甲子温泉 大黒屋 宿泊記②温泉編~大岩風呂も櫻の湯も入りたい【福島】

二種類ある源泉

前回アクセス~客室まで

甲子温泉大黒屋 だるま最中甲子温泉 大黒屋 宿泊記①ほかほか床暖房で快適客室編【福島】

源泉が二種ありその両方を楽しめます。

・本館に近い恵比寿の湯(男女別)
・阿武隈川を渡ったところにある湯小屋 大岩風呂櫻の湯の二つ

最も古く、宿のウリの大岩風呂が混浴ですが、一部女性専用になる時間帯があるので狙います。その際だけ恵比寿の湯も男女入れ替えに。深夜は入浴不可、早朝は5時から。

甲子温泉大黒屋 

階段を下って阿武隈川を渡り湯屋へ

メインの大岩風呂・櫻の湯。『阿武隈川へ掛捨てのため石鹸・シャンプー利用できません』の掲示あるので洗い場や蛇口もありません。

恵比寿の湯の前を通り過ぎ、階段を下っていきます。写真は独泉時に限ります、のアラート。

甲子温泉 大黒屋

さらに下って履物を履き替えます。防寒着や長靴も用意あり。なんかワクワクするんだか身が引き締まるんだかする場所。

甲子温泉大黒屋

ひえーっという階段を延々と下ります。ああ、帰りは登るんだなあと思いながら。エレベーターもケーブルカーもないので自力ですよ。

甲子温泉大黒屋 温泉への階段

途中、休憩用の椅子も完備

甲子温泉大黒屋 

扉を抜けて

甲子温泉大黒屋 温泉への階段

さらに階段を下ると阿武隈川を渡る橋も見えてきます。

甲子温泉大黒屋 大岩風呂へ

左手の山の斜面に見える赤い管、温泉の配管?。阿武隈川もこんなに細いとは、かなり上流なのでしょう。

甲子温泉大黒屋 阿武隈川

橋を渡ってやっと到着する湯小屋、左が大岩風呂、右が桜の湯。夜間や足元濡れているときはちょっと渡るの怖かったので降雪時や風が強いと温泉に行くのも躊躇してしまいそうです。

甲子温泉大黒屋 大岩風呂

大岩風呂の湯小屋の横に、プールみたいな水槽のような。廃墟感あり今は使ってない感じ。

甲子温泉大黒屋 プール?

櫻之湯・大岩風呂

櫻の湯

基本は女湯ですが、5-7時/19-21時は男湯になります。日帰り入浴利用すると女湯。脱衣所は籠だけ、すっきり。

甲子温泉 大黒屋 櫻の湯

檜の浴槽になみなみあふれる温泉、どばどば掛捨てです。二面から光の入る明るい湯小屋、換気も良くて蒸気が必要以上にこもっていません。50L/minの湯量、この大きさの浴槽には贅沢そのもの。あっという間にお湯入れ替わってしまうのではないでしょうか。

甲子温泉 櫻の湯

甲子温泉大黒屋 櫻の湯

底には大きい玉石が敷き詰められており、中央に子宝石。触れると子宝に恵まれるんだそう。

甲子温泉大黒屋 櫻の湯

大き目の黒い玉砂利、というか玉石、すべすべで気持ちがいいけど、掃除が大変そう。

甲子温泉大黒屋 櫻の湯

赤茶色の繊維状の湯の花がふらふらと

甲子温泉大黒屋 櫻の湯

個人的には梁の見えた高い天井の湯小屋は露天風呂よりも気持ちよい感じがしてお気に入り。新しく、檜の香りが包む空気もまたよし。一人の時間がほとんどだったので特に快適だったのかもしれません。

大岩風呂 ~ 混浴はハードル高し

5-7時/19-21時だけ女湯になるが基本は混浴。

横開きの扉をひくとすぐに巨大湯船、真ん中に柱もない湯小屋は壮観、湯気の感じもちょうどよい。控えめな照明はしっぽり湯浴みに優しく、心地よい時間を過ごせます。湯温も適温、熱くもぬるくもなくおそらく体感40℃くらい。

