八塩温泉に行ってみよう
暑い真夏、というか熱いという漢字がふさわしいほどの気候の中、鉱泉の源泉風呂があるというこちらの神水館に魅かれ行ってみることに。日帰り入浴を受け付けていない温泉だから混雑もしてなさそう。ただ、あまりクチコミもないので不安もありましたが、宿泊はもう不安的中で…。まあどうしても辛口になってしまいます。
八塩温泉 神水館
【住所】 群馬県藤岡市浄法寺6番地
【TEL】0274-52-2641
このゲートを入って左に駐車場
車を置いて敷地をすすむと、昭和28年築のリッパな建物が目に入ります。正面が本館、右が別館。写真には写っていませんがお食事処は本館の左の方に位置しています。
玄関には日本秘湯を守る会の提灯も。猛暑の中、入口には打ち水もしてあります。
こんにちは~と入口をくぐったのがチェックイン時間15時の10分前、「客室への案内は15時からです」とのことでしばしこちらのロビーで待ちます。厳密スタイル。ロビー周りは改装してあり快適、このお宿でいちばん清潔感のあるエリア、冷房もよく効いています。ガラスの向こうに庭園の緑、その先には深いグリーンをした神流川が見えて清々しい。
館内図 本館と別館それぞれに客室があります。
タカラビールの宣伝ミラー。1967年に宝はビール事業から撤退しているのですでに50歳以上の鏡。
客室 トイレ付き8畳和室だったけど…
Webから夏得プラン・和室8畳トイレ付を予約、朝夕2食付き、二名宿泊で14,520円/人+入湯税。同時期のノーマルプランよりも約2割引きでお得みたいです。
古い趣のある館内のらせん状の階段をのぼって別館2階の客室階へ。客室までは東南アジア出身と思われる仲居さんが案内してくれます。
各客室の前に格子戸があり、そこに鍵をかけるスタイル。
案内された客室は8畳の和室と広縁のようだけど椅子もないスペース。
反対側、踏み込みの方には洗面台・トイレ。全体的に古い客室だけど、水回りはリフォームされておりキレイ。
お茶菓子はくるみゆべし。コロナ禍にはめずらしく、仲居さんがお茶まで入れてくれました。
温泉タオルは無地ですが色付き。もう一枚は緑でした。
客室に通された時から「ウッ、暑いな」という感じで耐えること1時間以上、エアコンフルパワーにしても全く冷えず恐怖の30℃キープ。送風口の風も冷たさなく、これただの送風なんじゃない?という生ぬるい風のみで汗だくに。なにかの罰ゲーム?の状況。
ここは群馬と言えど、暑さ日本一エリア熊谷のご近所で夜間の涼しさも期待ゼロ。このまま夜を迎えて熱中症で倒れるわけにもいかない。こういう時、ツレはなにも言いださない。こちらが先鋒となって立ち向かうのを待っていてずるいけどここで息絶える図がちらほら眼前に浮かぶのでどうにかしましょう。
そんなわけでエアコン点検お願いすべく電話で依頼しました。折り返しかかってきた電話で、別の客室用意するので移ってほしいとのこと。
タオルも全て持って行ってくれとのことで荷物やタオルを自分で両手に抱え、迎えに来た仲居さんについていき移動した客室がこちら。本館2階の14畳ほどの広々和室。
まだエアコンonにしたばかりで客室は冷えてないけど、「じきに冷えます」とのこと。確かに送風口からはちゃんと冷気。当初は暑かった部屋も1時間たつとやっと29度ほどを示しなんとか冷えてきましたが、部屋の広さにエアコンのパワーが見合っていないので時間がかかります。
畳替えしてないし、くたびれ感漂う~。
広遠の横にあるユニットバス。ウォシュレットは設置済みだけど古いままでリフォームされておらず、このトイレよりは共用トイレの方が快適という哀しい状況。扉もしっかり閉まらないし。
普段使っていない部屋なのかエアコンや脇息(肘掛)も埃が…、気になってしまいます。ランクダウンだよね、これ、とツレとつぶやく。詳細は省きますが虫と戦ったりとさんざんな一夜を過ごし…。
客室を交換する連絡は電話でしたが、その後に女将さんと会っても一切その点についての挨拶・コメントなくスルー。なんだかなあ、ですよ。トラブル対応って大切だと思うんですけどね。
というわけで客室だけであれこれ長くなったのでとりあえず温泉(鉱泉ですが)♨へ
八塩温泉 神水館 宿泊記②貴重な鉱泉源泉槽につかってみる~温泉編【群馬】