旅行先で出会うご当地グルメ、うどんだけでなく丸亀に骨付き鶏というものがあるだなんて。香川の特産に鶏肉ってあったかしら?と思いつつも、まずは行かねば。
宿泊したホテルルートイン丸亀からも近い、こちら一鶴(いっかく)中府店へ到着。予想していたよりも大きいガラス張りの店舗、駐車場完備で焼肉店のような外観です。
【住所】香川県丸亀市中府1-2-3
【電話】0877-22-9100
行列ができることもあるという前情報でしたが、ちょうどスムーズに待ち時間なく着席。がらーんと広いワンフロアの店内、ファミレス的な店舗です。テーブルや席の周辺に拭きのこしの油分があちらこちらにあるけど、まあそんなの気にしない、ということらしい。
メインはオーブンで焼き上げたという『おやどり 1,062円』『ひなどり 941円』(各税込み)の二種、ざくぎりのキャベツが一緒についてくるのでそれをタレ(というか鶏の油)につけて食べるのが一鶴流のようです。キャベツおかわり自由だろうなあ、と思いつつもどこにも記載なく店員さんからの説明もなし。初心者なものでよくわからず、周囲をキョロキョロ見まわしてからようやくおかわりに至ります。ちょっと不親切。
おやどり ステンレス皿にのせられた骨付き鶏、食べやすいように切り込みが入れてあります、が食べにくいことはかわらず、どんなに丁寧に食べようがべったべたに。できればフォークとナイフで食べたかった骨付き鶏。写真の焦点がキャベツに当たっているけど許して。
ひなどり こちらは切り込みなし
とりめし スープ付き 486円
しょっぱくてスパイシーでオイリーで、典型的な悪魔の食べ物だけどそこがやみつきでリピートしてしまうのでしょう。このスパイスにかかればどんな鶏肉でも味をカバーできるだろうという感じ、鶏肉にこだわりは必要なさそうです。とにかくうどんの対極にあるような、うどんで押し殺したジャンキー欲を満たすかのような食べ物です。
おやどりの方が水っぽくない、というかぎゅっと詰まった感じが好みでした。若くもないoharuにはちょっと油分が多すぎでしたがうどん以外の丸亀名物に出会えた夜、でも、なぜに香川で”鶏肉”なのかはいまだに不明です。『世界の山ちゃん』で食べる名古屋の手羽先のようなもので特に理由もなさそうな気もしますが。
家族連れが多かったけど、数名のグループでお酒も入って盛り上がる人もいれば、ドリンク類も全く頼まず鶏を一品ずつ頼みささっと食べて帰るカップルなどファミレスでもあり飲み屋でもありファストフード感覚のひともいたり、で面白い丸亀の名物骨付き鶏店でした。 【2020年3月】