那須温泉 グランドホテル愛寿
登山の際に直前に素泊まりホテルを検索したところこちらのホテルがヒット。ホテル名称、響きからしてザ・昭和。あいじゅって? 昭和のグランドホテル、おそるおそる泊まってみることに。この玄関前が駐車スペース、無料。
【住所】栃木県那須郡那須町湯本206
【TEL】0287-76-3060
ロビー・フロントまわり。女子の浴衣は絵柄選択方式。
客室
部屋タイプ和室8畳~10畳 要するにお部屋お任せということでしょう。2名宿泊 食事なしで13,200円/室+入湯税150円/人。
チェックインしたのは20時過ぎ、すでにお布団が敷いてあります。もうあとは温泉入って寝るだけ。このお部屋は窓からの景色は望めませんでしたが長居しないので問題なし。
お茶菓子は那須の花図鑑 固めのウェハ―スのような、雷鳥の里のようなお菓子。
よく見たら灰皿、喫煙可ルームだったようです。幸いたばこ臭気にならず。予め消臭をお願いしておいたのかどうかはすっかり忘れてしまいましたが心配な方は連絡しておきましょう。
利用しませんでしたが浴室つきでした。ちょっと衝撃、なんだか昔の団地のお風呂のよう。黄色い洗面器のケロリン、いまだケロリンそのものにお目にかかったことがありません。
トイレ内にはウォシュレット設置済み。でも電球と電源のスイッチが同じみたい、設置工事の苦労がうかがい知れます。
宿泊したのは6階、フロントと同じ建物なのでおそらく最古の建物。お隣の部屋、というよりかは換気口を通じてどこか(同じ階?)で盛り上がっている若者の話し声がよく聞こえてくる建物でした。
温泉 塩素臭しっかりでがっかり
大浴場と露天風呂、別々の場所にあるので両方入ろうとすると一旦浴衣を着なくてはいけません。夜と朝で男女入れ替えあり。むむっ。残念ながら加水なし・加温あり・消毒あり。
露天風呂:あまり広くないうえに塩素臭がしっかり。シャワー二か所の洗い場あり。『刺激の少ないお湯が自慢』でも塩素も十分刺激ですヨ。
温泉分析表(2017年12月)から
泉質:単純泉(低張性中性高温泉)
源泉名:山楽源泉No.1~山楽源泉No.15・八幡源泉 混合泉
源泉 64.6 ℃
湧出量 817.3L/min(自然湧出)
pH 7.4
溶存物質 0.832g/kg 成分総計 0.843g/kg
大浴場(内湯):お湯はやはり塩素臭たっぷり。わりと混雑していたのでささっと洗い場利用してやめておく。男女の入れ替えあり。
ホテル内あれこれ
ゲームコーナー、懐かしいかほり。
中国語がでかでかと。新型コロナ前には大陸から団体さんがいっぱい来てたのかしら。
中国語を全面に出されすぎると気分萎えます…
まとめ・感想 うーん、素泊まりでしょう、ここは。
接客(といってもフロントでのチェックイン・アウトのみですが)は気持ちよく問題なし。そして予想通りの昭和な古い、くたびれた感のある建物と、あまり心地よくない温泉。素泊まりで期待せずに行ったので問題なかったのですが、HPの写真がかなりあか抜けた感じになっているので、そのイメージのまま足を運ぶと悲しい気分になりそうです。ただ、今回利用した6階建ての建物以外はもう少し新しい可能性もあります。
あちこちに中国語表記あり、コロナ前はインバウンド、大陸系団体客が大勢いたのでしょうか。しばらくは中国語団体さんもこないでしょうから、外しちゃえば?という気もしますが。余計なお世話でした。
那須近辺で素泊まりを探すとペンションの方が圧倒的に多い気もします。が、ペンションだと早朝からガタガタ出ていくのに気が引けるというか…。そういうわけで選択したホテル愛寿、素泊まりとしては屋根・寝床のニーズは満たしていますが、それ以上のものは期待すると厳しいかな。おすすめ要素が見当たらず、とりあえずは温泉をもう少し頑張ってほしいところ。そう考えるとビジネスホテル並みにもうひとこえお安くてもいいのでは?という気がしてしまいす。〈宿泊2020年9月〉
おまけ 猿が!
早朝、グランドホテル愛寿から車をスタートさせて間もなく、樹の上で何か動くものが…猿ではありませんか。しかも親子。ここは那須ワールドモンキーパークではなく路傍のただの木です。那須にも野生の猿がいるのですねえ。むしゃむしゃお食事中、やばいっ、子ザルと目が合ってしまった。