泥湯温泉 奥山旅館②泥をすくって楽しむ露天風呂~温泉編【秋田・湯沢】

泥湯温泉 源泉三種の奥山旅館の温泉に入ってみよう

前回、客室編まで

泥湯温泉 奥山旅館 客室泥湯温泉 奥山旅館①こんなところに秘湯~板張りの客室編【秋田・湯沢】】

泥湯温泉には『病に苦しみ温泉に浸かりたかった乙女が透明なお湯に入るのを躊躇していたのを、鼻の長い天狗が米の磨ぎ汁の様にすっと白く濁してくれ、乙女は温泉に浸かり病も回復した』という天狗伝説が残っているそうです。ちなみに「泥湯」という名称は湯が濁っていることに由来しているとのこと。泥パックの泥ではなかったとは…、でもやっぱり手ですくえる泥を探しちゃうんですよ。

温泉はいくつかに分かれています。男湯内湯、混浴露天風呂、女湯内湯+露天風呂、大露天風呂。24hrいつでも入れるのはうれしい。宿泊棟から外に出て湯めぐりするスタイル。そのほうが日帰り客の対応しやすそうです。

泥湯温泉 奥山旅館 温泉

一階ロビーの奥の扉をあけて外へでて、外履きを履きます。

泥湯温泉 奥山旅館

ビニール板で覆われた廊下を通って外へ。奥が男湯内湯、手前赤のれんが女湯内湯の湯小屋。

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源泉は三種、すべて加温・消毒なし・循環なし源泉かけ流し、ただし高温のため加水あり

女湯内湯〈天狗の湯〉

洗面台が二つついた清潔な木目調の脱衣所を抜けると内湯の天狗の湯。奥の湯口から流れ出たうっすら白濁したお湯が木枠の湯舟をこえてじゃばじゃばとオーバーフローです。(写真は宿のリーフレットから拝借。)

泥湯温泉 奥山旅館 女湯 天狗の湯

シャワーのある洗い場は3カ所、露天風呂にはないので洗い場はこちらの湯小屋だけです。シャンプー・コンディショナー・ボディソープの三点セットで安心。

ただ、このお湯がもう熱くて熱くて、浸かれませんでした。(一方、同時刻の男湯内湯はぬるかったとのこと)。湯口のお湯が激熱で味見するのに四苦八苦、入れた足もピリピリして痛いやら熱いやら。酸味に加えて少し金属味もするお湯でした。翌朝つかってみたら湯口もぬるくなっており、味も薄い。加水の加減でだいぶかわってしまうみたいです。この天狗の湯が男性内湯や混浴露天風呂と同じだそう。歩いた時に舞う白い湯の花はみられましたが泥の堆積はありませんでした。

温泉分析表から(平成26年9月)

源泉名:天狗の湯
泉質:単純硫黄温泉
源泉:71.9℃
pH:3.7
湧出量:記載なし
溶存物質0.1716g/kg

女湯露天〈川の湯〉

内湯の扉を開けるとすぐに岩露天。露天とあるけど、天蓋がしっかりついた外湯といったところ。悪天でも入れますね。

奥のほうからゆるゆるとお湯が注がれ、手前のほうから流れ出ていきます。白濁したお湯、こちらのお湯にも泥はありませんでした。たまご臭はあるけど酸味はほとんど感じません。湯口は熱いのにそれほど流入量が多くないうえ外気にさらされるためか湯温はぬるめ。この川の湯はこの場所にしかうまくひけないんだそう、というわけで奥山旅館のなかでもこの湯舟だけ(写真は宿HPから拝借)。旧奥山旅館のときは内湯に利用していたんだとか。広角の写真のためか過大にみえるので、実際にはもっと小さい湯舟です。

泥湯温泉 奥山旅館 女湯露天風呂

温泉分析表から(平成30年11月)

