唐松岳頂上山荘 宿泊記②館内・お食事あれこれ編~水は貴重だよ【富山】

唐松頂上山荘 共有スペース 水はないけど電気はある

前回、客室まで

唐松頂上山荘唐松岳頂上山荘 宿泊記①小屋閉め直前に泊まってみたよ~寝床・食堂編【富山】

トイレ・洗面

一階にあります。トイレは男女別。女子トイレは個室が4カ所。うち一カ所使用禁止で3つ利用できました。洋式、簡易水洗タイプ。トイレットペーパーは流せないので個室内のごみ箱に捨てるスタイルなので多少においは気になる。

唐松岳頂上山荘 トイレ

館内唯一の水場がこちら。ひねるとチョロチョロとわずかに水が流れます。飲水不可。予習したどこかの写真では歯磨きにこちらの水を使ってはいけないという貼り紙があったけど、当日はみかけませんでした。えーい、磨いちゃえ!(←自己責任)

唐松岳頂上山荘 洗面

食堂

ウッディな食堂は清潔。喫茶室もないのでお食事タイム以外は談話室として利用。

唐松岳頂上山荘 食堂

お湯300円/500ml。インスタントコーヒーは200円なり。

唐松岳頂上山荘 食堂

本来だったら自由に読めたであろう山岳雑誌も閉館の準備でビニール袋の中に。

営業中くらいは出しておいてほしいのう。ただでさえやることないんだし。『小屋閉め準備中で不便あるけど、来たければ来れば』というスタンスをひしひしと感じてしまうのは寂しい。

唐松岳頂上山荘 食堂

夕食後に利用している人もそれほど多くなく、さっさと寝床に入る人の方が多数。『何時まで利用できます』といった説明もないけど、20時45分頃までダラダラしてたけど追い出されなかった。端で若いスタッフも談笑してたし。

ちなみにドコモ回線はよくつながっておりました。Wi-fiはありません。

廊下の電気も完全消灯されないので、ライトの持参なくてもどうにかなります。発電は無茶苦茶がんばってしてるみたい。

唐松岳頂上山荘

直近で訪れた三斗小屋温泉は水が潤沢で発電わずか。こちらの山小屋は正反対。いずれにしろ水も電気もそのありがたさが身に沁みます、ハイッ。

夕食

時間指定で17時40分開始の赤札をもらう。混雑時は三部制のようだけど、当日は17時40分~の一巡だけでした。

唐松頂上山荘

時間になったら順に赤札を渡して食堂の中へ。人数にあわせて小屋のスタッフが着席位置を指示してくれます。

順にお味噌汁と白飯をうけとって席へ。お味噌汁・白飯はおかわり可能。

本日の夕食。ハンバーグ、カボチャ・ごぼう、花豆、しいたけ、春雨サラダ、フキ。

唐松岳頂上山荘 夕食

悔しいことに箸袋がリアル景色に勝ってるではありませんか。明日の絶景を期待して箸袋見ながらご飯たべます。

唐松岳頂上山荘 箸袋

卓上に温かいほうじ茶ポットがあり、お食事時は無料で何杯でも飲めます。というわけでしっかり飲んでおなかタプンタプンにしておく。

「夕食済んだら談話室にするので18時15分までに出てね」のアナウンスあり。

朝焼けタイム

不慣れな山小屋布団でうつらうつら。やっぱりよく眠れない。

予想していたよりも気密性の保たれた館内は底冷えもなく、薄手のフリース一枚羽織って寝ればちょうど快適。

隣の部屋からものすごいイビキ音が伝わってくる。同室のヒトかわいそうだなあ…なんて思いながらまたうつらうつら。こればっかりは運次第。

4時前後から周囲がゴソゴソ。ものすごーく気を使ってゴソゴソ動いてるのがわかる。眠れないしトイレに起きてみたら昨夕と違って山のシルエットばっちり。これは起きるでしょ!で寝息をたてて爆睡中の相方も叩き起こす。なんでそんなに熟眠できるんだ??

厚着して外へ。頂上山荘裏のヘリポート側に行ってみる。談話室でボーっとしてる時に近くの人がおすすめされてたので、そのお勧めにのってみた。聞き耳立ててないけど聞こえてしまったので。

日の出前からヘッドライトを付けた人が唐松岳頂上を目指してのぼるのぼる!このライトのヒトはものすごく早くて驚いた。あっというまに頂上に。

唐松岳

白んでくる中に浮き上がる富士山はやはりステキ。

みんな大好き富士山
唐松岳頂上山荘

昨日見えなかった分までよく見える。頂上山荘のむこうに唐松岳。剣岳も無縁だけど拝んでおこう。

唐松岳

後立山連峰と五竜岳も眺めて。いまさらながら、すごくいい場所に立ってる山荘。

唐松岳頂上山荘 眺望

ご来光は雲にはばまれて拝めなかったけど、大満足の早朝。

さあ、冷えてきたし朝ご飯食べに戻ります。

朝食

朝食はピンク色札の6時指定。この一巡のみでした。

唐松頂上山荘 朝食

塩鮭、卵焼き、たけのこ、花豆、フキ、カツオ梅。味海苔とデザートにみかんゼリーまで。

唐松岳頂上山荘 朝食

なんで朝からデザートなんだろう、もしかして昨夕出すのを忘れた?なんて思ったりして。

唐松岳へ そして下山

朝食済んだら荷物をおいたたまま唐松岳へ。整備されて歩きやすい登山道をのぼり頂上へ。後立山がさらに近い!

唐松岳頂上

唐松頂上山荘

小屋に戻ってトイレ利用したら、下山スタート。また来るよ、唐松岳。

唐松岳

って、あの険しい道通るのかあ…とおびえてたけど、視界クリアな中、なぜだか恐怖指数1/4くらいに低下。下りの方がコワいと思ったのに意外でした。

唐松岳 登山道

My恐怖ゾーン終わって振り返り。あーコワい。

唐松岳 登山道

みなさんものすごいスピードでひょいひょい登って下ってすごいのお。

今朝は丸山ケルンもくっきりと。

唐松岳 丸山ケルン

途中のハイマツ帯でみんな大好きライチョウさん。往復で計5雷鳥。雷鳥感謝デーでした。

雷鳥 唐松岳

白馬三山もくっきりと。昨日分のリベンジ。

丸山ケルンから 白馬三山

青い空と紅葉が麗しい。

唐松岳 登山道

下りも写真休憩ばっかり。

唐松岳 登山道

八方池に近づくころにはまた雲がモクモクと上がってくる。これまた悔しいけどWindyの予報通り。

八方尾根 白馬三山

八方池ではぎりぎりの撮影タイム。前日よりはマシなのでここからの景色はまた次回に持ち越しとしておこう。

八方池 

時期的に花は乏しい山行。ハッポウウスユキソウかなあ。

八方尾根 

リフト二基乗りついで黒菱駐車場へ。紅葉でいえばこの辺、黒菱平周囲が真っ盛りで燃えてました。

八方尾根 リフト

感想 絶景かな

眠れないだろうなあ、と思ったらやっぱり眠れず。でも横になってご飯食べていい景色見て、満足の山行となりました。桜はないけど、ああ絶景かなの気分。やはり山上の景色はいいものです。

山小屋自体は清潔にしてあり、若いスタッフさんたちも感じよし。小屋閉め直前だったのでフルパワーとは言えない感じでしたが、また次回のお楽しみということで。きっとまた来よう!〈宿泊2022年10月〉

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です