ホテル雲丹御殿
利尻・礼文旅行の3泊目は利尻島に宿泊、せっかく雲丹シーズンに来られたのなら雲丹を堪能してみますか、ということでこちらホテル雲丹御殿に宿泊です。ネーミングはあれですが、建物はいたって普通。エレベーターあり。
【住所】北海道利尻郡利尻富士町鴛泊野塚
【TEL】0163-82-1120
またなんだか中途半端な、大丈夫?な住所ですが、県道沿いに建ち周囲に建物もないので迷うことありません。お願いしておけば送迎も可能とのこと。
フロント業務をされているのは、強そうなパンチ感漂う、おそらくご主人。でも対応はいたって親切、優しい接客でした。
ペシ岬の見える客室 袋に入ったリモコン
和室6畳(禁煙)ユニットバス付、二名で宿泊 一泊二食 22,550円/人
踏み込みから見た客室、左側の床部分も含めて6畳なのかちょっと狭い感じもします。窓も小さめ。エアコンばっちりついておりました。
テーブルの上に湯沸し、テレビなど。どちらかというとビジホ洋室のつくり。もともとは洋室だったのを改装したのかもしれません。
このお宿のリモコン類は感染対策用にビニールに入っており安心できる気配り。最初なんのことかわからずに袋から出そうとしてしまったことはここだけの秘密。お食事処にもマスク入れが用意してあったり。コロナ騒動始まってから何か所か宿に泊まりましたがリモコン袋を採用しているのはこちらの宿だけですね、いまのところ。
当日はあまり天気が良くなかったものの窓の奥にはペシ岬、わかりやすいメルクマールが目に入ります。
大浴場 昆布ゆらゆら
2日前にとまったホテル利尻は島唯一のかけ流し温泉でしたが、こちらの浴室は普通のお湯。でもゆらゆら昆布が入っており湯豆腐にでもなった気分(?)で温まれます。でも知らないで入るとちょっとコワいかも。
箱根小涌園のワイン風呂やチョコレート風呂とは違った控えめな演出が北海道らしい。ゆらゆらしてます。
大浴場自体は日本海に面して眺めも良好、洗い場は両面に計4個くらいで大きくはありません。
夕食 利尻昆布を食べたエゾバフンウニが続々とやってくる
一階お食事処にて。目的はもちろんウニづくしのお料理。ただ、天候などにより漁に影響が出る場合は食べられないとか。どきどき。
窓辺の指定された座席には既にお食事が並びます。生ウニや焼きウニ。美味しい利尻昆布を存分に食べたウニたちです。
かすべ(=エイ)の煮つけ
割ったばかりのウニ~、スプーンですくって頂きます、贅沢。奥には焼きホタテのウニ添え。
茶碗蒸し、ここにもウニ添え。
揚げ物もあったり
最後のご飯はウニ丼とウニの潮汁。もうウニだらけ。
日によってウニの種類が違ったりしてムラサキウニが出る日もあるらしいですが、当日は全種類エゾバフンウニ、雲丹にどっぷりつかってしばらく食べなくていいねえ、なんて思うくらい。このお宿のお食事も見事に海産物オンリー、肉類皆無でした。ウニ、海鮮嫌いの人には食べるものがありません。
デザートにプリンを頂いておしまい。
朝食 少しビュッフェも
前日夕食と同じ場所にて。お食事処には大漁旗も。たしかどこかにオーナーが漁師さんって書いてあった気がしますが。
既に用意してあるセッティング。
新鮮わかめをしゃぶしゃぶして頂きます。
その他サラダやお惣菜、ご飯ものはビュッフェで。ホタテカレーなんてのもあります。
感想 一年分のウニを食べた気がする
雲丹を食べにここの宿だけを目指して来島する人もいるようなクチコミをどこかで見つける名前通りのウニホテル。正直なところ、一泊目のホテル利尻、二泊目の旅館かもめ荘で量は少ないもののすでに美味しいウニを頂いてしまっており感動が半減していたのは事実。でもこれでもか、というウニ料理のラインナップはやはり産地利尻ならでは、雲丹好きなら満喫できること間違いなし。季節が合えば泊まってみるのをお勧めしたい、雲丹づくしを楽しめます。〈2020年8月〉