祖谷温泉まで渓谷沿いに車を走らせて
金刀比羅宮観光を終えたら2泊目のお宿へ。
金刀比羅宮書院の応挙図と旧金毘羅大芝居金丸座【香川・祖谷6】ひたすら南下し、渓谷沿い、カーブの覆い県道32号のを運転。途中、祖谷渓谷展望台から眺めを満喫。V字型の深い谷間が続きます。
ホテル祖谷温泉 いやおんせん
やっと到着祖谷温泉ホテル。もう何年も前にこちらの温泉宿の写真を見てから一度行ってみたいと思っていた念願の宿。でも遠いのよね~。香川高松空港からも徳島阿波おどり空港からも最低2時間コース。秘湯を守る会の温泉でもあります。今回は香川旅行からいきなり徳島へワープ。
【住所】徳島県三好市池田町松尾松本367-28
【電話】0883-75-2311
ロビーや館内 注意:エレベーターなし
ロビーはそれほど広くなく、フロント、8席ほどのソファがあり、その横に土産物店。日帰り温泉の受付もその一角に別途あります。
ロビーには新型コロナウィルス感染症の注意書きも。徳島県、というか日本政府の注意が武漢や湖北省、中国にしか向いてない頃。すでにイタリアをはじめとしたヨーロッパではハイスピードで増えていたのに。どうしてこうも遅いのでしょうか。
祖谷温泉の玄関・フロントは本館の4階。客室へ移動するのも、大浴場へ行くのも、さらにケーブルカーを降りた場所から露天風呂へ行くのもすべて階段、エレベーターなし。ケーブルカー以外の動力はありませんのでご注意を。当日は膝が痛んでいたのでちょっと移動にてこずりました。
客室 月見台付き客室 月雫 眺望は?
宿泊したのは 月見台付客室【月雫~つきのしずく~】506号室。二人で宿泊、計41,500円くらい。少しは眺めがよさそうなお部屋がいいなあと探したものの、当日残っている景観の期待できる客室はみな客室露天風呂付き。大浴場・露天風呂があれば十分だしそれほど滞在時間もとれないので、高価な露天付き客室はもったいないでしょう、ということで、今回は少し眺望のよさそうなこちらの月雫のお部屋に決定。
寒い時期なのでこたつが展開。奥の広縁にはマッサージチェア。
こたつの上に用意されている三段お重、中にはお茶菓子三種類とすだち茶。
和室から続く小さめ洗面、その隣にトイレあり。客室内に浴室はありません。
月見台・客室からの眺め
行ってみるまで『月見台』がいまいちどういったものか想像できなかったのだけど、この広縁から月見台にでるガラス扉があり、その奥が月見台。ちょうど宿の正面玄関・駐車場のすぐそば、真上。
外履きのサンダルに履き替えて月見台の先端へ。深い谷間を一望可能。時間によっては霧がかかって幻想的な雰囲気にも。
あれっ、お部屋の窓からの眺めは?と思ったあなた、鋭い!そうです、窓を開けると谷側にがっつりとケーブルカーの停車ゾーンがはまっていて眺められない状態。障子を全開にしていると目が合ってしまうかもしれない、そんなロケーションなのです。
しかもケーブルカーの運行は7時からスタート、ということでガタンガタンという音がするのは必須で朝寝坊したい方には不向き。
好きな時に外を眺められる、月が眺められる(当日は天気悪く全く見えず)という利点はあるものの、寒い時期にずっと座っているような場所でもなく、なくてもよかったかな、というのが感想。露天風呂行きのケーブルカーの乗り場からもほぼ同様の眺めが楽しめるのも事実。客室からの展望・眺望を期待するなら断然露天風呂付客室がベターでしょうが、あとは価格とのかねあいで。目的が渓流沿いの露天風呂なら一般客室がリーズナブルでベストチョイスかもしれません【2020年3月】
お風呂編へ続きます。
ホテル祖谷温泉 宿泊記・感想②温泉編 ケーブルカーに乗って渓谷の露天へ~【香川・祖谷8】