宿は何件かぽつぽつとあるものの、飲食店などは全くありません。コンビニ、商店も見当たらず。純粋に白い濁り湯の良さを味わえる真面目な温泉場とといった雰囲気です。

アクセス 福島駅からバスを利用して

福島駅からバスでのアクセス良好です。とくに冬場の雪シーズンは車使わずに行かれる点は大きい。チェックイン・アウトにちょうどいい時刻の便があるのが有り難い。この利便の良さはなにかしらの協議の結果でしょうか。

福島駅西口のバス乗り場から福島交通バスに乗車。普通の路線バス、後ろ乗り、前方降車、整理券方式の後払いです。電マネをタッチするようなところがあったので一瞬だまされますが、いわゆる交通系IC(スイカ、パスモ)は利用できませんので注意。NORCAノルカという福島交通バス専用のICカードだけしか使えないもよう。多くの観光客がSuicaなどをかざしてはじかれておりました。

福島交通バス

山道をすすみ徐々に高度を上げると硫黄臭がプーんと。40分で到着、高湯温泉バス停、福島駅‐高湯 840円。

降車するとすぐ吾妻屋や安達屋、あったか湯が目に入ります。あったか湯の駐車場から谷をのぞむとたぶん源泉、モクモクと硫黄臭です。

高湯温泉

予約するときに吾妻屋にするか、ひげの家にするか結構迷いました。ただ、まだ降雪があってもおかしくないシーズン。雪が積もってしまったらあのひげの家までの坂っぽい道を歩けるのか?自分…とGoogle mapを何度も見つめて問うた結果難しいと判断。吾妻屋にしたわけですが、これだけバス停の真ん前なら悪天候でも不安ありません。まあ、当日は天気もよく路面に雪も全くなかったので心配無用でしたが。1~2月頃だとその辺のこと考慮に入れたいところかもしれません。

高湯温泉 吾妻屋

ちなみに正面玄関のある建物はフロント・ロビーだけ、左の建物はエレベーターと食事処、というわけで宿泊する客室のある建物はさらに奥に連なった位置にあります。客室は全部で10室。

▼吾妻屋 館内図
高湯温泉 吾妻屋 館内図

エレベーターはあるけれど、客室からお食事処やフロントへ移動するには数段ですが階段昇降を要します。一階客室にしておけば比較的近いけれど、それでも階段避けられず。その点要注意です。

チェックイン14時ーチェックアウト10時。

館内はお宝鑑定団の気分

玄関入ると、両側に下駄箱。部屋ごとに名字の記載した紙がはさんでありましたので、自分で靴をしまっておきます。旅館の方が出てくるわけではないので先に入館した常連さんをまねて見様見まねです。

高湯温泉 吾妻屋

フロントのあるロビー。ガラスケースの中には伊東博文や山岡鉄舟やら、自分でも知ってるほどの著名人の書や芸術品がたくさん。お宝鑑定の気分です。

高湯温泉 吾妻屋

ロビーの一角にはコーヒーサービスも。8‐19時の間、自由に頂けるのはうれしい。

高湯温泉 吾妻屋 コーヒーサービス

自動販売機の代わりにドリンク類はこちらの冷蔵庫で販売されていました。アルコール300円、ソフトドリンク200円。チェックアウト時に口頭で自己申告でお会計するシステム。悪いやつは宿泊しない、ことになっています。まあ、日帰りのヒトもいませんしね。ちなみに自分の持ち込んだ冷蔵品は別の場所の冷蔵庫で冷やすことができるようです。

高湯温泉 吾妻屋 冷蔵庫

客室 和室+広縁

電話した際に空いていたお部屋を予約。なので、どんな選択肢があるのかわからないままですが、通されたのは2階角部屋の7号室、8畳+広縁の和室。二名宿泊朝・夕付きで16,500円(税サ込)/人+入湯税。

高湯温泉 吾妻屋

角部屋なので二面に窓があり明るい客室、障子だけでなくちゃんと遮光のカーテンもついています。広縁に椅子セットと小さい洗面台あり。

高湯温泉 吾妻屋 客室

お茶菓子は『甘栗きらら』、小さい栗の入った羊羹です。旅館で売ってたのかな?あまりアピールなかったような。福島のお菓子でしょうか。

吾妻屋 お茶菓子

古い建物なのでしょうがないのですが、この客室、入り口付近が傾いて…なんだか沈んでいます。生活しているわけではないのでまあ許容範囲ですが、毎度トイレへ行ったりするたびに気になります。ああ、人間って正確。写真をとってもよくわからない。でも傾いてるんですよね。リフォームはしてありますが、廊下の音、隣の客室の話し声、ドア開閉音も結構聞こえます。その辺は年季の入った建物を承知で泊まる必要があります。

踏み込みの方に、ウォシュレットトイレ完備です。

地図で見ると標高750mくらい。夏場はクーラー不要なほど涼しいのか、それともクーラー必須なのか気になります。近年真夏に宿泊した際のクーラーなしにやられているのでチェックしておきたいところ。広縁の窓の下にガスファンヒーターと並んで白いボックス。こんな文言の記載あり。どうやらラジエーター式のクーラー設置されているようです。どんな冷え方するんだろう、興味津々。

高湯温泉 吾妻屋 クーラー

これは全く個人的な感覚ですが、ガスファンヒーターのにおいが結構強かった(もともと石油臭・ガス臭ニガテ)。というわけでヒーター消すと寒いし、つけると頭痛いし、でちょっと困りました。

さあ、寒いのでさっそく温泉へ

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