新・北斎展 混雑・感想|森アーツセンターギャラリー

新・北斎展 HOKUSAI UPDATED 開催中

新・北斎展 HOKUSAI UPDATEDが1月17日ー3月24日の日程で六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーにて開催中。みんな大好き葛飾北斎展、ちょっと前にも北斎がらみの展覧会をやっていたような…。でも魅かれてしまう。またもや夜の美術館訪問です。

新・北斎展

夜間の混雑具合~閉館にかけて おすすめ

初めての森アーツセンター。上野近辺の公立美術館と違って火曜日以外は連日20時まで開館。狙っている客層が違う!観に来ているお客さんの雰囲気も違う!外人客も多しでここは六本木って感じで。それはさておき日曜美術館でやる前にgo!ということで、土曜夜間に行ってみました。本当は平日夕方あたりがよさそうだけどね。

2時間程度の鑑賞時間を想定して18時頃入館。混雑もなくスムーズ。

入館後の第一室(第一章)の作品群にはデビュー後初期の小さめの作品が並ぶため、しっかりと列ができて渋滞、進みが悪い。画が小さくて見づらいことを承知で二列目からの鑑賞は可。第二~三室目以降は人もばらけ気味になり、空いているところが出てくる感じ。

入館を締め切った19時半過ぎに一室・二室あたりに戻ると、ヒトがほとんどおらず好きなところから見られるフリー状態。縦の移動のない広くもないワンフロアの美術館なので閉館時間を考慮して、混雑していないところから鑑賞⇒のちにゆっくりと小さい作品・気になった作品を楽しむことが容易に可能、おすすめ。

永田コレクション中心に展示 会期中もUPDATE

勝川春朗の名でデビューした作品から晩年までの作品を時系列で展示、北斎のUPDATEされ続けた画風を体感できる。永田生慈氏の収集した「永田コレクション」と呼ばれる作品が中心。島根県立美術館に寄贈されてしまったので、今後は島根でしか見られないとか。そう言われると観ておかなくては、という気になりません?。

おなじみ ”北斎漫画” や ”富嶽三十六景” だけでなく、初めて見た ”津和野藩伝来摺物” や肉筆画 ”弘法大師修法図” など、見事に北斎のものばかりで展示数も十分。”弘法大師修法図” は西新井大師の倉庫から(倉庫ですってヨ!!)永田氏が見つけだしたものだとか。普段は一年のうちの数時間しか公開されないものをこのように鑑賞できるのは貴重。85歳を超えて、あの力強い画を描いていたのも驚愕。

画を切り抜いて組み立てる組立模型 ”しん板くミあけとうろふゆやしんミセのづ” が精巧でかわいかったなあ、と。写真(↓)はその組み立て後の模型を大きく再現したもの。

しん板くミあけとうろふゆやしんミセのづ

会期中、展示の入れ替えも多く、こちらも四期でUPDATEのようなので、どうしても観たい作品がある方はチェックしてから行くことおすすめします。

ところで作品No.407”七代目市川団十郎 二代目岩井条三郎”はなぜ粂三郎ではないのでしょうか。北斎が条三郎と書いた?それとも条三郎も”くめさぶろう”として正しい?気になったタイトルでした。どなたかわかる方教えてください。

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