白布温泉 東屋の温泉につかってみよう
前回、客室編まで
白布温泉 東屋 宿泊記①米沢駅から送迎車~あたたか客室編【山形・米沢】東屋の温泉は男女別の滝風呂(内湯)+露天、家族風呂二カ所。いずれも同じ源泉で加温・加水・消毒なしの源泉かけ流し。男女のれん替えはありません。
朝9時―11時まで清掃。それ以外は深夜を通じていつでも入れるパラダイスです。
宿泊棟から廊下を渡って温泉棟へ。手前に女湯、奥に男湯、さらに奥に家族風呂。写真にはうつってませんが女湯の左に別の貸切風呂の石風呂があります。
滝風呂・露天風呂
女湯へ。日帰り温泉も可なので脱衣所はとっても広め。ドライヤー二つあり。
右の扉をあけると滝風呂。露天風呂へはカレンダーの後ろにある階段を数段登る必要あり。
では、滝風呂の内湯へ
うわーっ、写真でみた滝湯。ゴーゴーと音をたてて
滝つぼへ。ここに立って肩にあてて打たせ湯に。ただこの滝は構造上冷めやすいのでまあまあ熱めの43℃以上のものが落ちてきます。
湯小屋は湯気やしぶきがたち、写真ではもわっとした感じに見えますが、意外なことに外気の冷やかさを感じられる空間です。
滝のように注がれた温泉は手前の石風呂へ流れてくるスタイル。42℃くらいにさめてちょうどいい。『上杉家の鉄砲鍛造の為、旅館をこの地に移築した約400年前から使われている浴槽』だそう。すんごい歴史。どの藩も山奥で鉄砲作ったり火薬こさえたりしてるよね。
あれだけの滝でドバドバそそがれていたので、あふれたお湯は豪快に掛け捨て。無色・無味・透明。
入り口わきに小さめの湯舟、と思ったら上がり湯用。表示では『熱め』の案内だったけど、外気温のためかぬるゆになってたので、つかってしまいそうになりました。危ない危ない。
洗い場 シャワーは一つのみ。でもシャンプー類は三点セットです。
露天風呂
一旦脱衣所の方に戻って階段をあがり露天風呂へ。
湯口は塩ビパイプ、湯口44ー45℃くらい。もちろんかけ流し。湯枠外にオーバーフロー。
雪壁に囲まれたつくり。湯舟は外気温の影響もあって41~42℃くらいでちょうどよい。見上げると上の露天風呂にむかう階段がある。
上の露天風呂には行かれないみたい、と思ったら
夜になったらライトアップしてたので覗いてみました。本来はこちらが熱めの設定みたい。当日は入れる湯温ではなし。こちらも十分な広さ、でも壁に囲われた閉塞感も否めない。女湯は開放感を求めずらいのでしょうがないですね。
男湯
内湯のつくりは同じみたいだけど、露天は異なり一つ大きいものだけ。
雪見風呂~。これぞ開放感あっていい感じです。うらやましい!
石風呂
石風呂という名の貸切風呂。あいていれば内鍵かけて利用可能。
『上杉家の保養御殿時代の大きな庭石を、昭和26年から2年かけて手彫りした』そう。楕円形の湯舟になみなみと注がれたお湯がオーバーフローです。う、美しい。
壁のむこうから岩伝いに垂れてくる温泉、最終的には42~43℃程度でしっかり触れても熱くない湯温。
なので湯舟はもう少しぬるめになって気持ちがいい。ガラス戸の向こうは雪の山、壁。外気を感じることもできて、ここもまた雪見風呂。
白い湯の花が湯底に溜まる。ふわふわ浮いているものもたっぷり。
この石風呂の湯温、ぬるめで気持ちよくって何度か利用してしまった。お気に入り。
家族風呂
こちらも空いていれば内鍵閉じて利用できる貸切風呂。
脱衣かごと洗面スペースの脱衣所、思ったよりも広し。
扉をあけて湯屋へ。
ゴリゴリ白色析出がついた湯口から熱めの温泉、しぼり気味で注がれてます。
湯船も結構熱めの仕上がり。換気のために窓も開けてあるけど湯舟はおそらく43℃以上。
どの湯殿にもこのアラートはあったけど、この家族風呂はちょっと水を入れたくなってしまう熱め湯舟でした。
というわけで、あまりこちらのお湯にはお世話になりませんでしたが、あつ湯好きさんのニーズをきっと満たしてくれます。あと、こちらの温泉までは階段昇降なく来られるので、階段避けたいときにもお勧めです。シャワーもしっかりありますので。
温泉分析表から (平成27年5月)
源泉名:白布温泉
泉質:カルシウムー硫酸塩温泉
源泉:57.2℃
pH:2.9
湧出量:? 自然湧出
溶存物質1,198mg/kg
最後にお食事編へ🍴
白布温泉 東屋③芋煮や鴨鍋~お食事編【山形・米沢】