のがわやのお食事
前回、温泉まで
お食事は夕食は客室、朝食はお食事会場でいただきます。
夕食 お部屋で頂く丁寧お料理
全部屋お部屋食です。『接触回避のため一品ずつの提供はしません』と説明がありました。予約したのは最もリーズナブルなプランだったはず。予約控えを見ると〈【縁〇絆〇願】旬の海幸・山幸!季節替り【基本】懐石〉との記載。
時間になると座卓上に準備開始。最初のセッティング。

たこの湯引き 酢味噌でいただきます

お刺身:ワカナ(ハマチより幼い)、アオハタ、たぶんヨコワ(クロマグロの幼魚)。なんとか聞き出したお刺身名。

アスパラ豆腐 海老・雲丹 ほんのり青っぽい香り。

冷たい石挽きそば

箸袋にゆのつ音頭・ゆのつ小唄・安来節。さあ一緒に歌って~♪

冷製のお皿が終わったころに、温製のものがきます。一気に四皿。素敵な器なので蓋つきの図。

ぱっかーん、蓋をあけても美しい。

鯛のねぎ味噌焼き

鰆のけんちん蒸し

ゆり根・もち米の蒸しおこわwithいくら。もう、説明してくれないので見たまま。

天ぷらの山を崩して 白身魚のしそ巻きやら海苔巻きやら、ズッキーニ等。

最後のご飯も蓋付き碗で登場。

蓋おーぷん。つやつや白飯はぎゅうぎゅうに詰められています。鯛のお吸い物、たぶん。

デザートにフルーツがのった自家製プリンをいただいてごちそう様でした。

一皿ずつ丁寧に手をかけられた美味しいお料理と素敵な器に大満足、と言いたいところなんですが、担当係のお皿の提供がもうなんというか、ガンガン音を立てて雑で…説明も必要最低限以下、という状態。なんか圧もあってあまり細かく聞けない雰囲気。客室まで息切らして持ってくるのが大変なのはわかるけど、いい料理なのにもったいないねえとツレと嘆いておりました。いまだに外食時の会話のネタになるほどです。
とてもいいお料理なのにこんな提供してると知ったらあたくし板さんだったら泣いちゃうね。ああ、惜しい。説明省きたいならぜひお献立を作ってほしいところです。お食事自体は自分好みの優しい味付けと見た目でした。
朝食
お食事会場へ。温泉へ行くのにも何度も通った二階のメイン廊下。

畳にテーブル・椅子で快適。この広い空間で6部屋分6卓あり。予想外に広くてびっくり。この広さだったら会場食でも全然余裕でしょ。あんな残念な夕食時間にならないでもすんだのに。でも一方で個室食のニーズもあるのはわかる。

着座時の配膳 右はじはイカ刺し

焼き魚はカレイ系の干物。なんと朝の配膳係も昨夕と同じ。教えてくれないし聞くのも忘れたヨ。もう疲れたよパトラッシュの気分。

煮物、温泉卵、昆布(だったような)

つやつやご飯とお味噌汁。ご飯はお食事処にあるジャーからよそってくれます。おかわりしたいなあ(ツレが)と配膳係来るのを待ちますが誰も来ず。他テーブルのお客さんがセルフでよそってたので、もう同じく自分でよそっちゃったよ。

またもや美しい器に入ったやさしいお味といい香りの海苔汁

食後にお部屋に戻ってコーヒーいただきます。

感想 期待通りのお料理と温泉
源泉かけ流しのお湯や丁寧に味付けされたお料理は期待通り。チェックイン時とお宿を出ていくときしかお会いしなかった女将さんは快活でやさしい雰囲気。最初、ちょっととっつきにくいのかなあなんて思ったご主人も、温泉津のことや鉄道のことなどお話してくれて思いのほかフレンドリー。
配膳係はまあ、たまたまハズレだったのでしょう、ね。お料理そのものは期待以上なので、ぜひ圧に屈せずがんがん質問してみてください。できなかったけど。〈宿泊2022年6月〉

