高湯温泉 ひげの家のお食事をいただこう
前回、温泉につかり~、
高湯温泉 ひげの家 宿泊記② ミルキーブルーのうっとり温泉編 【福島】お待ちかねのお食事は一階のお食事処で。一斉開始で夕は18時、朝は8時から。
夕食
お食事プランはおそらく一種類。少なくとも宿泊時は選択肢はありませんでした。
夕食直前まで温泉につかり、すでに帰室していたツレが17時50分頃「夕食のご用意ができました」の電話を取る。というわけで、会場に到着した時には皆さん、すっかりお酒もいきわたってたころ。
着座時はこちらと、
見切れてしまった右手に前菜。
鳥獣戯画の器もステキだけど、さっそく蓋と貝ぱっかん。ホタルイカ、蛤時雨煮、蓬豆腐、独活の鼈甲煮、新ジャガイモ。この左の独活が美味しかった、ぱっと見はゴボウだけどウドなのです。
真ん中の先付、焚き合わせもふたオープン。春野菜5種のお浸しは青みがしっかり感じられる。
お造りは阿武隈川メープルサーモンとオホーツク産ホタテ。サーモンはちょっとくさみを感じた気も。
温かいやきたての桜鱒味噌幽庵焼き、茎ワカメの酢漬けがやって来ます。
口代りのお皿はまたも鳥獣戯画で。平貝の炙り、白魚、黄身酢に煎り唐墨を掛けた濃厚な味わい。
お次は器が熱いので気を付けて、の注意とともに到来
蓋オープン。ああ、美しい伝宝焼。あつあつでやって来ました。アナゴ、豆腐、牡蠣、ねぎなんかが潜んでいて旨し。
ここからなべに火入れして、しゃぶしゃぶします。
お櫃でやってくる会津産のこしひかりとお椀。
蓋をあけて、海老真丈のお椀
デザートは苺のムース。器がかわいらしい。
当日のお献立。弥生のメニュー。ちゃんと料理長さんの氏名記載あり。そう、板さん居る系のお宿。
ひげの家コースター、背景は吾妻小富士かな。
お料理の品出しペースも、しゃぶしゃぶの火入れもちょうどいいタイミング。お料理も当然ながら、器がどれもよかった。
ロイヤルコペンハーゲンのクリスマスプレートが飾ってあるお食事処でした。
朝食
夕食と同じテーブルで。やはり5分前くらいには電話がなりました。ジャーン、美味しそう。
焼き魚は目ぬきの味噌漬け。アコウダイだね。
温泉卵、茎わかめ、切干大根煮
左上の固形燃料ものは、自家製豆腐。ポン酢でいただきますが、そのままでも濃厚、しっかりしたお味。
白飯はお櫃でたっぷりと。
お味噌汁はお野菜いっぱいスタイル。じゃこも旨し。
ベリー類とソースの入ったヨーグルト
こんな景色を見ながらのお食事でした。
お食事の前後で扉の開いた調理場前を通ると、中から気持ちのいい挨拶が飛んでくる。そんな雰囲気のよさそうな厨房で作られたお食事はやはり美味しかった。
この数年で宿泊した温泉宿だと、谷川温泉 水上山荘、長湯温泉 丸屋旅館のお食事が好みにピッタリのまた頂きたいお食事なんですが、こちらのお宿も同じくらいの嗜好に合う満足いくお食事でした。
お湯もお食事も満足 硫黄臭は家に持って帰ろう
帰宅後も毛穴から硫黄臭がする感じは健在、さすが高湯温泉。硫黄濃厚です。
お食事も良質のお湯も存分に堪能できる、また行きたくなるお宿でした。あっ、でも客室のお茶は改善してほしいかも。〈宿泊2023年3月〉