唐松岳頂上山荘に泊まってみよう~待望の個室泊
2022年の小屋閉め直前に宿泊した唐松岳頂上山荘、今年もまたあの絶景を楽しみに行ってきました。→2022年の記事はこちら。
昨年はすでに個室宿泊が終了していたので、選択の余地なく大部屋宿泊。若さもなく山小屋泊に慣れないもんですからやはり個室がいいねえ、ということで2023年は個室泊可能な時期に行ってまいりました。
黒菱駐車場から
前回と同じく黒菱駐車場から黒菱ラインにのって登山口まで登ります。この時点では曇りがち。
首都圏から始発新幹線→車でむかってなんとか9時30分に駐車場到着。これより早くは難しい。平日だったこともあり駐車場は空き十分。
リフト二つ(往復1,900円)乗り継いで八方池山荘からスタート。
八方池に近づいたころには青空が広がって来たよ。
ところどころ紅葉が始まってほんとうに美しい。
丸山ケルンも無事に過ぎて、最後の難所(自分にとって)ゾーンへ。
ガスっておらずで左右も視界クリア。深い谷間は見えるけど、前回ほどの恐怖感もなくなんとか通過。
わーい、やっとここまで来られた。今日は唐松岳がクリアです。
到着!唐松岳頂上山荘。標高2620メートル。
唐松岳頂上山荘
【住所】富山県黒部市宇奈月町黒部字黒部奥山 黒部奥山国有林36イ林小班
長野県白馬村宇奈月町と表記してあるものもあり。要するに県境。
【客室数】個室15室 あとは大部屋
まずはチェックイン手続き。
個室を電話予約後に5,000円振り込んでおいたので、その振込証を呈示。残りの個室代と宿泊費を支払います。宿泊費ニ食付き16,000円/人、個室代18,000円。現金のみ。二人で利用したので一人当たり25,000円、まあまあなハイプライスです。HPによると『宿泊料とは別に個室料(18,000円~23,000円)が必要です。』とのことだけど、23,000円がどういった場合なのかはよくわかりません。食事の時間を選択して食事札をもらっておきます。
南館 個室 唐松岳ビューではない!
本館でチェックインしたら、隣接する南館(五竜岳に近い建物)の個室へ。指定されたのは206号室。ちゃんと鍵ありの個室です。
客室前の廊下はこんな感じ。ザックなどの荷物は廊下に置くように言われます。汚したり濡らしたりするからでしょうかねえ。
扉を開けると踏み込み、その向こうに和室6畳の角部屋。お布団は4組用意してあるので二人で宿泊するとちょっと邪魔なのはしょうがない。
上布団と毛布まで用意してある。ってことは冷えるのか?と心配したけどひどい底冷えはなし。シーツはないのでインナーシーツは持参必要。昨年購入したモンベルのレクタングラー シーツが再び活躍。奮発して買った甲斐があったよ。
南側の眺望
東側の眺望
そうです。この個室からは唐松岳が見えません!全室唐松岳に向いているのかと思いきや違ったのでちょっとショック。
南館の館内図はこちら。唐松岳側は101ー105、201-205の8室です。
HPでは『お部屋はご到着順でお決めいただきます』とありましたが、”お決めいただく”ではなく、指定なので選択の余地なし。到着順なのか、予約順なのかわかりません、聞きそびれ。いずれの順番も遅めだったのは確かなのでまあしょうがないですね。
ただ、この客室、唐松岳が見えない代わりと言ってはなんですが、日の出をぬくぬく布団をかぶりながら待てるという特典付きでした。
月もよく見えた!ご来光は雲が厚くていまいちだったけど。
コンセントも潤沢。スマホ充電可能。
客室のチェックアウトは8時。
個室内は飲食不可!ちょっとつらめ。
飲食不可にしておかないと、宴会開催してしまうグループなんかもいそう。仕方ない。
トイレ・洗面 共同。風呂はありません。
南館に洗面スペースあり。本館まで行く必要はありません。
今夏はほんとに水不足だったそうですね。この水は飲用不可。ねじねじっとひねるタイプの蛇口なのでチョロチョロとしか水もでません。
トイレも南館にあり。女子用は洋式2カ所のみ稼働。トイレットぺーパーはゴミ箱に捨てるスタイル。ややにおいキツめ。
水不足気味の山小屋なのでもちろん風呂はありません。
食堂へ
重い荷物を下ろしたら、小腹を満たしたい。でも個室では飲食不可、ということで食堂へ。2階にある喫茶室は今年も稼働してませんでした。
わーい、いい眺め。
もちろんこちらも。
9月だけどストーブついてる。
お湯500㏄ 300円なり。インスタントコーヒー一杯200円。
食堂の書籍はまだ読める状態になってました、今年は。
唐松岳頂上へ
天気がいいので、夕食前に登頂してしまいましょう。山頂までの登山道はとても歩きやすい。
振り返ってこちらもいい景色。
頂上からは雲海と立山連峰、白馬連山も。山頂で夕景を楽しめる贅沢タイム。
夕陽に照らされる山荘もすてき♪
日没が近づくにつれて寒くなって来たので戻ることに。赤い山荘が夕陽でさらに燃えている。
山荘前から夕陽を眺める。昨年は全く見えなかった夕景、大満足。でも結構冷えるよ、上着必須。
さあ、ちょうどお食事タイム
唐松岳頂上山荘 個室泊②塩屋醸造のお味噌汁のお食事編【富山】