蔵王温泉 おおみや旅館 宿泊記②良質かけ流しだけど…温泉編【山形】

 

おおみや旅館 かけ流しの酸性湯を楽しむ

前回、客室とお食事まで

蔵王 おおみや旅館蔵王温泉 おおみや旅館 宿泊記①朝食つきか素泊まりか~客室とお食事編【山形】

おおみや旅館には浴室は二つ。19時-19時半清掃でその後男女入れ替え。大浴場のお湯は近江屋1号・2号のブレンドなのか別々なのかよくわからず。加水・加温・消毒・循環なしの源泉かけ流し。ただし、気温の高い期間は加水ありだそう。

蔵王 おおみや旅館 温泉表示

玉子風呂+露天風呂

19時まではこちらが男風呂、清掃後に女湯に。

ほぼ通路にある脱衣所、籠はいくらか間引いてあるけど、まずここが狭い。おちおち着替えていられません。脱衣所も全て木を用いた造り。

蔵王 おおみや旅館 温泉

換気の効いた浴室、ここも木で包まれている。円状の美しい浴槽、玉子風呂。うっすら青白いお湯がなみなみと。

蔵王 おおみや旅館 温泉

ジャンジャン静かに注がれる湯口には白い湯の花がべったり。触ると手に付着します。レモンのようなフルーティさもある酸味の強いお湯。

蔵王 おおみや旅館 温泉

丸い浴槽には美しい波状紋が。なんだか足をいれるのがもったいないほど。浴室の背後は石垣なので眺望はありません。

蔵王 おおみや旅館 温泉 玉子湯

足を入れるとたまっていた湯の華がもわっと。

蔵王 おおみや旅館 温泉

洗い場は4カ所ほど。なにぶん洗い場がせまく湯船にお湯が飛んでくるほど。混雑時はちょっときびしい湯小屋。

蔵王 おおみや旅館 温泉

すぐお隣に石垣とよしずで囲われた露天風呂。冬場は閉鎖なので温かい時期だけの特典露天。

蔵王 おおみや旅館 温泉

べっとりと白ぬりされたような樋をつたって湯もみされて適温になり流れ落ちてくる温泉、源泉露天風呂。石垣から湧いた源泉を直接ひいているとか。この白色は全くとれない、手につきません。

蔵王 おおみや旅館 温泉

思っていたよりも白濁していないような。日により違う範疇なのか、加水しているためなのかはよくわかりません。

源泉風呂・泡風呂・露天風呂

19時まで女湯、その後清掃を経て男湯に。

脱衣所はやはり小さめ。

蔵王 おおみや旅館 温泉

洗い場も4箇所程、湯船二つ。こちらの浴室も決して広くはない。手前源泉風呂、奥が泡風呂、ちょっと濁り加減も異なる。

蔵王 おおみや旅館 温泉

石垣から流れ込むまさに源泉かけ流し風呂。ここは白濁が強い。

蔵王 おおみや旅館 温泉

入りやすい温度になった温泉は心地よく、pH低いのにきしむこともなく肌触りも良くたしかにいいお湯、評判がいいのもうなづけます。

でも、狭い。洗い場と湯船も非常に近いし、脱衣場も狭いのですれ違うのも大変。小さい浴槽でいいお湯なのはウェルカムですが、客室数32(定員131名)の浴室としては小さすぎます。温泉付きの客室もないので全員が利用するわけですし。印象としては客室数10のお宿にある湯小屋・湯船といったところでしょうか。もう一つくらい湯船があればなあ…。

現地ではホテルHPの温泉写真とのギャップを感じてしまうのは仕方ないところですが、オフシーズンで満室ではないはずだけど、やはり混雑をさけるのに何度も脱衣籠をのぞき、時間をずらす必要がありました。ハイシーズンで満室だとどうなっちゃうの?という気も。個人的には混んでいる湯が嫌いなのでとくにそういった目線・評価ですが、Googleの口コミを見ても狭さに言及しているヒトの方が稀ですから完全に好み次第ですね。

温泉分析表から

源泉名 近江屋一号 (平成26年6月)
泉質 酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(低張性酸性高温泉)
泉温 51.7℃
湧出量 ?
pH 2.0
溶存物質 2375mg/kg

源泉名 近江屋二号 (平成24年8月)
泉質 酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(低張性酸性高温泉)
泉温 53.3℃
湧出量 ?
pH 1.9
溶存物質 2634mg/kg

感想 いいお湯なのに狭い・小さい

事前に見ていたクチコミのが高評価なものが多かったので期待していた分、湯殿の小ささやスタッフの対応など気になり、リーズナブルなプランで宿泊したのに辛口になってしまいます。

内湯が混んでいた時間帯に公衆浴場に行ってみようと思い、フロントで入浴券お願いしたところ一枚しかもらえず。三カ所巡りたいことを伝えると「どこも同じ造りですけどっ」と不承不承といった感じに券を追加で渡されたのも悲しかった。「ぜんぜん同じじゃないんですけど~」と外湯につかりながらため息です。宿泊してだいぶ日がたつのになんだかなあ、という気分が変わらないので正直に書いてしまいます。はずれスタッフだったと思いたいけど、この宿よりお安かった寒河江シンフォニーホテルの方がウン倍も感じよかったので尚更。

浴室が小さいためかグループホテルや公衆浴場の湯めぐりが無料でできるということになっていますが、そこそこの料金をだして宿にずぼっとおさまって、温泉三昧したい人は要注意。特にハイシーズンは金額の割に…になる可能性もありです。一方でスキー宿として寝るだけなら気にならないかもしれません。もしくは上質温泉のついたビジホと思えば…ってそれも違うような。温泉しっぽり目当ての方は、空いている日を狙いましょう!〈宿泊2021年9月〉

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です