妙見温泉 田島本館の温泉~いつでも入れるかけ流し
前回まで
妙見温泉 田島本館 宿泊記①かわいい看板猫のお出迎え~客室編【鹿児島】温泉は2カ所、神経痛湯・きず湯・胃腸湯の3種類。夜間もいつでも入浴可。男女の入れ替えはありません。
もちろん加温・加水・消毒なしの源泉かけ流し温泉。
神経痛湯
メインの湯小屋、日帰り利用の場合はこちらの神経痛湯だけです。敷地のはじっこ戸外、宿泊棟からは雨にぬれずに行かれます。
左側に男湯、右側に女湯
このうたせ湯の分析表はかなり古い感じだけど、他に分析表見当たりませんでした。
脱衣所はいたってシンプル、壁も床も木造り。15時ころには4名ほど入浴中、17時にのぞくと靴が10足以上あって、大混雑!そっと、扉を閉じたのは言うまでもありません。入浴料金300円、共同浴場のように日帰り客で大賑わい大人気の温泉です。日帰り時間が終わるのをじっと待つことにします。夜間も早朝も好きなだけ入れるんだし。
ガラガラっと扉を開けると期待通りの飾り気のない湯小屋、雰囲気抜群。手前の小さい浴槽は水風呂。
奥の角にシャワーが一カ所。石枠の湯舟~、うっすら貝汁様に濁っています。
むき出しの配管から直接注がれる湯口、ドバドバ系。金気臭はあるけど味は金気だけでなく甘みもあったり。泡付きはありません。もっとキシキシするかと思いきや案外とすべすべ感あり。
お湯は切れめや湯枠上部から掛け捨て。
素朴な造りの湯小屋、隙間もたっぷりで換気も良好。入り口わきにもシャワーが一カ所の計二カ所。
うーん、いい温泉です。
河畔のきず湯・胃腸湯
神経湯のわきのスロープや階段を少し進むと
温泉がドロドロと析出した温泉槽に巡り合い、
さらに下ると河畔のきず湯・胃腸湯へ。
キズ湯・胃腸湯があるのは建物の真下。河畔なので増水ですぐに水があがりそうなためか床下は吹き抜けで一階部分を高くしてあります。なので底冷えするんですね。
この湯小屋、以前は日帰り立寄りもできたみたいだけど、現在は宿泊者限定。狭い湯舟だし、ここも立ち寄り可だとカオスになる、ちょっと困る。
シンプルな脱衣所にはドライヤーもあり。というわけで洗髪なども禁止ではないみたいだけど女性にはちょっと厳しそう。
ビニール板の屋根のシンプルな造り。
細長い湯殿に湯舟は小さいものが二つ。手前が『きず湯』、奥が『胃腸湯』。無理やり二人がマックスの大きさです。
どちらのお湯も空気に触れることなく直接湯舟にイン。あふれたお湯は贅沢に湯枠を超えてかけ捨て。
入り口に近いキズ湯のほうが熱めで44~45℃といったところ。最初、熱くてほとんど入れずに断念。次に入ったときにはどなたかがセルフで水を足したようで適温に。熱いのニガテなのでセルフ水足し可なのは助かります。少し甘みを感じる金気味。浮いているような湯の花はなかったものの、赤茶色い鉄分が湯舟にべったりついたり、粒が舞っていたり。
白色洗面器にとってみると赤茶色のつぶつぶ
このきず湯、あっという間にびっしり泡付き。炭酸水素塩泉ですね。なんかふんわりするお湯、ほんとに気持ちいい。
奥の胃腸湯のほうは少しぬるめ、金気臭や鉄分のべっとりはきず湯よりは控えめ。きず湯のほうが圧倒的に濃い感じ。
おおっ、打たせ湯。当初ここにしか洗い場というかシャワー代わりになるものがないと思ってツレに誤ったプレゼンしたのは私です。ここで洗髪するのは少々痛かったそうで…。このうたせ湯は胃腸湯と同じものだそう。
打たせ湯の周りは飛び散った温泉が固まってブツブツに。
宿泊客が少なかったためか、どのお湯も常に独泉で楽しめてしまいました。ラッキーでした。
温泉分析表
先の神経痛湯入り口にある古い看板(源泉名:妙見田島温泉うたせ湯、pH6.7、源泉温49.1℃、純重炭酸土類泉)のみ。詳細わからないので割愛。
つぎはお食事編🍴へ~
妙見温泉 田島本館③お食事編【鹿児島】