紅葉谷を歩いて紅葉谷公園・ロープウェー乗り場へ
豊国神社、五重塔の高台から下り、案内に従いロープウェー乗り場のある紅葉谷公園へ
高速船で安芸の宮島へ~厳島・弥山観光 ロープウェイの予約をしておこう【広島・呉③】徒歩でおおよそ15分ほど。無料シャトルバスもあるようなのでそちらの利用もありかも。
紅葉谷公園を通ってロープウェー駅まですすむ。秋の紅葉シーズンということもありあちこちものすごい人手。外人さんも結構みかけます。たしかに紅・黄・緑が美しい。
予約しておいても大混雑 宮島ロープウェー
美しい紅葉真っ盛りの紅葉谷公園を通って到着した紅葉谷駅入り口。紅葉を楽しむヒトや予約時間になるまで入場できず待っているヒトの人だかり。
12:33 12時半~の予約だったので列の最後尾(というか並んでない)でこの先の赤い看板が置いてある入口を通過。
12:36 しかしチケット売り場でまた長蛇の列。並びたくなくて最後に入口を通ったものの結局は並ばなくてはいけない、で最後尾に並ぶ。
12:42 やっと切符売り場へ。
ここで忘れずに桟橋付近でもらった『LINE登録プレゼント ロープウェー割引券』とやらを使おうとするも、なんと往復限定!
今回は弥山にロープウェーで上り、下りは大聖院のほうまで歩いてみようというつもりだったので片道乗車券しか要らず。割引券が使えないなんて、だまされた(騙されていません!)、もみじ饅頭にすればよかった…ぶつぶつ。そんなこんなで仕方なく片道1,010円購入、現金のみ。
切符購入後も再び列で順番待ち、そのうち後続の時間帯のヒトが続々とやって来る。
12:51 やっとロープウェイに乗ることができた。8人定員のところ成人7名ぎっしり詰められるとかなり狭いがガマンがまん。斜面はところどころ赤や黄色に色づいているが身動き取れず、あまり周囲を見渡す余裕なし。
13:00 途中の榧谷駅で乗り換え。今度は少し大きめ交差式のロープウェイで山頂付近、終点の獅子岩駅へむかう。途中、宮島を囲む海の眺望がさらにひろがる。
獅子岩駅から弥山山頂めざし散策
13:10 山頂の獅子岩駅へ到着。山頂案内図を確認して弥山本堂や弥山展望台の方角を目指すことに。この時に獅子岩駅のすぐそばにある獅子岩展望台に行けばよかったのに気付かず。訪れそびれたのはちょっと残念、また次回。
まずは弥山山頂へ向かう途中の弥山本堂(みせんほんどう)へ。
13:35 弥山本堂、弘法大師が立ち寄った場所とされる。登山や観光の人たちが大勢休憩中、登りも下りも大概のひとがここを通ることになる。
真向いには霊火堂があり、1200年以上燃え続けているという「消えずの火」が守られている。
弥山本堂の傍には錫杖の梅(しゃくじょうのうめ)。空海が立てかけた錫杖が梅の大木に変化したそうだ。不吉な兆しがあると咲かないらしいのだが、はたしてコロナ禍に見舞われる2020年の春には咲いたんでしょうか、確認せねば。弥山にはこのような、まるっこい可愛いらしいお地蔵さんを多くお見かけした。
一方通行の案内あり、三鬼堂や観音堂、くぐり岩を経由する順路で山頂を目指す。
途中、不動岩。なかなかの迫力、反対方向から下って来るヒトもいるので狭い隙間を譲りながらやっと通る。
13:58 弥山山頂到着、標高535m。自分と同じ観光の延長の人よりも、ちゃんとトレッキングシューズを履いてハイキングを楽しんでいる人が多め。筑波山(標高877m)の登山時の標高差が610mというから、同様に麓から登山を楽しむのにはちょうどいい場所なのかもしれない。休憩を兼ねて展望台から眺めを楽しむ。
14:20 休憩終えたら下り、千満岩、大日堂の方へ。
潮の満ち引きに合わせて、穴の中の水位が変わる岩穴。満潮時にはあふれるらしい。一回、一点のみ見ても変化がわからない。
御山神社~仁王門~大聖院へ
14:30 途中、分岐点にさしかかる。弥山本堂にここから再び戻ることもできるが、今回は大聖院を目標に歩いて下ることに。三通りある弥山の登山道のうち「弥山登山道大聖院コース」という名称らしい。
14:35 御山神社(みやまじんじゃ)の案内にを見つけて赤い鳥居をくぐり、樹々に囲まれた誰もいない細い道をすすむ。
御由緒説明より
いずれも一間社流造りで屋根は杮葺き(こけらぶき)、丹塗り(にぬり)の御社殿で、昔から「さんきさん」として崇敬の篤いお社です
さらに石鳥居をくぐると、「皇太子殿下御参拝」の碑も。最近朱塗りをされたばかりでしょうか。鮮やかな『品』の形に配列されている本殿三棟に三女神がそれぞれ祀られている。うーん、写真に納めきらない。
手入れをされた立派なお社なのに参拝者が全くいない、厳かな雰囲気の漂う場所。案内版がなければ逃してしまうところだった。
もとの散策路に戻る。延々とほぼ下りなのはありがたいのだけど、舗装された小路と階段と・・・でちょっと飽きてくる。この道をこの時間帯に登って来るのは外国人が多い!ヨーロッパの山に来たかと思うほど。
14:50 台風の被害により2012年再建された新しいきれいな仁王門をくぐる。色づき美しい樹々に囲まれた仁王門で睨みをきかせるのはやや色あせた朱色の金剛力士像、少し古めかしい感じもする。
仁王門からもひたすら石段や舗装された道を下る。途中からは白糸川砂防堰堤を横目に大聖院まで下っていく。ところどころに紅葉も楽しめる。
だいぶ下り、大聖院に近づいてきたところで白糸の滝の看板発見。「白糸の滝はたいていがっかりポイントだから行きたくない」というツレを無理矢理連れて行ったが、案の定…。水がない!雨後は違うのかな? ”白糸”に期待してはいけない、と改めて認識。
16:04 真赤に燃える紅葉の向こうに大聖院(だいしょういん)の屋根が見えてくる。やっと下界へ。思っていたよりも弥山山頂から遠かったなあ。
よく言えば整備してありほぼ石段・コンクリ、とくに階段が多いのが特徴。が、一方で土の上を歩くような自然道、散策ではない、くだりだと石段を延々と…→疲れる。
紅葉の宮島弥山 見どころ多い大聖院【広島・呉⑤】