沢渡(さわたり)温泉 ひっそりと隠れた美肌の湯の温泉街へ
草津でも四万でもない、そのはざまにある中之条町の温泉の一つ、沢渡温泉。以前から行ってみたかったもののやはり遠く、アクセス難なものでなかなか機会なく…ということでやっと行くことができました。予想通り遠かったのは否定できませんが。
800年以上の歴史があり、草津の強酸性の湯に肌を痛めた湯治客が、沢渡の湯でその肌を癒したので『草津の上り湯・仕上げ湯』といわれるんだそう。毎度、温泉はカラダにイイんだか悪いんだかは置いておいてその美肌の湯、「一浴玉の肌」を味わうとしましょうか。
こじんまりした家や宿が並ぶ派手さの無い温泉街、狭い坂を上ってまるほん旅館へ。正面に見える黒い建物が共同浴場、その奥明るい茶色の建物がまるほん旅館。共同浴場はコロナ禍で完全なジモ専になっていたので中は覗けませんでした、残念。
まるほん旅館到着。旅館の前の駐車スペースは2台ほど、道をはさんだ向かいに数台分駐車場があります。
【住所】群馬県吾妻郡中之条町大字上沢渡甲2301
【TEL】0279-66-2011
以前は秘湯を守る会の会員宿でしたが、現在では退会されています。
ガラスの引き戸を開けて入るとフロント、ロビー。ソファ周りにはなんだかあれこれと…、置物やぬいぐるみ、昭和の古いパチンコ台なんかもあったりと。
ドアの高さも低くて180㎝くらい、高身長さんだとぶつかりそう。新しくない建物ですがお掃除しっかりしてあります。
客室 トイレ付き和室
和室8畳+踏込 ・トイレ付の客室を予約。二名で宿泊、13,000円/人(税込)+入湯税。窓の外は裏山の緑、眺望はありません。北向きのお部屋なのか、少しじめっとした感じはあり。チェックイン時にすでにお布団敷かれているスタイル。チェックイン15時―チェックアウト10時
広めの踏み込みには洗面、湯沸し、その下に空の冷蔵庫。反対側にウォシュレットトイレ。
ぐんまちゃんのイラスト付きの袋に入った温泉タオルは無地!って、温泉名が入る位置の写真撮り忘れですが。
お茶菓子は『銘菓上州だるま』、炭酸せんべいっぽいものでうっすらクリームをサンドしたお菓子。
エアコン・金庫あり。夏場のクーラーの心配要らないのは安心。
館内図 客室数結構あります。食堂のテーブルの数やスペースからしても全客室うまるような余地もなく、制限していそう。ご主人とおかみさんしかお見かけしなかったので基本、家族経営のお宿な感じがします。
Wifiの案内がありましたが、つながるのはフロント周り?だけのようで宿泊した客室では全く機能しませんでした。客室の位置によるのかもしれませんので、Wifi必要な方は事前に要確認です。
夕食 食堂にて一斉スタート
食堂にて18時から。準備整うとご主人が客室に知らせに来てくれます。ほのぼの~。
テーブル上にはすでに全ラインナップがどーんと。天ぷらなんかは少し冷めてしまっていたけどマンパワーからしても仕方ありません。ただ、お食事の説明はほぼなしなのはもったいないかな。火をつけたあとはドリンクの注文時だけご主人登場です。右手前はチーズの入った茶碗蒸しと抹茶ムース。
左のお釜は五目御飯、隣は豚と野菜の蒸しもの。着座してから火をつけてシューシュー言わせてからアツアツを頂きます。
めずらしい鰊の出汁巻たまご風、かつおのたたき
品数もボリュームもある方かと。いっぺんに配膳してある点などいろいろ意見はあるでしょうが、この価格帯のお宿なので十分かと思います。基本コースだったと思いますが、湯治宿らしく品数少な目プランなども選べるようになってました。
朝食 和食
8時スタート。夕食と同じく準備できるとご主人が教えてくれます。ご主人一人何役も…
旅館の朝食で塩サバいただいたの久しぶり。ひじき、自分で割る温泉卵、お浸し、ポテサラ、レンコンきんぴら。あと林檎コンポートの乗ったヨーグルトを頂きます。シンプル、素朴な朝食ですが量的には十分です。
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