ラグビーワールドカップ観戦記 at 東京スタジアム 日本vs南アフリカ

Rugby World Cup Japan 2019 RWC東京 準々決勝

アイルランドVSスコットランド戦に引き続きラグビーワールドカップ観戦。グループA一位とグループB二位の対戦のこのカード、グループAからはアイルランドかなあ、日本があがってくればラッキー、と思っていたら運よく日本戦を見られることに。このチケットを手に入れたアイリッシュが前日のアイルランド戦準々決勝との交換を希望しているツイートなどもよく見かけることに。アイルランドが確実に一位通過だと思われていたのでしょう。

初のベスト8、強豪・南アとどんな試合をするのか楽しみに東京スタジアムまで。テレビの解説を聞いていた方がよく理解できる「にわかファン」で詳細はよくわからないけど、生観戦の雰囲気を楽しみに現地へ。というわけで選評などはありません。

京王線飛田給駅~会場:東京スタジアム

利用したことのないこちらの駅、「ひだきゅう?」「ひったきゅう?」というくらい馴染みなく、検索して「とびたきゅう」とわかる。地名は難しい。新宿から向かう京王線内には日本や南アのユニフォームだけでなく、アイルランドのユニフォームも目立つ。

飛田給駅到着、ゲキ混みの改札口を抜ける。帰りはこの駅を避けよう、という決意固まる。

飛田給駅

駅の周囲もワールドカップで盛り上がり

飛田給駅

味の素スタジアムの名称を封印した東京スタジアムへ向かう道、日本戦ということもあり、赤白ユニフォームをまとった人が多い。ウォーリーを探せ!状態がはじまる。

飛田給駅から東京スタジアムへの道

東京スタジアム到着。ウェールズVSフランスの準々決勝戦を近くでパブリックビューイング中。時折り、ウオ―っという歓声があがる。

東京スタジアム RWC

RWC  東京スタジアム

ちなみに各駅停車で帰ってもいいかな、と思っていたので帰路は西調布まで徒歩で移動。歩くのも苦でない距離で駅までも混雑なし、かつ特急が満員なのに比較して座れるので楽ちん。もちろん調布で特急等に乗り換えることも可。

セキュリティチェック 水筒も食品もOK

先日の横浜と同じく、バッグの中を手さぐりチェック、水筒も一口飲んでOK。その後、金属チェックをざざっとされたらチケットかざして入場。大会当初と異なり、食べ物の持ち込み可になったのでその点もおとがめなしで通過。

給水所はどこ? 二か所、しかも見つけづらい

給水所は二か所だけ。あの大きな会場の端と端、しかも少しはなれた場所にあるので、そこまで行くのも大変。どなたかスタッフに聞かないとわかりません。そのせいもあってか給水所に立ち寄る人も少な目。その点、横浜スタジアムの方が6階のわかりやすい場所にあったかも。ちなみにM1の近くとその反対側にあり。

RWC  給水所

大会パンフレット 1,500円

一週間前に決まったこの対戦、考えてみたら当たり前だけどそれ以降に編纂・製本されているパンフレット。ちゃんと数日前に発表された先発メンバーも記載され、前回までの試合経過も反映されている。会長の挨拶なんて、当然使いまわしかと思いきや台風19号被害者に対する哀悼の言葉も記してあり、決勝トーナメントバージョンといった感じ(プールステージでは購入しなかったので詳細不明)。高いっ!とは思ったけど手間を考えたら1,000円は仕方あるまい、失礼しました。記事は英語&日本語。ただし、総ページの約1/4は宣伝。

RWC 日本vs南ア パンフレット

3-26 南アフリカの勝利   さよならリーチ主将

東京スタジアムのUpper floor、最も安いカテゴリーでその中でも天井にも近い位の席なので、選手はとっても小さい。屋根はしっかりかぶり、背後はガラス窓でふさがれているので雨が降っても問題なさそうな反面、風通りは悪い。赤白ジャージの日本人が多くいる中、南アフリカはもちろんのことアイルランドジャージも頻繁に見かける。アイルランド一位通過を期待しただけでなく、そもそも多くの試合を楽しもうというアイリッシュも多そう。

すっかり暗くなり、19時15分キックオフの東京スタジアム、当日の観客数48,831人。ゴールポストへキックをするたびに炎があがる仕掛け。

RWC 東京スタジアム

前半3-5点で折り返し、後半での奮闘を期待したけど、南アフリカの壁、壁が阻み跳ね返す。先へ進ませてくれない。残念ながら負けてしまったけど熱戦でした。

南アに圧倒されてしまったこの試合、死力を尽くして最後の最後まで熱く体を張る両チームの選手たち。日本攻勢の時には盛り上がる応援も、後半になると消退気味でどんより、しーんとすることも。そんな時にアイルランドや日本のユニフォームを着たアイルランド人?と思われる数人が立ち上がり「ニッポン、チャチャチャ!」と呼びかける。本来なら劣勢の時にこそ必要な応援ができない日本人を盛り上げるアイリッシュ(と勝手に思っている)、すごいなあ、感謝、感謝。Thank you!

リーチがボールを持つと「リーチ!」と声があがっていた。みなさんよく見えるのね。お疲れさまでした。

RWC日本VS南ア リーチ・マイケル

感想

一か月、熱戦で日本、ワールドカップを盛り上げたジェイミー・ジャパン、ブレイブ・ブロッサムズ。目標としていた予選リーグ突破・ベスト8を達成できたのは素晴らしいけど、この試合を最後にこのメンバーの試合はおしまいというのは、なんとも寂しい。アジア初のW杯ということで、やはり時差なく楽しめるのもこれだけ応援・盛り上がった要因だけど、次回のフランス大会でも同じように盛り上がること期待。熱するのも覚めるのも早い日本人だけに懸念されるけど。

湿気や台風をとやかく言われた今回の大会。いまさら気候のことを言われても、ねえっ、て感じだが、選手も観客もそれ以外の部分に少しでも満足して、また日本でやってもいいかも、って思ってもらえたのなら20年後、30年後の開催もある?かも。期待したい。

日本チームの試合はもう見られないが、残りの準々決勝~決勝の4試合を楽しみたい。憎たらしいくらい活躍していたファフ・デクラークFaf de Klerk選手がさらに髪をなびかせて、南アが躍進するところが見られるだろうか。急遽地上波でもやることになったとか。エッ、やらない予定だった?とかいうのが驚き。せっかく時差なし放映・観戦できるというのに。ただ単に日本シリーズがあっけなく終わってしまい枠が空いたということなのだろうか。プール戦もほとんどやっていなかた本大会、そのへんのところが日本の課題でしょうか。

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