蔦温泉裏手の沼めぐり
宿泊した蔦温泉は建物をぐるっとブナ林に囲まれている。
蔦温泉 宿泊記 趣のある温泉宿でほっこり~足元湧き流しの温泉につかろう【十和田・奥入瀬6】その林の中に七つの沼が点在して蔦七沼(蔦沼、鏡沼、月沼、長沼、菅沼、ひょうたん沼、赤沼)。七沼のうち赤沼を除いた六沼をまわれる散策路があるようなので、朝食前の早朝(といっても大して早くはない)にぐるっと回ってみることに。海外だと時差ボケで早朝覚醒→散策はよくするけれど、温泉宿は朝寝坊が基本なもので・・・めずらしい行動。でもせっかくなので、野鳥の森を楽しんでみよう。野鳥に興味はないが。
沼めぐりの小路 2.8km、約70分 のコース
蔦沼 整備されて車椅子でアクセス可
まずは駐車場わきのビジターセンターから林へ入り、最も大きい蔦沼へ。
林の中、整備された遊歩道をすすむ。
蔦沼 多少の勾配はあるものの、この蔦沼までは車椅子でも来られるように整えられている。
雪をかぶった赤倉岳。静かな湖面に逆さ富士ならぬ、逆さ岳が映える。緑のブナ林も美しい。赤倉岳の火山活動による土砂でできたのがこの沼群。
紅葉シーズンの早朝、赤く染まる景色が5年前のJR東日本のポスターに採用されたよう。ポスターや写真で見ても赤く燃える山と岳と本当に美しいけど、ひどい混雑らしい。ので写真だけで満足しておこう。錦秋もいいけどこの新緑の木々の景色も十分に美しい。混雑していないのも大切な要素。この朝は誰もおらず新鮮な空気と景観を独り占め。
鏡沼~月沼
蔦沼から先のコース、遊歩道としては十分歩きやすいけど、車椅子用にはなっていない。蔦沼だけながめて帰ってしまう人も多そうな雰囲気。
鏡沼
奥入瀬渓流のような水の流れ・音に癒されながら歩く。
月沼
とっても青い長沼~菅沼~ひょうたん沼
長沼 さらに進み、木々の間から覗いた長沼は独特の青さ。北海道 美瑛の青い池にも劣らない美しさ。時間帯や日照にもよるのかな。
菅沼 を遊歩道から見下ろして
ひょうたん沼 水面に落ち葉が多くのり、最も沼らしい沼。以前はひょうたんの形。モリアオガエルの生息地。
ひょうたん沼が見えたら散策路もおしまい。蔦温泉の西館裏手にでる。朝風呂に入りたいのでちょっと早めにせかせか歩いて50分。長沼や菅沼をのんびり楽しんだらやはり70分はかかるかも。朝から気持ちのいい森林浴終了。
林の中の苔とシダの緑と落ち葉から出来た美景。日本の森って感じで。行ってみる価値あり。
朝風呂・朝食すませてチェックアウト。
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