源泉名:川の湯
泉質:単純硫黄温泉(硫化水素型)
源泉:77.4℃
pH:5.8
湧出量:記載なし
溶存物質0.7545g/kg、成分総計0.9388g/kg

混浴露天風呂 〈天狗の湯〉

男湯と女湯から行かれる混浴露天風呂、女湯からは扉のかんぬきを開けて進むようになっていました。誰かに間違って閉められてしまったらどうしよう、えっ、男湯から戻るの??というホラーが少しちらほらします。

誰もいなそうな時間にちょこっとのぞきに行きましたが、灰青色のお湯が満たされた屋根に覆われた木枠の湯舟が二つ。写真(HPより拝借)のとおり、なかなか開放的です。混浴好きさん以外にはハードル高し、厳しそう。湯浴み着やバスタオル可でもなく、もちろんそそくさと退散です。

泥湯温泉 奥山旅館 混浴露天風呂

大露天風呂〈新湯〉ドロをすくってたのしむ泥湯

川の湯や天狗の湯の露天は内風呂に続いた天蓋ありの外湯でしたが、こちらは本物の露天風呂。野趣というか野っぱら的な開放感にあふれます、ほぼ野天。野性味あふれて落ち着かないような感じもしないではありませんがそこが魅力でしょう。

泥湯温泉 奥山旅館 露天風呂 新湯

だってこんなところに囲いをしてあるだけですからね。脱衣場のむこうがすぐ露天風呂です。宿泊棟から道を挟んだお向かいに位置しています。

泥湯温泉 奥山旅館 温泉

引き戸を開けるとストーブとその向こうに藁ぶき家屋の模型?あり。両側に男女更衣室の入り口。

泥湯温泉 奥山旅館 露天風呂

更衣室内はトイレはあるものの、洗面などはなく脱衣棚・かごとベンチのみ。その先に、露天風呂が広がります。池のようなプールのような広大さと開放感、男女湯の間は簡単な木塀で仕切られているのみ、少し青みがかった灰白色のお湯が満たされています。足を踏み入れていくとさらに白い湯花がぱあっと舞い上がります。奥のほうに仕切り木塀の裂け目があり、男湯のほうからお湯がぽこっぽこっという音とともに流れてきているようです。満たったお湯は反対側や手前の脱衣場のほうから掛け捨てです。

湯底は砂利。泥はどこっ?どこなの?と探すと、奥のほうの湯口に近いエリアにはセメント様の緑灰色の泥が多量にたまっていました。泥パックするわけでもないのに、なに泥、泥言ってんの?と言われたらそれまでですが、たまった泥をすくってこそ泥湯な気がするので一応チェックで目的達成です。

不思議なことに白濁したこちらの温泉、単純温泉。分析表では硫化水素検出なし。この硫黄臭は?周囲の硫黄臭で鼻がバカになってしまった?の不思議温泉です。

写真はHPから拝借。女湯を奥のほうから眺めたところ。

泥湯温泉 奥山旅館 露天風呂 新湯

ライトアップしたこの雰囲気、ステキーって思うでしょ?さらに暗くなった22時ころ、一人で湯あみに行ったのですが、実際にはだいぶ照明を落とした薄暗い感じで背後は真っ暗な山。暗い闇の中にぼおっと浮かび上がる湯底が見えない濁ったお湯はなんだか底なし沼っぽさがあり吸い込まれそう。ぎらぎらに照明するような場所でもなくあの照明は適切だけど無理、足を入れられませんでした。それくらい野趣あふれるお湯ということで。そんなわけで、明るさ残る時間がおすすめ。

重要なのは積雪期にこの大露天風呂は閉鎖されて入れないということ。伺った時の女湯で泥湯を楽しめたのは大露天風呂だけだった(男湯や混浴露天はよくわかりません)ので、大露天風呂に入れない時期は不完全燃焼かなあという気がします。

洗い場なし、上がり湯もありませんので必要なら内湯まで戻りましょう。

温泉分析表から(平成20年1月)

源泉名:新湯
泉質:単純温泉
源泉:88.3℃
pH:3.8
湧出量:記載なし
溶存物質86.4mg/kg、成分総計103.3mg/kg

日帰り客とかぶらない時間設定にしてあることもあり、湯あみは混雑することなくゆったり楽しめました。

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