金刀比羅宮書院の応挙図と旧金毘羅大芝居金丸座【香川・祖谷6】

金刀比羅宮 書院  円山応挙の障壁画

金刀比羅宮参拝の帰路、書院に立ちよりました。

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1660年築、入母屋造、檜皮葺(ひわだぶき)の書院。

金刀比羅宮 書院

入館料じゃなくて拝観料800円、靴を脱いであがります。玄関には森寛斎『檜樹鷲図』。

金刀比羅宮 書院

建物も重要文化財、五間にわたる円山応挙の障壁画も同様。鶴の間:遊鶴図、虎之間:遊虎図、七賢之間:竹林七賢図、山水之間:山水図、上段之間:瀑布図。ガラス越しの見学だけど、見学客もまばらなのでゆっくり堪能できます。邨田丹陵の障壁画も二間ありました。

入れるのは表書院まで。奥につながる奥書院に伊藤若冲:花丸図があるも非公開、たまーに特別公開されているようです。

広々とした前庭もみながら書院の中をめぐります。

金刀比羅宮 書院 前庭

参道の柵越しに見た外観、黄色い壁と樹々で囲まれた空間。この先に前庭があります。なんだかここだけ京都のような不思議な空間です。

金刀比羅宮 書院

参拝客に比べて見学客がまばら。コロなの影響か観光客が全体的に若かった(大学生くらいがとても多かった)のであまり興味を持たれなかったのかもしれませんが。

頂いたリーフレットに写真撮影不可の障壁画ものっていたので残しておきます。

金刀比羅宮 書院

金刀比羅宮 書院

旧金毘羅大芝居 金丸座 奈落の底へ

金刀比羅宮の階段から外れた場所にある金丸座、一度行ってみたかったので参拝後に足を運んでみることに。四国金毘羅歌舞伎の時期にちょうど見に来ることはまず不可能。こんな機会でないと一生見る機会もなさそうですので。

とっても風格のある建物、琴平町公会堂を横目にして坂をのぼり、

琴平町公会堂

旧金毘羅大芝居 金丸座へ到着、入場料500円。こちらもまた重要文化財、1835年建築、移築復元したもの。

旧金毘羅大芝居 金丸座

とても小さい引き戸から腰を屈めて頭を低くして中へ入ります。スリッパに履き替えて内部見学へ。

旧金毘羅大芝居 金丸座

早速見せてもらった花道から眺める金丸座内部は誰も見学者がおらず、うれしいことに貸切状態。花道の上も舞台上も自由に歩くことができ、助六ごっこもなりきり勧進帳もやりたい放題です。

旧金毘羅大芝居 金丸座

舞台からの眺めはこんな感じ。正面二階席もまあまあ近いです。

旧金毘羅大芝居 金丸座

舞台裏側の支度部屋も見学して、

旧金毘羅大芝居 金丸座 支度部屋

いわゆる奈落。舞台の下では廻り舞台の裏側も見学できます。この舞台もすっぽんも、もちろん人力!

旧金毘羅大芝居 金丸座 廻り舞台

花道の真下。

旧金毘羅大芝居 金丸座 奈落

『こんぴら歌舞伎を是非観に来てくださいね~』なんて言われたけど、まあハードルが高く難しい。四月のこんぴら歌舞伎のポスターもあったけど、結局この後コロナで中止になってしまいました。

四国こんぴら歌舞伎大芝居 ポスター

さいごに参道の虎屋でうどんを頂いて金毘羅参り・観光もおしまい

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金毘羅山の素敵な建物、観光スポット、金比羅宮の参拝だけでなく興味のある方はちょっと時間をとって立ち寄ってみてはどうでしょうか。【2020年3月】

さあ、頑張って祖谷渓谷をめざします。

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