金比羅山参拝の後、石段をおりきってすぐの表参道に面したこちらでうどんを頂きます。香川讃岐うどんはしご3件目、ザ・観光地なのでちょっと邪道ですが。
虎屋?とらや?どちらが正しいのかよくわかりませんが、築百年以上というご自慢の建物も魅力的です。入口で呼び込みをしていた看板娘のおばあさまに呼び込まれた体もありますが、レトロな風情ある建物にもひかれてこちらへイン。
【住所】香川県仲多度郡琴平町814
【電話】0877-75-3131
参道にあるお食事処といったところでフルサービス、14時過ぎでがらすきでしたのでお好きな席にどうぞ、とのことで四人掛けのテーブルへ。なんだか椅子とテーブルの高さが合っていないんですがまあ気にしないでおきましょうか。
ぶっかけ冷 500円 ネギとショウガは別添えです。
同じくぶっかけ天ぷら冷 800円 にはエビ天ぷら一本とかまぼこ二枚。
コシは強くなくどちらかというと柔らかめだけれど、もっちりとした食感は十分、他の讃岐うどんとはちょっと違う感じもします。お支払い当然現金のみ。価格的には観光地価格でしょう。
看板おばあさまはその後も呼び込みを続けており大したもの。あんなに大声出し続けるってすごいことです。『そこのお姉さん、一杯を二人で半分づつでいいよ~、どうぞ~』なんて、商売上手です。
ちなみに、もともとは皇室も宿泊した虎屋旅館だとか。古めかしい店内の壁には皇室アルバムも。
今でも宿をやっていらっしゃるのでしょうか。うどんを頂いた建物に皇室が宿泊したとは思えず周囲をキョロキョロ見回すと、正面にちょっと格式ある門構えで『虎屋別院』、その奥、庭園の向こうに立派な格式ある建物がちらっと見えます。
あそこが旅館の母屋かしら、なんて思ったのですがどうでしょうか。看板娘に聞いておけばよかったのに。
【2020年3月】