甲子温泉大黒屋 大岩風呂

5×15mの本当に大きい湯船、道後温泉よりもよっぽど泳げそう。誰もいないからと言って泳いではいけません、いけません……

湯口の後ろには大きな岩が連なりその前に鳥居。水面と同じ高さの湯口から静かにお湯が注がれていく。100L/min。

甲子温泉大黒屋 大岩風呂

浴槽の中は深いところで1m以上、岩もあるのでぼーっと歩いてると足をすりむきますので注意。岩盤の足元からも自噴しているらしいですが立っている場所が悪かったのかよくわかりません。

注がれたお湯は浴槽をこえて床にジャバジャバと。岩風呂の周囲はかわいらしい色合いのタイル。4カ所の湯屋のうちこの大岩風呂のみ洗い桶にケロリン採用。なにかのこだわりでしょうか。

甲子温泉大黒屋 大岩風呂

湯口あたりから入り口付近と脱衣所を眺めた写真がこちら。出入り口を開けるとすぐに脱衣所!玄関開けたらすぐにハダカ!。

甲子温泉大黒屋 大岩風呂

①お湯が無色透明
②入浴箇所が男女わかれてない・隠れてない・丸見え
③脱衣所も男女共通な上に丸見え
④湯浴み着・バスタオル不可

というわけで、女性専用時間が不可欠なほど限りなくハードルの高い混浴風呂。混浴風呂というよりも『男風呂に入ってもOK(入れるものなら)』という強い意思を感じます。そんなわけで女性が心おきなく大岩風呂に入ろうと思うと宿泊必須となりますが、できることならもう少し女性の時間を長くしてほしい…お願い。

早朝にももちろん大岩風呂に入りましたが、暗めのランプのような電球だけ灯った夜の方が情緒感ある湯浴みができるように感じます。

温泉分析表から(平成26年3月) 櫻の湯・大岩風呂

源泉名 元湯甲子温泉2号源泉
泉質 単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉温 43.1℃
湧出量 220L/min (掘削自噴)
pH 7.8
溶存物質 961.8㎎/g 成分総計 961.8㎎/g

恵比寿の湯

本館に近い、簡単に行かれる恵比寿の湯へ。大黒屋だけどお風呂は恵比寿。

甲子温泉大黒屋 恵比寿の湯

【恵比寿の湯 女湯】大きなガラス窓に面した横長の湯船、湯量ドバドバ系。あふれたお湯は湯船の向こう側の溝へ流れ落ちてゆきます。癖のないさらっとしたお湯を満喫。

甲子温泉大黒屋 恵比寿の湯

洗い場は4カ所ほど。シャンプー・リンス・ボディーソープは秘湯くまざさシリーズと豆乳シリーズの2種展開。

甲子温泉大黒屋 恵比寿の湯

湯口の蓋も見事に析出です。

甲子温泉大黒屋 恵比寿の湯

浴室から外に出て少し離れた場所に露天風呂。でも『ぽつんと池』の感じでこの露天あまり落ち着きません。

甲子温泉大黒屋 恵比寿の湯 露天風呂

【恵比寿の湯 男湯】女性専用時間は19-21時だけ。内湯は女湯と対照的な配置でほぼ同じだけど、湯口は異なります。

甲子温泉大黒屋 恵比寿の湯

うわぁ、塩釜焼き。割ったら魚がでてきそう。湯口の蓋がこんなゴリゴリに。析出し過ぎです。

甲子温泉大黒屋 恵比寿の湯 湯口

男湯の露天は内湯からすぐ。この露天も池っぽいけど明るい時間の写真をみるとこちらの方がまだ女風呂よりは落ち着きそう。

甲子温泉大黒屋 恵比寿の湯 露天

温泉分析表から(平成26年3月)

源泉名 元湯甲子温泉1号源泉
泉質 カルシウム-ナトリウム-硫酸塩温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉温 45.1℃湧出量 413L/min (掘削自噴)
pH 7.8
溶存物質 1,004㎎/g 成分総計 1,004㎎/g

お湯を堪能したらお食事へ

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