夕食 奄美大島を救ったソテツを頂く
前回 客室編からの続き
Miru Amami 宿泊記①赤尾木湾を望む客室編~リゾート気分で【鹿児島・奄美】フロント奥のダイニングにて。夕食付のプランですが事前に希望時間を問われたので前もって指定しておきました。間接照明や卓上の小さい照明だけなので雰囲気満点=写真はとっても暗い、ということで。
コロナ禍中あるある、食事中のマスクケースも用意してあります。
チェックインの際に本当はウェルカムドリンクが頂けるようなのですが、遅い時間にばたばたとしてチェックインしてしまったのでこの夕食タイムにかわりに頂きました。『そのままなし崩しでウェルカムドリンクなし』になるパターンが多いのに、そういった心遣いうれしいホテルです。
先付け:ゴボウとナリ粉(ソテツの実)のすり流し 生まれて初めて口にするソテツ、お味はゴボウ感が強かったのでソテツはよくわからず。ソテツの実はもともと島で食べる習慣があったそうで食べるものがないときなどには救世主のような存在だったとか。灰汁を抜いたりしてやっと食べられるとのこと。手間がかかるらしいです。
ソテツの実と葉もテーブルに持ってきてみせてくれます。うん、南国の雰囲気。写真を撮り終えると他のテーブルに持っていかれるソテツ、観光客相手に慣れた感じです。
前菜 シビ(メバチマグロ)と島蛸のお造り・ お凌ぎ キノコと春菊の白和え
揚げ物 季節野菜の肉味噌掛け 写真ではよくわからないけどカラフルジャガイモの肉味噌がけです。
温物 海老真薯と大根の炊き合わせ 一見、厚揚げに見えるのにお味は海老真薯でした。
お肉のお皿 鹿児島黒牛ネックの赤ワイン煮こみ
お米のお皿 特選握りずしとお椀 真ん中の白身ははタマン(=ハマフエフキ)という普段お目にかかりませんのではじめましてのお魚。お椀はアサリのお味噌汁。
デザート ガトーショコラ
旅館やホテルお約束のご当地飲み比べ、今回は奄美大島 山田酒造の黒糖焼酎『長雲』の飲み比べ。あたくしは横で見て嗅いだだけですが。
奄美地方らしさもあるコース、『あ~、もう食べられない!』という感じではありませんので大食の男性だと少し量が足りないかもしれません。周囲にコンビニなどありませんのでその点注意。
朝食 和食か洋食から選択~晴れるベーカリーのパン
同じダイニングにて。案内されたのは夕食とは別のテーブルでした。夕食時はすでに窓の外は真っ暗でしたが明るい時間は眺めを楽しみながらお食事ができます。
雰囲気的に洋食だけかと思っていたら、なんと朝食は洋食・和食から選べます
洋食を選択 まずはフレッシュサラダとフルーツ(和洋共通)二人前、各自取り分けます。
スペインオムレツとソーセージなど・冷たいトマトとオレガノのスープ・”晴れるベーカリー”のパン
紙に包まれてるのはチキンとチェダーチーズのホットサンド、メルティングしたチーズが美味しい。
ツレは和食を選択、大きなアジの開きと鶏飯が特色をだしています。南国リゾート風ダイニングでの和定食、なんだか不思議な感じです。
感想 ゆったり南国気分満喫、空港から遠くないのもgood
ビーチ近くに泊まってリゾート感を少し味わいたい、という目的は十分達成できるホテル、客室。居心地よくてチェックアウトの11時までまったりと過ごしました。ただ今回は宿泊して海を眺めただけなので、沖縄的なアクティブビーチリゾートをする、とかルームサービスを頼む、何連泊もする、といった使い方で満足するのかは不明です。各ヴィラは距離があるものの、カートでの送り迎えもあるので足腰が悪くても全く心配ないのもうれしいところかもしれません。
おひとり様も2~3人お見かけしたかな。一人でのんびりするもよし、カップルで、友人で語らうもよしな感じ、飛行場からも20分程度と近く(お願いすれば送迎可)ちょっとリゾート感に浸るのによさそうです。〈2020年12月宿泊〉