湯ケ野温泉 福田家へ泊まってみよう
前泊は船原温泉 船原館の伊豆旅の続き。景観のいいところをめぐって、最後は七滝高架橋を通って湯ケ野温泉へ。ループ橋と見ごろの河津桜と。
全建賞と田中賞受賞の優秀な橋だそう。賞の価値がわからないけど、ぐるぐる下ってくるのも楽しいし見上げても素晴らしい。
駐車場から福田家まで
お宿の駐車場に車を置いたら、河津川沿いの遊歩道をすすみます。こちらの河津桜がまだまだ綺麗。
ここから階段を下って
下る途中の足湯はお湯が死んでて廃墟化。
下りきったら橋に到達。正面に福田家の看板がどーん。
橋を渡り福田家から川向うに見える緑屋根が湯ヶ野共同浴場。旅芸人の踊子が裸で出てきて手を振った場所。福田家の浴衣を着ていれば入浴できるという場所だったのに、コロナの影響で地域住民以外の利用ができなくなってしまったそう。外湯めぐりは面倒なので元々あまり興味がないけど、機会を失われると覗いてみたかったなあなんて気がしてしまうものです。
しょうがないけど。
お宿玄関に到達。明治12年創業『日本秘湯を守る会』の会員宿です。
湯ヶ野温泉 福田家
【住所】静岡県賀茂郡河津町湯ヶ野236
振り返ってみると、玄関まえにたたずむ伊豆の踊子。苔をまとってみました。裸じゃないよ。
館内入ると、鹿がお出迎え~
玄関前まで車で行かれない不便さも乙なもの。橋の向こうに風格のある建物が見えた時には、はるばるやって来た感で勝手に盛り上がれます。
踊子7 伊豆の踊子ロケに使われた客室
福田家の客室は本館と新館に数パターン、どのお部屋にしようか迷いましたが眺めや雰囲気のよさそうなこちら踊子7の客室にしてみました。二名で宿泊 ニ食付きで18,700円/人+入湯税。
本館、フロント前の階段を上るとすぐに客室の入り口。向こう側が見えちゃう懐かしい、でもちょっと怖いタイプの階段。親戚の家で足がすくんでたのを思い出します、ニガテ~。
客室前の廊下。踊子7の前には山口百恵ちゃんのサイン。突き当りが踊子1の客室、一高生の川端康成が宿泊したお部屋。
廊下の前からの眺め
廊下の左側に太宰治が東京八景を記した客間。
話を宿泊した踊子7に戻すと、ここは「伊豆の踊子」のロケを行ったお部屋なのです。
二面がガラス張りになった明るい角部屋
床の間も書院欄間も美しい♪
広縁というか、元はぐるっと廊下だったのかな、と思われる位置のチェアからは河津川と渡って来た橋をのぞめます。
ねじねじタイプの鍵。
客室前の木々をひょいひょいと行ったり来たりする物体が…リスでした。巣作りなのかな。
なぜかこの方向の写真が夕食後の布団を敷いたもので。撮っていなかったとは…。帰ってから気づくのですね、こういう不手際。
そういうわけでお宿のHPから写真拝借。
二間続きのお部屋、奥の6畳間にはコタツが展開。
奥の和室のさらに右奥に、小さい洗面とウォシュレットトイレ。水回りは手を入れてあるようで新しく清潔。
透かしガラスのついた障子がレトロですてき♪
お茶菓子は港月堂の温泉まんじゅう、調べたところ河津町のお店のようです。
温泉タオルはちゃんと名入り。
鍵は一本のみ。温泉貸切時間帯が長いのでどうにかなります。
冷蔵庫内は予め最低限だけおさめられているタイプ。空間たっぷり。
古い客室だけどお手入れはしてあります。金庫あり、エアコンあり。3月の日本家屋は冷えます。夜間エアコンオフにできませんでした。
館内図 新館も旧館も客室はすべて河津川沿いなのがうれしい。
浴衣に着替えてずっと入りたかったあの温泉♨へ~
湯ヶ野温泉 福田家 宿泊記②憧れの榧風呂を独泉できる幸せ~温泉編【静岡・湯ヶ野】