泥湯温泉 奥山旅館へ泊まってみよう
10月の秋田旅行、大湯温泉 阿部旅館に宿泊した翌日、こちらの温泉宿に一泊しました。小安峡近辺含め、湯沢市は魅力的な温泉だらけ。野趣ある感じは阿部旅館とかぶるなあと躊躇したけど、ツレの希望もありこちらの温泉泊となりました。
泥湯温泉 奥山旅館
【住所】秋田県湯沢市高松字泥湯沢25
【TEL 】0183-79-3021
左の2階建てが客室のある宿泊棟、手前がいくつかある温泉のうちの男湯内湯の湯小屋。
小安峡の方から坂を下った場所、川原毛地獄の方からも坂をくだった深い場所にある広めの谷間、窪地といった開けた場所に泥湯温泉街、といっても今や奥山旅館と小椋旅館の二軒だけです、が位置しています。窪地だからお湯もガスもたまるんでしょうか、このあたり。
硫化ガス事故の鎮魂碑もたつエリア、立ち入り禁止の大きいアラートもあちこちに。たまご臭が付近に漂います。
恐ろしいことにある濃度を超えた硫化ガスは無臭になってしまうとか。どこの温泉地、火山帯でも起こりうる事故として肝に銘じておかねばなりません。
奥山旅館の付近には奥山旅館のカフェと小椋旅館のたてもの。小椋旅館には日帰り温泉ののぼりはでてましたが宿泊営業されているのかは未確認です。
数年前に火災消失後に新しく建てた古民家風建物、日本秘湯を守る会の会員宿です。
小さい玄関土間をあがるとロビースペース、フロント、おみやげ物。小椋久太郎作の大きい生地山こけしが鎮座しお出迎え。スリッパなしでそのまま床にあがります。
ロビーの一角にコーヒーマシーンとポット。客室にお湯等全くないのでこちらで各自セルフで調達するシステム。お湯・お茶をここまで毎回取りに来なくてはいけない…。
自販機はないのでドリンク類はこちらの冷蔵庫から。自己申告制です。
館内図はこちら、二階に8室、一階に1室の計9室のみ。
客室 和風モダン~お茶セットがない
チェックインしたら、自分で二階の客室へ。階段上がってすぐ右側の『みず』のお部屋です。
二名で宿泊17,750円/人+入湯税。
廊下に続いて客室も板張り。一段高くした板の上にお布団を敷いてあります。この高台式のベッド風はちょっと苦手、角で足をガーンとかガリッとかやりがちなんで。フローリング自体はありがたいんですけどベッドや畳に勝る部分はなさそうな。コストがかからないのかなあ。
反対側にはチェア・テーブル。唯一の椅子がソファでもなく座り心地も好みでなく、ここに座ってもしっくりきません。かといって畳もなくお布団に座るのも違うし、で客室でリラックスしてくつろぐ~という感じではありませんでした。お茶菓子のアップは取り忘れましたがおせんべいやモロコシ。
踏み込みのほうには小さい洗面台、ウォシュレットトイレ
温泉かごの中にセットしてあるのは浴衣ではなく動きやすい作務衣、館内で履ける足袋ソックスもあります。
温泉タオルは名入れ。なまはげ?のようなイメージキャラクターは以前のものかしら。今現在は左上の袋にある筋斗雲みたいなデザイン(たぶん泥)です。
冷水ポットは用意してありますが、お湯ポット・茶器セットはなし。姉さん事件です、のレベルです。湯沸かしである必要はないので、お湯の魔法瓶とお茶くらいはほしい、端折らないでほしいポイントです。お茶大好き人間なのでがっかり。
窓からは緑の斜面とすぐわきを流れる渓流、高松川。前日に雨が降ってた割には水量も多くなく、川のせせらぎ程度で騒がしさは全くありませんでした。
硫黄ガスですぐに壊れるらしくテレビ、湯沸かしポット、冷蔵庫などの電化製品なし。空気清浄機は設置してありましたが…??、空気清浄機いらないのでポットをおくれ。冷蔵必要なものはお願いすれば冷やしてくれるようです。10月だけど朝夕底冷えして、石油ファンヒーター利用。エアコンないけど夏は涼しいのでしょうか。
客室のカギは一つだけ。金庫あり。
この建物、夜間早朝、足音・扉・鍵の音が響きます。どれだけ静かにしても音がでる、宿の周囲が静かなだけになおさらで、お隣の話し声も良く聞こえてしまいます。畳の部屋もあるそうだけど、全体的に板張りなので振動も。これ、一階の風呂付客室はもっと響くのかなあなんて気になってしまったり。
Wi-Fiは時間制限付きでロビーのみでつながりますが、それほど広いロビーでもなく、温泉への通り道なのでゆったりはしずらいのが難。テレビもない中、なんとか客室にもがんばってWi-fiとばしてほしいところです。
客室チェックしたら温泉♨へ
泥湯温泉 奥山旅館②泥をすくって楽しむ露天風呂~温泉編【秋田・湯沢】