金比羅宮参拝 登り階段タクシーでショートカット【香川・祖谷5】

金比羅山観光 まずは駐車場

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参道の入口付近は一方通行。あちこちで駐車場呼び込みが盛ん。

金比羅宮 駐車場

鍵を預けるようなスタイルもちょっと苦手だし、お土産購入ノルマがあったら面倒。なので、この金比羅宮参道入口のすぐ先にあるタイムズ駐車場へ無難にとめておきます。

金刀比羅宮 歩く?シャトルバス? タクシーでラクさせてもらいます

御本宮までの石段は全785段。自分の足でしっかりと苦労してのぼって参拝することに意味があることはよくわかるけど、何しろ一週間前に膝負傷中で歩くのも不自由な状態。金比羅山に行くこと自体無理なのでは??と諦めつつ調べたところ、

・籠(人力)←既に廃止されている
・参拝登山シャトル(乗り合いバス)←予約が必要
・タクシー

乗り合いバスで十分だが、旅の途中で現地到着時間がいまいち読めないのでバスの予約がしずらい(3月時点では一本/時の定時運行)ので残念ながら却下。そこでタクシーにかけてみることにします。石段を登ってこその金比羅参り、他力を利用しては参拝のご利益・効果も薄れてしまうといわれても仕方ないけど、神様はそんなこと気にしないはず。

いまいちどこでタクシー捕まえていいのかわからないなあ、と思いながら参拝登山シャトルの待ち合わせ場所あたりのKotoriをのぞいてみると、ラッキーなことにタクシーが一台。

金刀比羅宮 タクシー乗り場 Kotori

大門までの乗車をお願いしました。すいすいーと横道を運転、金丸座を横目に坂を上り続けて到着した大門駅。駅と言っても乗降場所です。復路で待ち合わせる人もいるので雨がしのげるようになっています。メーター料金かと思いきやシャトルバスと同じ乗車運賃で乗せてくれました。ありがとう。

金刀比羅宮 大門駅 乗り合いタクシー乗り場

今現在HPを見てみると、シャトルバスの予約がもっと柔軟になった様子。一人700円で出発時間も固定でなく利用できるので便利かと思います。→こんぴら参拝シャトルバス

大門駅から坂と階段を少々のぼると金刀比羅宮にいたる参道の途中へショートカット。

大門駅から金刀比羅宮参道へ

出た場所が、ちょうど大門の真下にあたりました。スタート地点から大門まで365段らしいので、かなりのショートカット、残り半分です。

金刀比羅宮 大門

大門から御本宮まで残り400段

11:40 大門スタート、御本宮まで残り400段ほど。頑張って上ります。ちゃんと自宅から登山用のステッキを持ってきましたから。大門から先は石段とはいうものの、平らな石畳部分も多く、一段一段も神社にしてはあまり高くはなく浅い段差のところも多い。急峻な階段が休みなくずっと続くようなよくある神社の階段と違い、休憩はとりやすく、歩きやすい石段です。

金刀比羅宮 参道

桜馬場西詰銅鳥居へ到着

金比羅宮 桜馬場西詰銅鳥居

こんぴら狗 湯村輝彦さんのデザインなのが意外といってはなんですが、万民受けしそうなかわいらしさ。江戸時代は参拝できない飼い主にかわって犬が金比羅参りをした話にちなんだ像だそうです。犬が許させるなら、タクシー使っても神様怒らないでしょう。

こんぴら狗

途中、立派な書院 帰りに立ち寄ることにしましょう

金刀比羅宮 書院

12:05 旭社 ここで石段628段目 旭社は帰路で右手から降りて来てから参拝するのが正しいんだそうです。

金刀比羅宮 旭社

旭社を左手にして黄銅鳥居賢木門をくぐり、石段を上り続けます。

金刀比羅宮 賢木門

小さい神社の社殿がいくつか点在。神々しさを増す樹々の茂みのなか本宮をめざします。

金刀比羅宮 参道

12:21 やっと到着、御本宮、参道入口からだと785段。そのうち半分ほどは楽させてもらいました。痛い足で登って40分。普通は下から785段登って40分らしいので、タクシー利用して正解でした。

金刀比羅宮 御本宮

ここから先、厳魂神社(奥社)への参道が本宮右手にあるものの、さらに500段ほど。膝負傷中なので残念ながらやめておきました。参拝客の中で奥社の方を目指すのは半分以下、いやもっと少ない割合だったでしょうか。

天気が良ければ讃岐富士や明石大橋、瀬戸大橋も望める高台。やっと雨もやんだけれど残念ながら今日は靄の中です。

金刀比羅宮 御本宮からの眺め

本宮から、南渡殿をみながら三穂津姫社にかけて歩き、下山へ。旭社でお参りしてさらに下ります。

金刀比羅宮  南渡殿

このあと往路でチェックしておいた書院に立ち寄りますした。滞在15分ほど。

讃岐平野と土産物屋を見ながら徒歩下山

13:00 さあ、足は痛いけど参道を下ります。復路もタクシーの助けがいるかも?と不安だったけど、なんとか降りられそうなので自力で階段降りてみます。往路タクシーだったもので、復路の景色が新鮮です。雨上がりの讃岐平野もやっと見えてきました。

金刀比羅宮 参道

大門を過ぎたあたりでこんな道標も。ここから金比羅駅まで十五丁、御本宮から491段、下から294段目だそうです。復路ののぼりでこの標をみて己を叱咤激励でしょうか。だんだんと参道の店舗が増えて来て、参道も狭くなってきます。

金刀比羅宮 参道 道しるべ

さらに参道が狭くなり、土産店の軒先を冷やかしやすくなってきくる中、休みながら下ります。石段113段目の一の坂鳥居も無事に通過、ほどなくして参道の平坦地も見えてきます。

 

金比羅山 一の坂鳥居

13:25 ほぼ参道下へ到着。

参拝無料の金刀比羅宮、何がびっくりって石段がものすごく整備されていること。神社の石段はゆがんでいたり、かけていたり、傾いていることが頻回にあるけど、そういった状態の石段もなく手入れがされている。金刀比羅神社の総本山、としてもどうしてこんなに?

すでにコロナ禍で観光客も少な目、普段からなのかそれともコロナの影響なのかわからないけれどシャッターを閉じている土産物店もちらほらとありました。

タクシーを利用してなんとか往復できた金刀比羅宮、こういった参拝の仕方もあるということで。のぼりの半分ラクしたのでご利益半分、でも無事に御本宮までたどり着けたのでよいのです。 【2020年3月】

旧金毘羅大芝居 金丸座金刀比羅宮書院の応挙図と旧金毘羅大芝居金丸座【香川・祖谷6】

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