栃尾又温泉 自在館に泊まってみよう
秘湯好き、ぬる湯好きに人気のこちらの栃尾又温泉、なかなか行く機会がなかったのですが極寒期に行ってみることに。冬は寒いよ~なんて話もちらほら聞くけど、だいじょうぶかしら?
アクセス 浦佐駅から送迎バス利用
栃尾又温泉には同じ湯屋を利用する神風館、
とありますが、厳冬・積雪期で送迎必須なので選択余地なく自在館に決定です。もちろん小出駅から路線バスという選択もありますが、送迎バスのほうが便利ですね。自在館の場合は送迎時間にあわせてチェックイン・アウトさせてくれるので送迎バスを利用しても滞在時間が短くならないのがウレシイ。上毛高原あたりからどんどん雪深くなる景色を眺め、13:13到着。浦佐駅で降りるのは初めて。ホーム柵が気休めタイプです。
改札外のこちらの観光案内所MYUが待ち合わせ場所。
時間になると(当日は13:20~13:30頃)お宿の方がお迎えに来てくれて、東口からマイクロバスに乗り込みます。当日はほぼ満席状態。若い人、一人旅の人多かったな。
運転するご主人(だと思う)のオペレーションに感激。乗車時も各グループが合席にならないように指示したと思えば、降車時も順に誘導。一度にバス降りても寒いだけだもんね。そんなわかりきったことすら大概やってくれないけど、ご主人はしっかりしきってくれます。出だし良好の好印象。
除雪でできた雪の壁を見ながら一路自在館へ。途中、道の駅で買い物すんだ連泊者をピックアップ。
到着した自在館はやはり大雪の中でした。
玄関はもはや雪洞
入り口付近は落雪の危険地帯、ちょっと緊張するんですよね。ササっと通ります。
栃尾又温泉 自在館
【住所】新潟県魚沼市栃尾又温泉
館内
ロビー付近
100年前の時計は時間があってなくても大切なオブジェ。館内はあれこれ説明書きやお願いだらけだけど、かわいい字体とたぬきやうさぎのイラストで小うるさい感じをなんとか中和。紙一重だけど合理的で悪くない。
一階ロビーにコーヒーマシーンや給湯器、いつでも美味しいコーヒー、お茶はこちらで。
お部屋にお茶菓子なし。こちらのフリーお菓子を各自ピックアップ。ルマンドとソフトサラダ。ブルボンも亀田製菓も地元・新潟企業だもの。
この棚の下においてある保温ポットをお湯が入っているものと思って客室に持っていったら温泉水でした。
2階エレベーター前にもお茶・お湯スポット。コーヒーはないけど、至近のお茶ゾーンとして重要。熱いものは都度とりに行かなくてはいけないのはちょっと面倒、残念。好きな時にあったかいものを飲みたいのでお部屋にポットは欲しいところ。トイレなし客室のため、このすぐ後ろにあるトイレを利用しました。
館内図はこちら
本館(新館)にはエレベーターがあるものの、大概の大浴場、貸切風呂は階段必須。唯一『うえの湯』と『おくの湯』だったら外からまわっていけば階段ほとんどなくて行かれそうです。
客室 大正棟~寒いよ、やっぱり
今回は歴史感じる大正棟に宿泊。トイレ・洗面なし和室です。
味のある大正棟に惹かれるが、寒いかなあ…としばし悩む。電話で尋ねると「客室内は暖房もこたつも準備してあるが、廊下は冷える」とのこと。部屋が極寒でなければ大丈夫かと判断して予約。ちなみに秘湯を守る会のサイトから予約すればお得なプランがあったようですが、希望日に空室なし。守る会のスタンプが欲しかったのでお宿に直接電話予約しましたが、お宿のHPと同じ価格でした。(その分お宿のスタンプカードなどの特典なし)
一汁六菜プラン 2名宿泊で14,080円/人+入湯税。
本館二階から廊下を渡って大正棟へ。食堂でチェックインすんだら各自で客室へGoするスタイルです。
渡り廊下の先に階段、数段登って客室のほうへ。
ピカピカに磨かれた廊下、うん、確かに冷えますがふきっさらしでもなし。
部屋番号71
障子になんとか取り付けられた鍵、ちょっとコツ必要。鍵は二つくれるので思いのたけ長湯できる。
ガラガラっと開けると入ってすぐの板張りにコタツ、奥にお布団スタンバイ。金庫もあり。
ソファとロッキングチェア
板張り天井の素朴な照明も味わい。
タオルは自在館しるし入り。このプラスチック籠をもって温泉めぐりへ。ロビーに各サイズの作務衣があるのでセルフでとって客室へ。
確かに客室はエアコン・石油ファンヒーター・こたつの三点セットでテレビを見てる分には問題ない。
ただ、就寝時にファンヒーター消すとやはり寒い。エアコンはどうしても消せず。それでも寒いのでもう一枚布団を押し入れからお借りしようかと開けたら冷気がヒューっと流れ出てくる感じでいまさら使う気になれず。というわけで厚着して寝ました。とても作務衣一枚では寝られない。寝袋必要?な寒さ。みんなどうやって寝るのだろう??
マットはムアツコおすすめの昭和西川muatsuふとん、畳敷きのお布団がつらいこと多々あるけど、こちらの敷布団は寝心地良好でした。
客室からすぐの場所に共同利用の流しと冷蔵庫、電子レンジ。水回りはここを使えますが、トイレは本館2階まで戻る必要があります。
この大正館の端に『うえの湯』『おくの湯』があるのでそのニ湯に行くのは近くてらくちん。
廊下を歩く音、障子を開閉する音、鍵をしめる音、気配り必要、特に早朝・夜間。当日は手前69の客室に宿泊客あるも、隣室は空室。しずーかな時間を過ごせました。
夜の大正館もすてき♡ 寒いけど。
ザブンと温泉♨へ
栃尾又温泉 自在館 宿泊記②ぬる湯にじっくりつかる~冬でも快い温泉編【新潟】