矢野顕子 さとがえる2019コンサート at NHKホール

矢野顕子  さとがえる  2019コンサート  NHKホール

一度は見てみたいと思っていた矢野顕子コンサート。今回予定が合い足を運ぶことができた。近くの代々木体育館ではyazawaのコンサート開催中。NHKホールのすぐそば代々木公園ケヤキ並木は青のイルミネーションイベント中、休日とあって大混雑。渋谷界隈の賑わいのため、みな到着するのに時間がかかったのか、チケットもぎりの入口は大行列。

NHKホール

矢野顕子 さとがえるツアー2019 NHKホール

NHKホール 2階座席からの見え方

座席など選べず割り当てあられた2階席のセンター。座席は互い違いのないタイプ、傾斜はしっかりあるけれど見下ろす姿勢になるぶん、前の席の体格に大きく左右される感じ。サイド席の方が観やすそう。もちろオペラグラス持参で。

NHKホールはロビーが広くて、座る場所もしっかりあるのでホールとしては悪くない。

感想 小田和正スペシャルゲストって

当日になりチェックしてみると、なんとスペシャルゲスト小田和正。期せずしてあっこちゃんと小田さんのコラボを聴けるとになるという幸運。

ぬるんっとした微笑ましい感じで始まる、あっこちゃん+バンドの演奏。だいたい1時間。

20分の休憩ののち、衣装替え、そして小田和正登場。二人のトークはなんとなく遠慮がちで、間が合わない感じもある不思議な空気。若かりしころ、複数のバンドがでるステージで演奏中に「甲斐バンドまだあ?」と観客が話すのが聞こえた話や、「次が最後です」と言ったら拍手をもらった話なども。パフォーマンスが始まるとすばらしい共演、まずは『中央線』で聴かせてくれる。その次は「今日は小田さんにジェームス・テイラーになってもらいます」で『You’ve got a friend』を熱演。

小田さんがひっこむと、再度バンドメンバー登場。物販(ラーメンどんぶりetc.)紹介しつつ、最後の『ラーメン食べたい』まで演奏が続く。ラストまでスタンディングする人もなく、座ったまま堪能することのできるライブ、音楽会。声と一緒に幸せを分け与えているような笑顔でライブが続く。20分の休憩をはさんで計3時間ほど、はじめてみた矢野顕子ライブは、彼女がほんとうに心から楽しそうに演奏しているのが見えたことが印象深い。

人の曲も矢野顕子調ですっかり自分のものに。カバーする際の曲選びを小田さんに尋ねられ「自分が使わない言葉がでてくると、歌わない」といった返答も。彼女にとって歌詞がとても重要なのでしょう。

自分にとっては若いころはいまいち苦手な雰囲気の矢野顕子も、年をとるにしたがってしっくりする感じがしてくる。声量で聴かせる歌手ではないけど、独特の世界観をもち、心地よい声にさらりとひいてしまうピアノテクニック。アルバムを聞いたことはないけど、ちょこちょこっとどこかで耳に挟んだ曲はいくつもあり心地よい時間だった。

【チケット代】7,700円
【バンドメンバー】小原礼(b)/佐橋佳幸(g)/林立夫(ds)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です