Eifman Ballet Anna Karenina
「ロダン」に魅了されたエイフマン・バレエ。他の演目も見てみたい、いや、どうしようと迷った結果、欲に負けて観に行ってしまいました。直前まで券が残っていたため誘惑されてしまった。
座席からの見え方 3階R1列目
サイド席は以前2列目あたりで利用した時にとても見づらかった覚えがある。ので1列目なら大丈夫かなということで、三階R1列目中央辺りを選択。もちろんオペラグラス必須。
遮るものもほとんどなく、舞台上手もほとんど見切れなし。そうです。この舞台はオケピを残したままなので、舞台の先端が後方にある。なので3階からでも観やすいのかもしれません。以前別公演で利用した時はオケピをつぶした舞台セット(だったような、あいまい)なのでもっと見づらかった覚えがある。ただ、やはり2列目以降だと段差はしっかりあるものの、前のヒトの座り方によってはものすごく見づらいのは間違いない。
三階R1列目から(↓)。舞台はカーテンの向こう側のみ、なのでほぼ見切れなし。
この席でもやはり音響は悪かった。
上演時間
第一幕 50分/休憩 25分/第二幕 45分
感想
同じ人間とは思えない(というか明らかに同じではない)、容姿と並外れた才能に恵まれた人たちが鍛錬を積み重ねて表現する洗練された舞台。つべこべ言わずに観てよかった、の一言。場面展開のテンポの良さ、わかりやすさ。大作小説をシンプルにした(アンナと男二人のみ)筋書・構成の組み立ての良さ、群舞の迫力とソロ~数人のバレエの差異が際立ってメリハリがついており飽きさせない。主演ダリア・レズニク Daria Reznikの大きな演技、舞台上で一人で舞っていてもまったく小さくないのだ。
机によりかかったアンナが肌色全身タイツ(ユニタードっていうんですか?)になり幻覚のなか群舞(これまた裸にみえる)にもみくちゃにされる様子はまさに狂気の世界。クライマックス、迫り来る列車を性差問わずの集団の踊りで表すのも印象的。圧倒される。
「ロダン」と「アンナ・カレーニナ」という異なる特徴のものを組み合わせた公演で両演目ともに大満足。アンナ・カレーニナの方が古典バレエっぽいのかもしれない。マッタリ感なく個人的にはドハマリ。メイン以外の群舞がおまけでなく緊張感もって重要な役割を担っている構成もよい。
それにしても、なぜ、あんなに席が売れ残っているのか、売り方が悪いのか、不思議だがそのおかげで直前の割引チケットを手に入れることができた(e-plusではA席かB席のどちらになるかわからないけど割引価格で販売という券まで)。でも、もうちょっと売らないと、再来日してくれないんじゃないの?という気が…。また見られる日を楽しみにしておこう。
遠くから見ていても、セルゲイ・ヴォロブーエフSergey Volobuevの手が、手が大きいっ。
【チケット代】特別A席 11,500円→でも当日券として窓口で購入するとやはり13,000円
【パンフレット】1,500円