夕食 …なんだか、ふつう
前回まで
谷川温泉 檜の宿 水上山荘 宿泊記①客室編・谷川岳見ながら温泉【群馬・谷川】指定されたのはお食事処『四季彩(あじさい)』、18時と18時半が選択できたので18時をチョイス。エレベーターが小さいためか混雑回避のために客室に電話をしてから降りてくるようにとチェックイン時に言われます。
いつ電話がなるかそわそわしながら待ってしまう小心者、電話がなったら1階ステンドグラスの前を通ってのお食事処へ。
案内して頂いた個室、掘りごたつ式。
早速ツレが地ビール発見、『谷川岳』
御献立
二段のお重の中にお造り
竹のなかに入っていたのは鰤味噌幽庵焼き。
この巻きすの下に発熱剤がセットしてあり水を注ぐと蒸気がモクモクとのぼり…というお弁当の体で、既に焼いてあるものを、目の前で温めます。でも夕食なんだし、焼きたてもってきてくれてもいいのになあ。
貝柱も入ったりんご釜のグラタン、これは温かいままの提供です…
上州牛のすき焼きにも早速着火。
鶏真丈のお椀
ご飯ものは、二人分をお釜で炊きます。食事開始時に火をつけて、食べたい頃にはちょうど蒸しあがっているころです。大根釜飯だそうですが、なぜ大根。せっかくの自慢のお米、そのまま大きい釜で炊いた方が美味しいのでは?なんだかもったいないなあ、なんて。
最後にデザートで〆。
完食、ごちそう様でした。ただ、なんというか全体的に『ふつう』なのです。「これなに!」というものや印象に強く残るようなものがなく…。鰤の幽庵焼きを温めたり、ご飯が好みでなかったのが多分に影響しているとは思います。もう、ほんとうに個人の好みのもんだいですが。もっと高い価格帯で宿泊すると料理内容も違うのかもしれませんが、個室だったので他卓の内容まではわかりません。
朝食 地のモノとりいれた和食
昨夕と同じ個室で頂きます。和食一択です。青風堂さんのソーセージとお野菜を軽く温めて頂きます。
出汁巻玉子やお豆腐も。
なぜかこのサラダ二人分を「取り分けてください」と。量もすくないのになぜ自分で取り分ける?
御櫃でやってきたお米はみなかみブランド米『水月夜』、つやつやで美味しいご飯でした。
お食事処の接客はもうちょっと丁寧な感じでもいいのかなあ、という感じ。少し温かみがあるだけでお食事も2割増しで美味しくなるのにその点は残念ですが、まあたまたま担当の方がそうだった、ということでしょう。コロナで最初からセッティングを多めにしておくのとはまた別の問題です。
朝食終わったら、ラウンジでコーヒー頂戴しました。
感想 ~ 良質の温泉に満足できるお宿
やさしいお湯と眺めにうっとりできる温泉宿。広々した空間に少な目の客室、大浴場もラウンジもとても空いておりゆっくりゼイタクな気分で過ごせます。タオルが使い放題ではなかったり、お食事が案外普通だったりで高級路線ではありませんが、宿のHPに見られるような眺望や温泉そのものには偽りなく十分に満足できるはずです。
チェックイン時間帯には、まだ来ぬお客さんを玄関のたたきで待っているスタッフの姿もあり、ラウンジも送迎も丁寧な接客で心地よく過ごせます。ただ、そういった雰囲気と夕食の乖離がなんとも気になるところ。”普通”なお食事がかえって際立ってしまった感じです。今回はお安いプランで宿泊できたのでまあそこを含めてOKですが、これで宿泊費がもう少し高いとがっかりかもしれません。
新幹線やバスを利用しても在来線を利用してもそれほどアクセスも悪くなくいいお湯を満喫、また季節を変えてグリーンシーズンにでも足を運んでみたいなあと思う温泉宿でした。
ぐんまちゃん、またね。チーバくんに続くお気に入りキャラです。